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限界…

回答数回答 3
有り難し有り難し 53

2年程前に婚約破棄され現在無職。
破棄理由は別れの1週間前の出来事。
それは、お寺に嫁ぐ事、結婚式の意向の相違、御両親の介護等…不安に襲われ、私が彼に不機嫌態度をとってしまったことでした。そんな私に彼は戸惑いを感じていたので、その大人気ない態度を反省、謝罪し、不安を伝えました。

が1週間後、やはり許せなかったのでしょう。婚約破棄を話し合い余地も与えられず、一方的に告げられました。

その後、彼は半年も経たない内に結婚。
ずっと消化できずにいた折の先日、彼の幸せそうな姿を目の当たりにし、自分の現実の虚無と憎しみを抱いてしまう自分に絶望を感じています。
あれから間もなく2年…私はあの時に置き去りにされたまま時間だけが過ぎ去ってしまう…限界…


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

結婚したかった。残念だった。でも、ありがとう。

半年後に結婚したという事は彼も急いでいたという事がうかがい知れます。
まず、そこで相手にも事情があったと思ってみましょう。
そして、あなたもお寺に嫁ぐ事、結婚式の意向の相違、御両親の介護に不安を抱えていた。
そこから自由になれたというメリットもあります。
お寺に嫁がなくてよくなり無限の選択肢が増えた。
結婚式も好きにして良い。
相手のご両親の介護はどこの家に行ってもつきものですが、相手の親御さんはその子供が面倒を見るべきもの。
そんな事ですぐ別れてしまう相手だったのであれば、結婚していたとしてもうまくいかなかった可能性大。
それでもあなたの時が止まっている感があるという事は、おそらくあなたは彼と結婚したかった。お寺に入るのは不安だったけど入ってみたかった。彼に受け止めてもらいたかった気持ちが少なからずおありだったのでしょうね。
まず、順番に。
彼と結婚したかったことを自分の中で明かす。でもままならなかったことをしっかり受け止める。
あなたも分かってもらいたかったことがあったでしょうが、彼も、彼の両親とお寺という自分の思い通りにはならないものを抱えていて苦しかった。
出逢いは、学び。磨かれ愛。
失ったものばかりではない。
あなたと彼との交響曲は悲しい響きでしたが、それも壮大な物語。最期は美しく締めくくりましょう。
その締めくくりは感謝であるべきです。
感謝を以って別れれば恨みつらみはありません。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

今日は節目の日。

お寺、、、めんどくさいところですよね。
人を導くべきお寺でリリーさんを傷つけてしまった。
ごめんなさい。

今日は節分。
明日は立春。

何かを始めるには節目の時です。

彼が幸せそうなら、リリーさんにも幸せになる権利はあります。
仕事をして見返しますか。
新たな恋をして見返しますか。

まだまだ人生これからです。
これから良き日でありますようささやかですが念じます。

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有り難し
おきもち

hasunohaに出会えた私は幸せ者です。カニとおろし蕎麦と水ようかんが美味しい地方の町のお寺にいます。人混みは苦手、都会のイルミネーションやサイネージはまぶしすぎる。だけど、ここhasunohaでの対話があるから孤独じゃない。ありがとう。
社会福祉士、公認心理師として社会では働いてます。事業や組織を背負うと言えないこともあるけど、仏教を背負うと語る内容も変わります。悩みがなくても話してみたいときは相談ください

すべて吐き出し、元彼を手放す

元彼のことで、2年経って今も、あなたは手放せないでいるのですね。

2年前に結婚の話がなくなってしまったことは、ショックだったのでしょう。しかし、その時あなたが口にした思いも嘘ではなかったはず。もしかしてそのまま結婚していたら、今頃離婚となっていたかもしれません。
よく考えれば、早めに決断してくれてよかった。

その後あなたは、もう彼を手放さなければなり
ません。あなたもすでに次のスタートを切っているのです。実際はまた別の男性と出会う自由があるのです。次の出会いに向けた行動を起こしてみたらどうでしょう。
どうしても心の中のモヤモヤがあるならそれを言葉で吐き出しスッキリすることも必要です。どなたか聞いてもらえる方はいますか?お友達でも、お坊さんでも、カウンセラーでも、誰か信用できる方にお話ください。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

釋さま
ご回答ありがとうございます。
彼にも導いてくれる事を期待していましたが無理でした。
過去に固執することなく、今出来ることをして、少し先の未来に繋げていきたいと思います。

邦元さま
ご回答ありがとうございます。
考えてみればそうですね。きっと離婚になってたと思います。
僧侶の建前と本当の自分との乖離がある人でしたから。
新たな一歩を踏み出そうと思います。

丹下さま

ご回答ありがとうございます。
別れる時に、これまで優しくしてくれてありがとうと伝えました。
それなのにこんな憎しみの感情を抱くなんて…心は移り気ですね。
近い将来、大らかな心で感謝を持てる自分になれればと思います。

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