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祖母が羨ましくて、妬んでしまいます。

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有り難し有り難し 37

初めまして。
ユミと申します。

早速ですが質問させて下さい。
祖母を妬む…という事はおかしいのでしょうか?

祖母は4人兄妹の真ん中の人で、働き、祖父と出会い祖父と結婚して、お金に困らず専業主婦を
続けて今も健康で生きています。

私には、それがどうしても許せないのです。
私には無かったもの全てを持っているからです。

働いた事もなければ、出会いも無くお金もない。
何より、健康な体じゃない。私の理想体重も祖母で書いていたらキリがないです。

全て失ったのです。失って、失って…取り戻そうとした時には遅く人生の負け組として生きて来ました。

なんて、心の狭い人間なのだろうと母にも相談した事があります。祖母は全て私には持っていない普通を持っていてずるいと。おまけに、こんな体なのは産んだ本人達の貴方が悪いと人間として最低な自分がいました。

正直、もう妬むのに疲れました。
一刻も早く死に向かって毎日を送ると言うのが
私にとっての幸せだと言い聞かせるしか私には幸せがありません。
助けて下さい。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

妬むより感謝でしょう。

私の読解力が間違っていたらすみません。
ユミさんは、まだ10代ですよね。おばあさまは、それなりの年齢ですよね。今の状況で、しかもおばあさまとすべてを比較することには、いささか無理があり過ぎます。
現状で、おばあさまを恨んだり妬んだりすることはいかがなものでしょうか?
ユミさんがおばあさまの年齢になった時、はじめて比較できるのではないでしょうか。
今は、まずはおばあさまがおられて、そして両親がいて、そして自分がいるということに感謝すべきでしょう。妬むより感謝すべきだと思います。
そこから人生の好転が始まると思います。

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今の自分の一生懸命が、自分と周りを輝かせてくれますよ!

質問読ませていただきました。

ユミさんは、思い通りにいかないご自分の身体と正面から向き合いながら、色んな苦しみと闘ってこられたんですね。
一般に健常者と言われる私が偉そうな事を述べても、ひょっとしたら心には響かないかもしれませんが、少し耳を傾けていただければありがたく思います。

人は色んな方がいらっしゃいます。しかし、どの境遇の人が素晴らしいということはありません。
なぜなら、人はそれぞれ違うから素晴らしいのです。違う境遇だから見えるモノが違うし、見方が変わります。そして、人とは違うことによってたくさんの人に色んな影響を与えることが出来るのです。

しかし、そのためには人と違う自分を受け止めながら、「今の自分に何が出来るか?」を一生懸命考え、それに向かって進むことが大切です。
例えば五体不満足をかかれた乙武氏の前向きな生き方はたくさんの人に勇気や影響を与えたでしょう。
もしくはパラリンピックでは、身体が不自由という普通の人ならくじけてしまうかもしれない境遇にありながら、今の自分の精一杯を尽くしておられます。そういう姿勢や輝きは、同じ境遇にある人のみならず、とてもたくさんの人に勇気や感動を与えてくれます。

また、私のお勤めしている寺院の高齢の御信者さんが「私は身体も不自由だからお寺に行っても何のお手伝いもできないから、お寺に行けません」と仰っていました。
その方に「そんなあなたがお寺に参詣して御本尊様に手を合わせる姿が、色んな方の励みになるんですよ」と言葉をかけさせていただいてます。
実際に、私がどれほど「お寺の御本尊様に手を合わせることが大切なんですよ」と言っても、なかなか御信者さんの心には響きません。しかしその高齢の方が頑張ってお寺に参詣される姿を見ると「この人が頑張ってるんだから、私ももっと頑張ろう」と、多くの方の励みになっています。

このように、人と違う自分だからこそ出来る事はあるし、自分だからこそ救える人もいるのです。人と違うことに腐るのではなく、今の自分を受け止めて自分にしか出来ないことを模索して進み、それに誇りを持って下さい。それが自分を輝かせ、周りをも輝かせるでしょう。

最後に、大切なお祖母様を妬んでしまう自分をきっと責めておられるでしょう。
自分に誇りと自信を持ち、お祖母様と笑顔で正面から向かい合える日がくること、心よりお祈りしております。

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おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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幸せって何でしょうか

 おばあ様は自分にないすべてをもっていらっしゃるのですね。あなたはすべてを失っていて、おばあ様みたいにはなれない、のですね。
しかしそれはおばあ様を基準にした価値観ですよね?
幸せって何を基準に考えますか?羨ましい、妬ましいという感情は、あなたをさらに負を与えていませんか。
 お釈迦様は、4つの苦をいわれました。生まれてきた苦、老いる苦、病気する苦、死ぬという苦。生老病死ということばでよく使われます。私たちはお釈迦様ではなく、ごくごく普通の人ですから、その苦を滅して悟ることは難しいですが、せっかく人に生まれてきたのですから、人との対比でなく、自分の今のなかから、まずは見つけてみませんか。私的なことで申し訳ありませんが、家族の一人は重度の障害をかかえています。彼は歩けないし、しゃべれないし、何一つ自分ではできません。だから彼から見たら私はもしかしたら、羨ましいかもしれません。
 でも彼はそれだから不幸か?と言われたらそうでもありません。受け入れるしかない、と言ってしまえばそれまでですが、彼のなかに、人と比べるということがないので、たとえば、ちょっと何かを動かせた!など自分ができたことが喜びなのです。
 いつも思うのは、人との比較で人生を歩いてもつまらないから、せっかくなら自分を基準にして楽しんで、時に悲しかったり悔しかったりしながら生きていくと、とても楽な気持ちになるということです。
 負の気持ちになりそうな時は深呼吸して、「さて、気持ちを変えよう」とつぶやいてみて下さい。
 カチカチになっている心がきっと少しずつ溶けていきますよ。

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有り難し
おきもち

九州に住んでいます。 長い間、教育職をしていましたが、発心して浄土宗の僧...
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質問者からのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。
凍っていた心が溶かされていくようでした。
ありがとうございました。

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