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何も信じられない

回答数回答 2
有り難し有り難し 27

息子が亡くなり2ヶ月近くになります。亡くなったのは病死ですが、医者にも薬で治るでしょうと言われ、良く当たる霊視占いにも死にはしない治ると言われ。

それでも、不安で毎日神社に行き、神社でも不思議な現象もありお墓参りにも何度か行き、夢でも吉夢を見たり。

息子が入院中は、いろいろと良いことが続いていたので、息子も絶対に治って退院出来ると思ってました。

しかし、現実は違いました。

私は、もう何も信用できなくなりました。

この先何を信じて生きて行けば良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

パターチャーラ

このような出来事がたった2ヶ月前に起こったばかり…
何も信じられないのも無理はありません。
本当に辛い出来事でしたね。お悔やみを申し上げます。

過去の質問を拝読して、仏弟子のパターチャーラが連想されました。

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彼女は次男の出産のため夫と長男と実家に戻る途中、嵐に遭遇。
雨風を防ぐため森に入った夫が、毒蛇に噛まれて死亡。
嵐の中なんとか出産した彼女は、息のない夫を見つけますが、悲しみに耐えながら実家へ向かいます。

その途中に川をこえなくてならなくなり、次男を川岸に置いて、長男を渡したところ、次男がタカが攫われてしまい、またタカを追い払おうと奮闘する母を見た長男は、自分を呼んでいると勘違いし、あろう事か川へ入り濁流に飲まれてしまいました。

さらに、満身創痍で実家にたどり着いたところ、実家は嵐で被災しており、両親も兄弟も死亡していたのです。

すべてを失った彼女はとうとう狂乱してしまいました。
そんな彼女の姿を見て、罵声を浴びせたり石や棒を投げつけるような者も…

そして彼女は偶然にもブッダの元へ彷徨いつきました。
ブッダは彼女を正気に戻し、何があったのか話を聞きました。
そしてこう説きました。

「安心するがよい。もう何も恐れる事はない。
今お前は真に心のより所を示す人の前にいる。

子供を失って泣いている親が流した涙は、四つの海の水の量よりもっと多い。

やがては命が尽きてあの世へ行くことは、誰も守ることも救うことも出来ないのだよ。

家族を心のより所としても、この生老病死の苦しみから解放される手段にはなり得ないのだ。

自分の行いを清め、苦しみの原因となる執着を取り除きながら、自己を調え、涅槃への道を求めるのだ。これこそが真に自分の心のより所となるのだよ」

-----

どんな命もやがては滅する、それは他人がどうこうできるものではない。
辛いですが事実です。

感謝される命が「寿」の命です。
息子さんを「寿命」にするためには家族の協力が必要なんですよ。
家族みんなで、息子さんの分まで今ある命を一生懸命燃やして欲しいと願います。

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諸行無常、無相

諸行無常。すべては変化する。
すべては瞬間ごとに新しい。
つまりは、無相。
決まった形がない。
過去の経験に基づく予測・判断は、絶対ではないのです。
医学や心理学は、実験や統計のデータによって、
「○○したら○○の結果になる確率が高い」
という知識です。
しかし、あくまで「確率が高い」であって、絶対ではないのです。
ケースバイケース。
毎回毎回が新しいケースなのですから、例外はあるということ。
それを仏教では、諸行無常とか無相とか言います。
諸行無常を信じましょう。
心もまた無常。
悲しみも怒りも、瞬間ごとに浮かんでは消えます。
悲しんでいない瞬間、怒っていない瞬間をうまく「捕まえる」。
変化する波に上手く乗る、心のサーファーになりましょう。

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質問者からのお礼

回答ありがとうございました。確かにそうですね。

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