父親の命日がわからない
はじめまして。10年位音信不通だったため実の父親なのに命日を知りません毎日手を合わせる事しか出来ない私は親不孝で情けないです。
やっぱり命日がわかり、お墓参りや、お経をあげてもらわないと供養にならないですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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偲ぶ気持ち
ぴのこさま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。
音信不通だったお父さまの命日が分からず、毎日手を合わせているものの、親不孝なのではと悩まれていらっしゃるのですね。
命日が分かっていて、お墓参りも行って、法事もなさっていても、そこに心が伴っていないという方もいらっしゃるでしょう。
複雑な事情があることと拝察しますが、亡きお父さまを偲んで毎日手を合わせているのは素晴らしいことだと思います。墓参や法事も可能であれば行うにこしたことはありませんが、ぴのこさんのお気持ちはお父さまにきっと届いていらっしゃいます。
話は変わりますが、仏教を説かれたお釈迦さまを偲ぶ3つの日があります。
お生まれになった、4月8日の花まつり。
悟りをひらかれた、12月8日の成道会。
お亡くなりになった、2月15日の涅槃会。
実際には、お釈迦さまが2500年も前の方ということもあり、上記の日付はいずれも正確なものではありません。でもお釈迦さまを敬愛する多くの人々にとって、上記の日は尊く大切な日となっているのです。
ですから、ぴのこさんが亡きお父さまを偲んで手を合わせる日々は、命日に劣らぬ尊い日となるのではないでしょうか。
もしそれでも日付が気になるようでしたら、ぴのこさんの誕生日を「お父さまが父親になった日」として特別な日にしてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら ぴのこさんに兄姉がいるかもしれませんが、ぴのこさんという娘の父親になったのは、あなたの誕生日です。
いずれにしても、日付よりも大切なのは、ぴのこさんがお父さまを偲ぶ気持ちですよ。
ぴのこ様が御尊父を想うことが供養です。
質問者からのお礼
なごみ庵の浦上様
あたたかい言葉ありがとうございます。自分の誕生日が嫌いでしたけど今年からは、父親になってくれて有難うと思いながら大切にしていきたいと思います。
超覚寺の和田様
ありがとうございます。
これからも父を偲びながら手を合わせていきたいと思います。