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施餓鬼供養について

回答数回答 2
有り難し有り難し 10

はじめまして。よろしくお願いします。

以前何かで在家が日常的に行う施餓鬼についてみた記憶があり気になっています。
(たしか中国の話だったと思います)
日本では在家が行える施餓鬼法はあるのでしょうか。
おかしな質問で申し訳ありません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

日々の生活の中で

拝読させて頂きました。
施餓鬼は広く寺院によって毎年行われている行事です。
飢え苦しむ餓鬼に施しをすることにより功徳を積むことですから沢山の方々が施餓鬼会法要に参加なさっていらっしゃいます。
もとのお話はお釈迦様と弟子の阿難さんの逸話に基づいています。
ちなみに浄土宗ではこのように書かれいます。
http://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/施餓鬼会

施餓鬼はお坊さんやお寺だけのことではなくて一般の方々があまたのものに施しをすることが大切ですと教えているものです。
ですからいつでもどこでも思い立ったら実行することができるものです。

どうか日々の生活の中であまたのものに施し、助けて慈しみなさってみて下さいね。必ずあなたがその報いつまり果報を受けることができますからね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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「生飯」(さば)

守彦さま

もしかすると「生飯」(さば)のことであるのかもと存じます。

これは、例えば禅宗では、修行中の朝昼二度の食事の際に、餓鬼や畜生など食べ物に恵まれずに苦しんでいる者たちに対して、それを施すという意味合いで、皆、それぞれついでもらったご飯から七粒ほどを取り、わきにおいて、それを回収して、生飯台にまとめてお供えするという作法となります。

たいていは、鳥や虫がそれらを食べてしまうことになりますが、食べ物にあり付けた自分だけを良し(自利)とするのではなく、他の有り付けない者たちへも施す(利他)という、その施し(利他)の心を養うための大切な作法であります。

読むお経も決まっており、食前に、般若心経、十仏名、喫粥偈(朝)・喫斎偈(昼)、生飯偈、五観文、三匙偈。食後に、折水偈、粥畢偈(朝)・食畢偈(昼)。

生飯偈の時に、生飯を取ることになります。この生飯偈は、施餓鬼(開甘露門)のお経の一節となります。

簡単にされるのであれば、食べられることへの感謝と共に、食べ物にありつけない者たちのためへと向けて、生飯偈を唱えられて、生飯をお供えなさられるのも。

生飯偈「汝等鬼神衆 我今施汝供 此食偏十方 一切鬼神供」

じてんきじんしゅう ごきんすじきゅう すじへんじほう いしいきじんきゅう

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azuma様、川口 英俊様
お礼が遅くなってしまい申し訳ございません。
ご回答下さりありがとうございました。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

有り難し有り難し 5
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