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罪と罰は遺伝しますか?

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有り難し有り難し 15

ご無沙汰しております。
色々なことがありました。煩悩も増えてしまったので相談させて頂きます。

恋人は後天性の難病持ちで、先日初めて症状を目にして、何も出来ない歯痒さとパニックから卒倒してしまいました。

母に話したら「よくそんな人と付き合えるね、私だったら絶対無理」とか「自分のことを責められると弱いくせに他人の弱さは支えられるんだね」とか「親が悪いことしたから難病になったんじゃないの」などと言われました。

親の罪や業が、子に反映されることはあるのでしょうか?

どちらにしても私は彼をこれからも支えていきたいと思っていて、恋人を悪く言われたことが不愉快で、訂正して謝らせても同じようなことを言ってくるのです。

恋人と付き合っていくにあたり、母の差別・偏見という不安要素が増えてしまって悲しいです。

不安要素を乗り越えるためのご助言も頂けたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

2018年12月18日 22:44

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過ぎし世のいかなる罪の...

仏教では「業(ごう)」という因縁を用い、過去の積み上げた善悪が現在に事を成しているともいえますが、あくまでも正解とも不正解ともいえないのであります。

遺伝子があるように、ハゲる家系は基本皆、ハゲてることが多いです。
私たち僧侶はハゲてるのかハゲていないのかさえも分からないですが。

明治時代から昭和にかけて70年の人生を送られた「中村久子さん」という手足が不自由な方がおられました。
その方は、不自由にも関わらず他人に頼らず子育てにお金さえも自分で養うほど芯の強いお方でした。当初の仕事は見世物小屋で不自由な体を見せることで収入を得、後々作家となり有名なヘレンケラーが来日されたときには、本人から讃えられている尊大な方です。

この中村久子さんは、とても仏教に信心深い方でした。この不自由な身体に生まれたことを詩でこのように表しています。

「過ぎし世の、いかなる罪の報いぞや、合わす手もなき、我ぞ悲しき」

と、言っています。私がこのような身体に生まれたのは、過去に作った業が現在でこうなって生まれてきているのだ。しかし、合掌する手もなく悲しい。

心の中で合掌をされておられました。

お母様がおっしゃっているのは、先祖から受け継がれた先入観がそうしているのであり、信心深いお方のお一人でもあります。

この中村久子さんの話しをしたから、どうなる訳でもありませんが、正確でも不正解でもないというお母様の返答だということを感じてもらうことであります。

また、難病を持つ彼氏様を好きであり、大切に思える人を生んでくれたのはお母様であります。親は我が子に苦労してもらいたくないという願いがあります。しかし、大人になった今、無理強いに押し付けて反対をしては、亀裂が入る恐れもあることを察知されているのかも知れません。

また、血縁であるお母様も心のどこかで、やはり娘だと感じていることが強いかも知れません。お母様自身も若い頃には、類似する経験から私にそっくりな心(慈悲)を持っている。優しい子に育って良かったとも思っているでしょう。しかし、貴方には苦労をして欲しくないという親の思いもあることは確かでもあります。

違う観点から、お母様とお話しをすれば応援してくれる環境に変化する場合もあります。そうなれば、彼の先行く未来の不安も少しは楽になっていくことと感じ入ります。

合掌

2018年12月19日 6:47
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有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...

ゆうどく様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お母様の無理解、誠におつらいことでございます・・

医療も日進月歩、有効な治療により、彼氏さんの難病が、どうか良くなりますようにと、お祈りさせて頂きます。

親子であっても、彼氏さんであっても、まあ、同じではなく、違うそれぞれの身体、心であります。

よって、基本的には違う者の業を自分が負うことはありません。自分の業は自分の業であり、誰の業でもありません。異なる心相続はそれぞれに連続してゆくのであります。

ただ、共業(ぐうごう)という集団の業を扱うことがあるため、ある面では全く関係ないということもないのではありますが、あくまでも自分の業の範囲の中において共業の作用も含まれてくるところになると(私見としては)考えます。

とにかく、業の問題は、非常に複雑で難しいのは確かです。

また、今世だけのことで捉えることもできませんし、今世の状態だけで判断することもできないものであります。

まあ、過去の業については、あれこれ考えても変えようのないものであり、それよりも、これからの業をどうより善くに調えていくかということを考えて参りたいところとなります。

そのための教えが仏教でもあるのであります。どのように業をより善くに調えていくべきであるのか、是非、仏教から学んで頂けましたらと存じます。

お母様のことは、やはり、こう思ってほしい、こうしてほしいという親子としてのそれぞれの期待の交錯があるのだとは思います。強く言ってもなかなか理解してくれない、考え方を変えてくれないのであれば、それはそれで仕方がないとして、期待するのを諦めるのも一つです。

親子であるならば、という前提なしにて付き合ってゆくのであります。

川口英俊 合掌

2018年12月19日 15:33
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有り難し
おきもち

川口 英俊
「僧侶は、悩む人に正しいくすりを調剤できる薬剤師であれ」 http:...

