弱い人間はどう生きていったらよいでしょうか。
私のその場その場の判断で人生の選択を何度も誤り、結果天涯孤独な身の上になってしまいました。今回ばかりはかなり厳しいようです。
自分は弱い存在であると再認識し、一人暮らしで悶々と考え込んでしまっています。
30代後半に突入し、でもう後がありません。
また、諸事情から3か月以内に生活を立て直さねばなりません。
私のような愚か者でも苦しみの少ない生活を送るにはどうしたら良いでしょうか。
今までぐるぐる迷いの中で生きてきましたが、今度こそ変わりたいと思っています。
抽象的な質問で恐縮ですが、智慧をお貸しください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
愚かな者という自覚は、仏教には大切な気づき
そうですか。。。今の状況が変わらないと、悩み迷い続けるように思いますよね。
愚かな者という自覚は、仏教には大切な気づきなのですよ。だからこそ、そんなわが身にはたらく力、救いにも出遇っていける◎
私も同じです。こんな私を離しはしないとの 仏さまの救いが、何よりの頼りです。
こんなときだからこそ、お寺参りや、お説法を聞くのも、良い機縁かもしれません。
また、様々な人との交流も、生きるヒントになるかもしれません。
今に行き詰まったら、外の景色に刺激を受けて。周りにある身近な、それでいて知らなかった 見えなかったものに、大事な気づきをもらえるかもしれません。
沢山の方々から支えられて
拝読させて頂きました。
あなたがそうお気づきになられたのであるならばそれは第一歩かと思います。
今迄生きてきたことに感謝の念をもってこれからも周りの方のサポートを積極的に受けましょう。
私達は誰しもが独りでは生きてはいけません、大なり小なり助けや恵みを受けて生きているのです。ですから誰しもが弱いのです。
どうかこれからも積極的にサポートを受けてその受けた支援等には感謝の意を表して生きていって下さいね。
様々な方々からの支援を受けて必ず道は開けます。
そしてあなたの道が開けたならば感謝のお気持ちを表して、そしてあなたができるサポートを他の方にも与えて下さいね。
私もあなたがこれから沢山の方々に支えられ恵まれて心から健やかに生きていかれます様切にお祈りさせて頂きます。
決して諦めないで下さいね。
愚の自覚
自分が愚かな弱いものであるという自覚は法然浄土教ではもっとも重視するところです。浄土宗の在家への相伝行事である化他五重相伝でも最も重視されているところでもあります。法然上人の『一枚起請文』でも一番大事なことです。それもあって私は愚鈍から鈍阿を名乗っています。
それはそれとして、生活に困っているのですよね。困っているのなら自治体の役場なり、社会福祉協議会にまずは相談に行きましょう。消費生活センターでも相談は受けてくれます。そうしてどう立て直すか方針を立てて、後は実行するのみですね。がんばってください。応援しています。
質問者からのお礼
中田様、ご回答ありがとうございます。
お寺で写経や坐禅をしたりしております。
茶話会でお坊さんから、日常の話題と絡めた仏教的な人生訓?を聞きました。
継続することで何か見えてくるものもあるのでしょうか。
Kousyo様、ご回答ありがとうございます。
私はサポートの受け方が苦手なのかもしれません。
感謝の心は大事ですね。
鈍阿様、ご回答ありがとうございます。
江戸時代の曹洞宗の僧、良寛さんも大愚と名乗ったとか、、自分の愚かさの自覚は大事なのですね。
今のところはどこにも相談せずに、何とか生活は立て直せました。今後どうなるかわかりませんが…。
ご回答くださった3名のお坊様、ありがとうございました。