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祖父の死について(あまり立ち直れていません)

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昨年の1月に母方の祖父を、9月に父方の祖母を亡くしました。
どちらも本州なので遠隔地ではありましたが葬儀には無事いけました。

今月、母方の祖父のほうの一周忌の法要がありました。幼い頃は本州に住んでいたため、祖父母の家へよく遊びにいきましたし、とても可愛がってくれていたのを覚えています。就職した時もとても喜んでくれて、電話もしてくれました。
葬儀の時はショックすぎたのか、あまり泣けませんでした。冷たい人間かと思われるかもしれませんが、葬儀や法要といった場は緊張してしまいうまく感情が出せないです。火葬・収骨の時はなんかテレビドラマを見ているようでした。

葬儀ではロクに泣かなかったくせに、今現在、一人になったり気が抜けるとすごい泣いてしまいます。昨日法要が終わってすぐ飛行機で北海道に帰り、両親が暮らす札幌にいたのですが、昨日はずっと泣いてて頭が痛くなりました。

今年は転職をしようかな、と考えていたこともあり、考え事が重なってしまったのかもしれません。
それに向けて予定を立てていましたが、まともに考えることができず予定をキャンセルしてしまいました。

1年も経つというか、だいぶ時間が経ったと思ったのに未だに辛くてたまりません、むしろ1年経って実感したのかもしれません。いつまでも泣いてばかりで亡くなった祖父にも申し訳ないです。
落ち込んで頑張れない、弱い自分が嫌になります。それでも勝手に涙がでてくるし、何かやろう!と思っても気が乗らないです。それでまた自己嫌悪に陥ってしまいます。

だめな状態の自分をなんだか許せないです。情けなくなってしまいます。
受け入れるべきなんでしょうけど…。

やはり家族や話せる人に話した方が良いのでしょうか。一人でずっと抱え込んでいるのは良くないなと感じてます。
1年経ってようやく実感が湧いて落ち込んでるのは、おかしいことでしょうか。
ただ、母には遠慮してしまいます。
母も父親である祖父を失って私よりもっと辛いんだろうと思うとどうも二の足を踏んでしまいます。

気持ちの整理の方法や元気になる方法などありましたら教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悲しさも嬉しさも分かち合えますよ!

質問読ませていただきました。

大切な方を亡くされて、とても辛い思いをされているのですね。
心中お察しいたします。

さて、人はとても辛い出来事があると、それをしばらく実感できないことがあります。
それは、日常生活とあまりにもかけ離れた出来事だから、心がどう反応して良いかわからずにとまどっているからかもしれません。
もしくは、その辛さをその場で一気に受け止めると心が壊れてしまうから、自然に心をにぶくさせる自己防衛本能かもしれません。
それは「冷たい人間だ」とかそういうことではないので、どうぞ安心して下さい。

1人で抱えて立ち直れないのであれば、どうぞご家族に相談してみて下さいね。
たしかに、お母さんは果実さんより悲しんでおられるかもしれません。しかし、自分と同じ気持ちの人がいることで救われることもあります。また、果実さんの気持ちを率直に伝えることで「お祖父さんのことが好きだったんだ」と、嬉しい気持ちにもなるんではないでしょうか。

家族というのは、とても大切な存在です。そして、色んな事を話すことが出来る家族がいるというのは幸せなことです。
果実さんの悲しさ、嬉しさ、色んなモノを分かち合い、助け合いながら進んでいってください!きっと、たくさんの幸せに包まれた人生を歩んでいけることでしょう!

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落ち込むのは当たり前です

果実さん、はじめまして。質問を拝読いたしました。

果実さんは昨年に母方の祖父と父方の祖母を亡くされたのですね。
寂しくなられたことと思います。お悔やみ申し上げます。

さて、果実さんが1年経ってようやく実感が湧いて落ち込んだり、何かやろうと思っても気が乗らなかったりすることは当たり前のことです。また、お母さまなどご遺族に遠慮してしまうことも当たり前です。

では、どうしたらよいのか。

結論から言うと故人を忘れずにいつまでも思い続けることです。
なるべく、故人との思い出をたくさん考えてください。特に楽しかった思い出がいいですね。そして、お母さまやお父さまと故人の思い出について折に触れて語ってみてください。

果実さんが故人を忘れず思い続けていることがご両親に伝わることで、ご両親の悲しみも少しずつ癒えてくるものです。ご両親の悲しみが癒えてくる様子を見ることで、果実さんも落ち着いてくるものです。

たくさん故人の思い出をシェアしてください。そして、いつまでも故人を忘れずにいてください。故人をいつまでも想い続けることを仏教では供養といいます。

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質問者からのお礼

大変遅くなってしまい、申し訳ありません。
あれから数年たち、だいぶ気持ちも落ち着きました。1年後くらいだったと思いますが、父方の祖母の家を明け渡すことになり家のものを回収に来たのですが、祖母が生前愛用していたものを少しもらうことになりました。家を訪れた時やっぱりさみしい気持ちになりましたが、祖母の話題で持ちきりになり今までより家族と話す機会が増えました。父も母も、ここの返答でいただいた「分かち合うこと」を意識していたのか、「そういえばおじいちゃんはこんな食べ物がすきだった」といった話をたくさんしてくれるようになりました。私も、積極的にそういう話をしていきました(母や父しか知らないこともあるので)。私は特に母方の祖父によく似た部分があるので、参考になったりする部分もありました。
いなくなったことは本当に悲しいけれど、祖父や祖母の死を通して命の重さを上っ面でなく感じることができましたし、残してくれた品々(特に祖母は物を大事に使う人でした)や言葉が今の私を支えてくれていると思います。
お礼をできずにいたこと、大変申し訳ありません。
ありがとうございました。

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