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僧職を続けるかどうかについて

回答数回答 1
有り難し有り難し 23

お世話になっております。
私は30代の会社員男性なのですが、
僧職を続けるべきかどうか悩んでおります。

元々仏道に御縁を頂いたのも
義父が地方の小さな寺院の住職を務めており
「棚経とか、休みをつかってやれば謝礼を出すから、得度しませんか?」と
副業感覚でお誘い頂いたので、深く考えず了承したという
お恥ずかしい限りのものでございます。
(特に髪の毛に拘りも無かったもので(笑))

その後、棚経だけのつもりが…
・正月の会で、お経と儀式をやらされる(会前日の晩にやる事を聞く)

・本寺の副住職の「住職襲名の式」での役を勝手に受けてくる。
 (その役が大変重要な役で、袈裟を3回しか着た事がない上、
 お経を知らない者が出来るようなものでないものだった)

・「住職襲名の式」での内容に関しても、式の内容と問答が
 書かれた本のコピーを頂くのみだった。
 (その後、副住職のお寺での打ち合わせで、作法や動きの面で
 知らないことが多い事が発覚、急遽義父に改めてお寺での
 練習を依頼する)

・「襲名の式」当日にも知らなかった「やるべき事」がある事が
 発覚。youtube等で検索して何とか乗り切る。

・また私への確認無しに仕事を受けてくる。
 (これに関しては「会社の仕事の都合があるから容易に受諾
 出来ない」として保留にしています)

というような事があり、会社の仕事もある中で
時間・体力の面と、何より義父の『報連相』の無さに
「これは続けるのは無理だ!」と考えているのが現状でございます。

その内、義父が勝手に「住職の修業の予約を入れてきた」などと言ってきそうで恐ろしいです…

また、家内も家を空ける事に不満があるようで
(お寺が地方の為、大体の場合は日帰りは不可能)
「やらないで欲しい」と言っております。

反面、文化的・歴史的な事が好きで、僧の儀式等に嫌な思いはありません。

「襲名の式」でお世話になった新命和尚様や
同年代の先輩の僧の方々には、大変感謝しており
他所者兼「にわか坊主」の私を仲間として受け入れてくれ、
大きな気持ちで導いて下さった事への恩も感じております。
(本来であれば師匠である義父が行う役割ですが(苦笑))

「御恩や興味」と「現実」の間でどうするべきか悩んでおります。
また、厳しいご意見でも有難いので、ご助言頂ければ幸いでございます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それはお疲れ様でしたね。
私も会社員をしていたので分かりますが、両方をこなすのはなかなか難しいですね。
それも場所が離れているなら尚更ですね。
やはりお寺を継ぐ予定ではないのなら、本業を優先して、休日も本業の為にちゃんと休む必要があると思いますよ。
ズルズルと義父からの仕事を増やされないように、きっぱり断りましょうね。
お子さんも小さいようですから、家族との時間も大切にしましょうね。
家族で帰省した時だけ手伝うという事でいいと思いますよ。
義父という事で気を遣っているのでしょうが、言うべきことは言いましょうね。
あなたが一番優先すべき事は奥さんやお子さんの事ですからね。
なお、もしも義父があなたに後を継いでほしいと思っているのなら話しが変わってきます。
その時はよくご家族で話し合ってくださいね。
ハスノハにまた質問してもいいですからね。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

ご回答頂き誠にありがとうございます。

やはり「虻蜂とらず」になるのが、一番良くないと考えておりましたので
背中を押して頂いた気分でございます。

また、ご回答頂いた中に一点気になる部分がございましたので
改めて質問を立てさせて頂きました。
お時間のある時に、またお付き合い頂ければ幸いでございます。
ありがとうございました。

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