母に就職先を断れと迫られている
せっかく決めた就職先を、今は運が悪いから断れと母に迫られています。
昨日、家の前で鳩がカラスに食べられていました。それも不吉な予兆だと言われました。前職の時と同じ事になるぞとも脅されています(前職は業績悪化で実質全員解雇のような形になりました。)
1ヶ月も前から約束していたのだから、自分の信じる新興宗教の行事に参加しろといいます。それは平日の昼間なので、仕事を始めたら当然出席出来ません。
今日も朝、手紙が置いてあり、そのように書いてありました。
お坊さんは占い師ではないとは承知しておりますが、もし運勢が観れる方がいらっしゃったらみていただきたいと思います。
また、占いを信じないとしても、この就職を棒にふれば家庭が丸く収まるのかと心が揺れる自分もいます。
しかし、もう契約書にサインもし、年末に顔あわせも済んでおり、新しい職場の人はとてもいい人そうで、給料も前職より多少あがり、仕事もやりがいがありそうです。
来週には仕事が始まってしまいます。
お正月ずっと暗い気持ちで悩み続けるのもつらいです。
お忙しいとは思いますがアドバイスをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の未来は自分で切り開く!!
過去の質問も含めて読ませていただきました。
お母様のことに関して色々と悩んでおられるのですね。
さて、過去の質問も含めて読ませていただきますと、水晶さんは必要以上にお母様の顔色を伺っておられるように思います。
大切な事は、「自分の未来は自分で責任を持って切り開く」ということです。親というのは、自分を生んでくれたとても恩のある存在ですが、自分が死ぬまで面倒を見てくれるわけではありません。順番でいくなら、自分より先に親は亡くなってしまいますし、身体だってどんどん衰えていきます。
ですので、上手に親離れして、自分の人生は自分で選び取って進んでいかなければなりません。本当なら、親が上手に子離れしてくれればいいのですが、それが叶わないときは上手に親離れできるよう工夫しなければなりません。
親離れするというのは、親を見捨てると言うことではなく、親への依存心を上手に調節するということです。
今回のことでいうなら、母親が不吉だといっても、「私が選んできて私がここに勤めたいと思ってるんだ。私の人生だから、私が切り開いていく」と突っぱねることは出来るのではないでしょうか。
もし、水晶さんがおっしゃるように、お母さんの言うとおり就職を棒に振ればその場は丸く収まるかもしれませんが、お母さんは次々と色んな要求をしてきますよ!そして、水晶さんは「お母さんの言うことを聞いたがために、私の人生はぐちゃぐちゃになった」と恨む日が必ず来るでしょう。
そして新興宗教に関してですが、水晶さんがその宗教を信じたいというのであれば、色々と都合を付けて行事に参加してみる工夫をしてみたらいかがでしょうか。
しかし、宗教とは自分の人生に大きな影響を与えるものです。『自分は「何だか怪しいな」と思っているのに、お母さんが言うから・・・』くらいの気持ちならやめておいた方が良いでしょう。
何にせよ水晶さんが、自分で決めて、自分の人生を歩まなければなりません。両親への恩は忘れずに、上手に親離れできるように考えてみて下さい!
最後に、運勢や占いというのは気休めに過ぎません。「運勢が良い!」と言われて気分が良くなり、色んな事に前向きに取り組めるのなら、その意味において占いも役に立つのでしょう。その程度ですので、あまり重要視せずに自分の意思を大切にして下さい!
何か少しでも参考にしていただければありがたく思います。
運勢よりも、しっかりとした情報で判断を
迷信に執着する心も「煩悩」の一種です。
煩悩は、悩み苦しみの原因になる感情です。
お母さんは、長年、意味のない迷信のために怒ったりイライラしたり、ストレスを感じて生活しているのかもしれません。
あなたは、お母さんのようにならないようにしましょう。
運勢とか占いとかにこだわるのは煩悩だと、冷静に気付く智慧(ちえ)が、人生のストレスを減らしてくれます。
くじびきや占いなどを、ゲームやレジャー感覚で楽しむ程度なら良いですが。
お坊さんは予言者ではないので、新しい就職先がどんな職場かはわかりませんが、運勢とかではなく、しっかりとした情報を集めないと判断は難しいでしょう。
ただ、私は、職場選びも「人と人」の出会いだと思います。
職場の人が「あなたを欲しい」と思ってくださったのなら、それに応えるのも一つの生き方ではないでしょうか。
(今の就活はそんな古い考え方ではないのかもしれませんが。)
質問者からのお礼
藤川誠海様
願誉浄史様
ご回答ありがとうございます。
結局のところ私は占いでもなんでも良いので誰かに背中を押して欲しかったのだと思います。
かといってこれまでの人生、母親の言う通りにしてきたかといえば、社会人になってからは母に反対されても全て自分で選んできましたし、人間関係には恵まれそれなりに楽しい人生でした。しかしその自分で選択した人生にも100%納得しているかと思えば、悩みや後悔は常にあります。
それをこうした節目ごとに母に抉られ過去までも全否定した言い方をされるので、その度に落ち込んでおりました。
今、気持ちは自分の決めた就職をする事で固まっています。
母にはまた1〜2週間は家でも顔も合わさず無視されるでしょうが、覚悟します。
お互いのためにもやはり物理的に距離を置いたほうがいいのではないだろうかとも思っています。
仕事が安定したら1人暮らしを現実的に検討したいと思います。