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少し親しくなった後の人間関係

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坊さまがた

hasunohaでは、いつも救われたり、参考にさせていただいています。

相談は職場の人間関係のことです。

今の職場に転職してから、約7カ月が経ちました。

転職時に色々と反省したこともあり、
仕事の面では真面目にやっており、仕事上の人間関係も問題なくやれていると思います。

自分の心構えの変化が大きいとは思いますが、学校や以前の職場では感じたことのなかった、居心地の良さと充実感を感じているところです。

悩みはその先のことです。
職場の方々とある程度信頼関係ができ、休み時間などにいろいろと話すこともできるようになりました。
最近はプライベートでも、主に同年代ですが職場の人と会う予定があります。

ただ、私は以前から人と親しくなることが苦手です。
甘やかし気味の両親と職場の関係しか体験したことがなく、
甘えた関係かドライな関係の両極端しかわからないからです。
子どもの頃から引きこもりぎみで、今に至るまで友達も恋人もほぼ居ません。

一方で寂しさは年々強くなるので、
前職では職場の片思いの女性に急に接近して嫌がられたり、
同性の先輩にも馴れ馴れしくし過ぎて、やんわり離れられたり、ということを繰り返しています。
今度の職場でも、相当気を付けていたのですが、やはり似たようなことをしてしまいました。

今は、仕事上のドライな関係から、より親しい”友達””遊び仲間”になっていく途中なのだと思いますが、そこで適当な距離感で人とどう付き合ったら良いのかわからず途方に暮れています。

hasunohaを読むうちに、相手に好かれようとするのもエゴの一つ…縁があれば自然と繋がる、というのはなんとなくわかりました。

それで、今度こそ適切な距離感を持ちつつ、でも親しくはなれるように…と思うのですが、前述の通りやり方がわからなさ過ぎて正直途方に暮れています。

また、年々寂しさを感じることが増え、また周りと比べて人間関係の質・量が明らかに少ないのがわかり、人と早く親しくなりたいという欲求を結局抑えきれません。

もっと我慢をするしかないのでしょうか?
それとも、自分の親和欲求をかなえつつ、適切な距離感を保っていく方法があるのでしょうか?

そのあたりのヒントを何かいただければありがたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

❝和顔愛護❞&❝修習善語❞で・・・。

どうもあなたは恋人(結婚相手)を求めているようですね・・・。
それに関しては〈相手に好かれようとするのもエゴの一つ…縁があれば自然と繋がる〉というアドバイスの通りでしょう・・・。
まず、あまりにも「相手」の事を意識し過ぎ。「嫌われたらどうしよう」という思いが強すぎるのではないか・・・と感じます(嫌われるのもご縁かな~というくらいの大きな気持で・・・)。
一休さんのお言葉に❝心配するな 大丈夫 何とかなる❞というのがあります。
あまり先の事を考えず、真面目に・誠実に接しておれば、道は自ずから開けてきます。
具体的に一つ
❝和顔愛護(わげんあいご)❞・・・「優しい笑顔・思いやりのある言葉」という意味です。阿弥陀仏になる前に、法蔵菩薩が「修行中」心がけていた、とお経に書かれています。
つまり、完成された人・立派な人間になるための「基本的な行動」でしょう。何でもないようですが、意外と難しいですよ。
❝修習善語(しゅうじゅうぜんご)❞と言って、自分も相手も共に喜べるような善語(思いやりのある言葉)に努めなさい、とも・・・。合掌

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

大塚さま

ご回答ありがとうございます。

小学校からいじめが続き、あまり人に好かれた経験がないので、それを埋めたい気持ちが
大きいです。人に嫌われてまでやりたいことも、信念もありませんので。

思いやりの方は、人の気持ちがわからず、押しつけの有難迷惑になる事が多いです。
それも人に嫌われたくない、というエゴが抑えきれていないからなのだとは思います。
道は遠いですね…。

和顔愛護・修習善語を意識しながら、
一日一日、努力していくしかないのでしょうね。

ありがとうございました。

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