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死別が怖いです。

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

先月、愛猫をガンで亡くしました。
それで気づいたのです。誰の上にも死が訪れることを。
今まで幸運にも家族、友達も元気で一度も死別を経験したことがありませんでした。こんなに辛いものとは思ってもいませんでした。
これから年をとって両親や夫や友達を見送る自信がありません。
私の愛するものをいつ亡くすのだろうと、夜も眠れなくなりました。
どういう風に考えればいいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ありのままに

愛するものとの別れは非常に辛いものです。それが人であれ動物であれ。
これまで人生を歩んだ中で死別を経験したことがないというのは”幸運”なのか”不幸”なのかは微妙なところですね。
ありのままに物を見る、ありのままに受け入れる、非常に難しいことですが非常に大切なことでもあります。
命の終わりを素直に受け入れることはなかなかできません。でも私たちの諸先輩方も理解できないままも納得できないままも死別というものを受け入れてきたのではないでしょうか。
ご存知のように命には限りがあります。その命の終わりに人はどうなるのか。どこにいくのか。仏教にはその答えがあります。貴女がどのご宗旨を信仰されているのかわかりませんが、たくさん仏様のお話を聞かせていただくことによってそこに答えを導き出せるかもしれません。答えの出し方は多種多様です。一度聞いてみて納得できなくても2度3度聞かせていただくうちに心和むお答えに巡り会えるでしょう。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ありのままですね。まだちょっと難しいですが、わかったような気がします。
私も愛猫が死んでからいろいろ考えたことがあります。
愛するものを失うと心に大きな穴があいてしまいます。喪失感とでもいうのでしょうか。
でも一日、一日と時間が経つと悲しみもありますが、一緒に過ごした楽しかった日を思い出すようになりました。
そうか、心にあいた穴にこの思い出を少しづつ詰めていくんだなあと思いました。
確かに私はまだ死別が怖いです。でも愛していたからこそ見送らなければならないのだと思いました。昔の人もたぶんそう思っていに違いないのでしょう。そうして時々一緒に過ごした日々を思い出して、好きだったのだと確認するのでしょう。
回答、ありがとうございました。

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