質問者からのお礼

業について様々な考えを聞く事ができ、参考になりました。

法源 さま
ご回答ありがとうございます。
中村久子さん、とてもすばらしい女性ですね。
もし自分が彼女の立場になったら、心が折れたり親を恨んでしまいそうです…

母が彼にきつく当たるのは、仰るように私への想いもあるのだと察することができるものの
やはり『彼への否定』は『彼を愛する私への否定』のように感じてしまうのです。
一応「応援はする」と言っていますが、愚痴や小言がちらほらと…

うまく折り合いをつけていきたいです。

川口 英俊 さま
ご回答と、労りのお言葉ありがとうございます。
あらゆる難病の特効薬が完成しますように。

業が遺伝しないと考えても、一概にそうとも言い切れないのですね。

母に「どうしてそんな(難病の)男を好きになったんだ」と言われても、好きなんだから仕方ないと言う他なく。
より良い未来のため、業を調えることを意識していきたいです。

「不幸・悪・不運が続く」問答一覧

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こんばんは。 4年ほど前にもお世話になりました。 今回は「生まれた時から不幸は死ぬまで不幸か?」という質問です。 私は母親に小さな頃から、先ほどの言葉を何度も何度も言われてきました。 幼い頃、若い頃は「そんな事はない。幸せになれる。」と思ってました。 しかし、年齢を重ねるにつれて、母親に言われてきた事は、そうかもしれないと思うようになりました。 というのは、義妹は公務員と結婚して、専業主婦でいられる。一生お金に困る事はありません。長男の嫁だけれど、嫁ぎ先からの縛りはなく、実家の家近くに家を建てます。義妹の義母はすぐに他界し気をつかう相手はいません。義妹の母は元気で、実家に入り浸り「あんた、これやっといて」とか、甘え放題。義弟嫁も、次男の嫁ということで縛りはなく、お気楽です。家も実家にお金を出してもらってローン無しです。二人とも末っ子で親からも兄弟からも可愛がられています。 私はといえば、母は高齢出産で幼い頃からイジメの対象でした。親は病気で寝たきり、一番助けて欲しかった育児の時は、逆に介護。甘える相手も場所もありません。父親はゴミ屋敷に住んでます。実家に帰るのも安心して帰れません。夫は親と自営してます。綱渡りの人生です。私が正社員で働かないとやっていけません。家を建てるのに親からの援助もありません。長男だからといって、敷地内同居強いられました。ローンは自分持ちです。義母からは義妹、義弟嫁とは差をつけた態度をとられます。 子どもも3人授かって幸せだなぁ。などと健康で働ける事は幸せ。毎日皆元気で帰ってきてくれる。と幸せをたくさん見つけようとします。しかし、目の前には、いつも義妹がいて、私が持っているものは当たり前にもっていて、私が持ってなくて、欲しかったものもたくさん持っています。見たくなくても見えてしまいます。義妹が特に眩しいです。 親の言ったとおり、「幸せな子は生まれた時から幸せ。不幸(苦労する)な子は一生不幸(苦労する)」なんだなぁと…義妹の姿を見ると思います。 そんな風に思う自分だから不幸なんだよ。今持っている幸せに感謝できないから不幸なんだ。人と比べるから不幸なんだ。と思います。 そして、ふと、母と似た人生だなぁと感じます。私には苦労ばかりの人生にならないか不安です。 よろしくお願いします。

