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お見舞いに行ったら亡くなってた

回答数回答 1
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お見舞いに知人と二人で行ったら亡くなってました。
私は10日前にもお見舞いに行った時は元気だったので知人と驚きショックを受けました。
知人がお花を買ってきていたのですがその後用があるので私に貰って欲しいと言ったので私はアレンジフラワーを家に持って帰りリビングに飾りました。
その日は何も食べてなかったので食事を摂ると急にムカムカして座ってるのも寝てるのも辛いくなるほどの吐き気と全身の圧迫され手足が冷たくなり苦しくなりました。
もしかしたら、持って帰って来たお花が悪かったのかと思いご相談したかったのです。
亡くなられた方は某会社の会長さんで胃がんと膀胱ガンの手術をして入院しておられて回復に向かって元気にされていたのでまさかお亡くなりになるとは夢にも思ってなかったし、多分ご本人もそう思われてると思います。
病室にも入らなかったですが、病院から我が家に連れて帰ってしまったのかと思いお花をどうすれば良いのかなと悩んでいます。
そういう事ってあるのでしょうか?
会長とは私も主人も共通の友人をかえしてのお知り合いで仲良くさせて頂いてました。
病院では教えてもらえないので、会長のご家族との連絡先は分からないので秘書の方に連絡をして亡くなった事を病院で知りました。
今身体中が重いです。回答お願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それはショックでしたね

ご相談拝読しました。体調が悪いとのことでお見舞い申し上げます。

ハッキリ申し上げますが、

>持って帰って来たお花が悪かった
>病院から我が家に連れて帰ってしまった

こういうことはありませんのでご安心を。

しかし、そうは言ってもないものすら「ある」としてしまうのが人間でもあります。それは「ある」のでなく勝手に自分で「そう思う」ということです。

人間は「わからない」ということに上手に耐えられません。なので原因がわからないものでもそのままにしておけず「自分の分かる範囲に押し込めてでも納得したい」と考えがちです。

そうすると本来結びつかないはずのものを勝手に自分の中で結び付けて考えてしまうのですね。そして一度そう考えてしまうと中々そこから離れられない。

それはある意味で霊とか祟りとかよりも「わからない」ということの方が人間には怖いということなのでしょう。だから自分が納得できるようにわからないものを霊とか祟りのせいにしてしまう。

そういうものですから、そう考えてしまうことが悪いということでなく、今回の件をそういう自分の在り方に気づくご縁とすればよいのです。

さて、ぜ体調が悪くなったのかはわかりませんが、余りにも酷ければ病院を受診しましょう。

しかしながら、私としては「死」というものはそれぐらいストレスが大きく、ショックだということだと思います。見舞いに行くくらいの知人ならなおさらですね。

どうか知人の方を悪霊にしてしまわず(=そのように思い込んでしまわず)、そのご命終から
「いつ自分もどうなるかわからない」という仏教の説く無常の道理を学び、知人の方をご自身にとっての大事な師である仏様として見出していきましょう。

仏様とは自分に真理真実を教えてくれる存在のことです。

私たちが亡き人をそのように見出せた時、亡き人を悪霊の様に思い込んでしまう考えが浮かぶことはなくなるでしょう。

突然のことでショックが大きく、大変お疲れになったでしょうからゆっくりと休んでくださいね。食事も消化の良いモノを。どうぞご自愛ください。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
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質問者からのお礼

早速の回答ありがとうございました。
本当にその通りですね。
一言、大丈夫です。と回答を頂いて安心しました。
何故?は不安に繋がって…知らないまにストレスになってました。
80歳の尊敬する大先輩で夫婦共々可愛がって頂いてたので自分の感じてる以上にダメージが大きかったのだと改めて思いました。
大事な師である仏様として見出してまいります。
ありがとうございました。

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