母と祖父母へのお参りについてケンカしました
母とケンカしました。
ケンカが起きた原因は別ですが、その時に私が祖父母の位牌をおいているお仏壇へのお参りを渋ることを話に持ち出されました。
私はほとんど無宗教と言っていいほど神も仏も信仰はしていません。
母は私よりは信じているようです。
私がお参りを渋るのは、信仰していない自分があたかもそこに誰かいるかのように手を合わせる事に居心地の悪さや気持ち悪さを感じてしまうからです。
ケンカの際母にお参りを渋るなんて祖父母を蔑ろにしていると言われました。
私は蔑ろにしているつもりはなく信じられなく気持ち悪くなるからで、日頃から想っているのではダメなのか、手だけ合わせてれば満足なのかと聞きました。
母はそれは祖父母が生前望んだことであるから、その恩恵を受けている身としてはその願いを叶えるのがつとめだと思うからと言われました。
正直正論だと思います。でもお墓参りもお参りもいざやろうとするともやもやしてどうしてもやりたくなくなってしまいます。
やったほうが円滑に物事が進むのは分かっているし、外では取り繕えます。
でも家の中だと甘えが出てしまうのか、お参りしてきてと言われるとイライラしてしまいます。
もうどうしたらいいのかわかりません。何を優先したら良いのでしょう。どうしたらお互いに納得できるでしょうか。
よろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたが 向き合いたいときに、向き合えばいいよ◎
そうね。自分の気持ちが向かないのに、いくら説得されても、やらされる感があるわよね。
ん〜信仰は、個々のものだから、強要されると抵抗があるわね。
あなたは、今のあなたの気持ちを大切にしたらいいと思うよ。そのうち、見えない存在や その願いに気づいたり、尊い出遇いになれば、自ら手を合わせたいと思うかもしれない。それでいいのです。
このハスノハでも、たくさんのお坊さんがいて、宗旨が違えば 何を大事にしているかも違う。でも、それはその人の生き方だから、皆さん 認め合っているし、質問者に強く勧めたり勧誘したりしないでしょ(笑)
お母さんの気持ちは分からなくもないけれど。それはお母さんの想いだからね。
そのご縁から、亡き人を偲べばいい。
そして、あなたが 向き合いたいときに、向き合えばいいよ◎
感謝の気持ちの表し方
質問読ませていただきました。
故人をどのように祀るか、どのように日々の給仕をしていくか、どのように感謝を示すか、その形は様々です。
強制されたものは長続きしません。最後のところは、誰に言われたとかやらされたではなく、「自分が納得するからやる」ということが大切になります。
さて、ますは位牌やお墓というものについて簡単に説明したいと思います。
結論から言いますと、位牌やお墓自体には、魂は宿りません。亡くなられた方は次の命を受けておられます。
では何のために位牌やお墓があるのか?それは、ご先祖様に感謝する対象として、目に見える形としてあるのです。
具体的には、お墓や位牌という目に見える形のモノが無いと、人間は普段の生活の忙しさに飲み込まれて、どんどんご先祖様のことなんか気にもかけなくなってしまいます。そしていつの間にかご先祖様への感謝の気持ちもなくなってしまうでしょう。
ですから、お墓や位牌というものを建立し、目に見える形として残すのです。
また、ご先祖様への感謝の方法は色々あるでしょうが、一番よろしいのはしっかり供養してあげることになります。しかし、その話はまた興味があれば尋ねてみて下さい。
また、合掌というのは別に宗教がかったことではありません。
仏教では確かに合掌を印として用いることが多いですが、その元を探ればインド古来の敬礼の形式を由来とするものです。
つまり、ご先祖様に感謝しますということを形に示すための作法として「合掌」という形式をとるのです。
もちろん、何か信仰している宗教があればそこに宗教的意義も加わるのでしょう。
しかし特に何も信仰していなかったとしても、ご先祖様への感謝の気持ちを形に表す、ただそれだけのことに過ぎないのです。
このように理屈が分かれば、納得できる部分もあるのではないでしょうか?
これらを踏まえて、お母さんの言うことと、れいとさんの気持ちの整合性を付けてみて下さいね。
何か少しでも参考にしてみて下さい。



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