相手の話が聞けないんです。
タイトルだけだと「耳が悪いのでは」となってしまうと思われますが、耳は悪くありません。
道を聞いた時、
相手が「右だよ」といったら
私は「左ね、わかった」
という感じで相手の話を聞くことができないのです。
時には
相手が「昨日、道で○○を見た」と言ったら
私「そうなんだ〜。それで、いつ見たの?」という感じで、まるでお笑いコントみたいな会話になってしまうことがあるのです。
私は聞いてるつもりなのですが・・・
話半分、上の空になってしまうんです。
親もそういう面がありまして、遺伝かな・・・と思うのですが、なんとかならないかと悩んでます。
誠実に話を聞こう、と意識すればいいと思うのですが、なにか心がける事やこうした方がいいなどありましたら教えて頂けると有難いです。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
会話における意識する場所を考えてみる
拝読いたしました。
こーんさんは、相手の話を聞けないとお悩みですが・・・
日ごろから、しっかり意識して聞こうと、努力はされています。
ではなぜ、相手の話が耳にはいってこないのでしょうか。
私が思うに、こーんさんは話の内容とは、別の所に意識を向けておられるのではないでしょうか。
例えば、左指で右方向を指しながら「右だよ」と教えてもらったとしましょう。
あなたは、左指に注目して「左」と勘違いしたのかも知れません。
また、もしかすれば、相手の話の内容よりも、聞く姿勢や態度などを意識してしまったかも知れません。
相手の目を見ているか、どこで相槌を打とうか、、、など。
結果「右」という言葉が飛んでしまった。
「昨日、道で〇〇を見た」にしても、〇〇がすごく印象的だったので、「昨日」という言葉はどこかへと飛んで行ってしまったかも知れません。
じつは私が、そのようなタイプなのです。
たまに、私の返答に相手の方が、戸惑ったような表情を見せる時があります。
別の所に意識が向いていたのです。
まずは、自分は別の所に意識を向ける習性があることを理解してください。
そのうえで、相手の話を集中して聞く。
訓練次第では、随分と改善できます。
私も、意識するようになってから、ゆっくりとですが改善されました。
ですが、この習性は100%直りません。
そこは、理解して下さい。
相手の話を聞けるようになろうと、努力することは大切です。
誠実でありたいですし、信用にも関わります。
ですが直らない、と考えすぎるのはよくありません。
いくら努力しても、あなたはあなた以上には、なれませんので。
なのに考えすぎると”自分はおかしい”となってくるのです。
こうなれば、あなたの悩みはさらに増えていくばかり。
こーんさんのペースで、ゆっくりと意識しながら、会話における着目点を、変えてみて下さい。
一朝一夕には、できない事なのですから。
❝和顔愛語(わげんあいご)❞を心がけたら・・・。
〈私は聞いてるつもりなのですが・・・
話半分、上の空になってしまうんです〉
ある意味「素晴らしい」。あなたの特徴かも・・・。
人によっては、相手の話を「必死」に聞いて、自分の事をどう思っているのか?、と気になってクタクタになる人もいます。それに比べれば、むしろ「聞いていない・気にしない」というのはストレスが溜まらないかも・・・(笑)。失礼!。
とは言っても、相手の気持ちを考えると、チョットまずいかも・・・。
で、「聞く・聞かない」は、ひとまずわきに置いておいて、❝和顔愛語(優しい笑顔・思いやりのある言葉)❞を心がけて下さい。
仏様になるための「ご修行中」これを心がけ、「悟りを開いて」仏様になられた、とお経に説かれております。
簡単なようですが、案外難しいですよ・・・😅。合掌
質問者からのお礼
ご回答を頂いて、はっとしました。
色々無駄な事に気が取られていて、会話に集中できていなかったのかもしれません。
はじめて和言愛語という言葉を聞きました。相手を思いやる、とてもいい言葉ですね。
これからは少しずつ訓練していきたいと思います。
ご回答ありがとうございました。