有り難し有り難し 19
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人の幸せは平等なのか

自分や自分のまわりばかり不運なことばかり起こる気がして、すごく憂鬱です。死にたいです。 最近よく考えるのですが、人の幸せは平等なのでしょうか。 よく、プラスマイナスゼロとか、今は悪いから次は良いことがあるよ、とか言いますがそれって本当かなあって思うんです。 例えば事故などではやく亡くなる方などの多くはふつうに生活を送ってきた方だと思うのですが、なぜなにも悪いことをしていないのにそのようなことになってしまうのか。もっと生きることが出来たはずなのに。 また、よく"〜になることを考えたらまだまし"などよく言いますが、そもそもその比べられた対象の状態に陥っている人がいるはずなのに、その人よりはましなどと考えることが失礼にあたる気がするんです。そうやって心の安定を保つことはどうなのでしょうか。 私の弟も今不安定な状態で、親の育て方が悪いために今こんな状態なんだと反抗することもあれば、ふつうに落ち着いて話をすることもできたりします。精神科にも親と通っていて先生に話をすることができているようです。(親のことは相変わらず悪くいうようですが) 働く意欲もあるみたいなのですが、これからの家族のいく末にすごく不安があります。 弟がまた間違いを起こさないだろうか。両親は大丈夫だろうか。 離れて暮らしていると悪い想像ばかりします。いつこの地獄から抜け出せるか(私にとってはすごく今つらいのです)。 弟を信じ、親を信じていくしかないのでしょうが。考えることに疲れてしまいました。今はなんとか仕事できていますが、ふと泣きそうになります。 死にたいです。 ぐちゃぐちゃですみません。

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自分が人より不幸に感じてしまいます

夜分遅くに失礼致します。 いつも皆さんの回答を拝見しております。 今まで見る専門だったのですが、最近滅入ってしまい、勇気を出して初めて質問させて頂きます。 感情が高ぶっている為、支離滅裂になっていたらすみません。 私は幼稚園生の頃、両親が離婚し母子家庭で育ちました。(姉が一人います) 母親は暴力を振るう人でしたが、それでも当時は大好きでした。 高学年の頃、母親が癌になりました。 当時中学生の姉と二人で看病をすることになりましたが、家事も全て二人でやらなければならず、薬で錯乱していたり衰弱していく母を見ていくうちに精神的に参ってしまい不登校になってしまいました。 母親のオムツを小学生の私が換えたショックを今でも覚えています。 学校の先生は理解してくれず、学校に来いとしか言いませんでした。 (ちなみに不登校になったのは、先が長くない母と少しでも自宅で長く一緒にいたいというのもありました) そして看病の甲斐も虚しく中1の頃に母親が亡くなり、元お父さんに引き取られました。 ですが何年も会っていなかった父ですし、母親から父の悪口ばかり聞かされていたので心を開くことができませんでした。 父方の祖父母からはなんで学校に行かないんだと毎日説教されました。 現在も関係があまりよくなく、よっぽどの事が無い限り実家には帰れていません。 一緒に支え合ってきた姉は現在A◯女優をやっています。 それもとてもショックでした。 私は人類が平等とは思えないのです。 みんな言わないだけで苦労してるんだと今まで思おうとしていましたが、私の周りの子は実家暮らしで両親から愛され、自分に自信があってコミュニケーション能力も私の何倍もあります。 仕事でも上司が他社に訴えられてそれに巻き込まれたり、同期二人が職場に来なくなってしまい3人分の仕事をやる羽目になったり踏んだり蹴ったりです。 今まで人の倍頑張ろうと努力してきましたが生きる気力が無くなってしまいました。 私の考えが甘いのは重々承知です。 私より苦労されてる方もたくさんいると思います。 ですがこのまま頑張って生きて私が報われる日がくるのでしょうか。 私は疫病神なのでしょうか。 わがままかもしれませんが精神的に限界のため厳しいお言葉はなるべくご容赦頂けますと幸いです。 長く意味不明な文章ですみません。

有り難し有り難し 4
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悪いことばかり続いています

新築の現在の家に住み始めて1年半。悪いことばかり続いています。 はじめは家の設計ミスが発覚したり出入り業者に床に傷をつけられたり、子どもが何針か縫うケガをしたりと小さなことが多かったのですが、今は一歳の子どもが慢性疾患で毎日苦しんでおり、それにより夫婦の意見のすれ違いが増え、上の子も荒れてしまい、離婚の話も出ており、両家両親とも不仲に。これ以外にも書ききれないことがたくさんあります。 神社で調べてもらうと、地相家相に加え、引っ越した時期と方位が最悪だったとのこと。全て断ちきるためには時期と方位を選び再度引っ越すのが一番とのことですが、せっかく建てたマイホーム、正直手放したくありませんし、手放すのは厳しいです。 もともとはとても幸せな家族でした。現在の家に住み始め、いろいろなことが起こり、子どもの病気が発覚し、ひどくなってしまい、特にそのあたりから急に家と家族が崩壊の一路をたどっています。もとの仲良しで幸せだった家族と生活に戻りたいです。幸いなことにこれは家族全員同じ考えです。 毎日何のために生きているのか分かりません。子どもたちがいるから死ぬことはできない、それだけです。辛くて辛くて、将来の希望どころか明日も何も見えません。一体どうしたらもとの家族と生活に戻れるのでしょうか。お坊さんのお考えをお聞かせください。

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