人をゆるすにはどうすれば良いですか?
以前、こちらのサイトにも相談した内容にも関わる内容になります。
もうすぐ結婚予定の彼がいます。私は、彼を愛しています。とても優しいし、私は病気を持っているのですが、それも受け入れた上接してくれて、プロポーズをしてくれて、私も感情のまま同意しました。
結婚に向かう準備の途中、両家の価値観の違いから彼が私の母をとても嫌ってしまいました。
結婚話が進むにつれ、もう、両家の親の顔合わせもないまま入籍します。彼がうちの親に合いたがらないため、両家の親も了承済みです。
彼は私の事は愛しているといいながら、私の親の悪口を平然と言います。今の私があるのは両親が溢れんばかりの愛情を子供に注ぎ、苦労して働いて養育してくれたおかげです。私は、両親をとても深く愛し、感謝しています。
親の話にならなければ彼はとてもやさい真面目でよい人です。大好きです。
ただ、婚姻がちかずくにつれ、親の悪口を言われてしまう悲しさ、私の両親の良さをわかろうともしてくれない悲しさで苦しくなります。
(もしくは、私は精神的に親離れできていない娘なのでしょうか)
この事はすでに私の心の傷口に根を下ろし始めてる気がします。
まずは、傷口の広がらないうちに私が彼をゆるし、彼のギスギスした心ををいたわってあげたいです。
どのようにすればよいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それは赦すことではなく人として教え諭すこと
デビ夫人風に
「あなたを愛しているというのなら、そのあなたを育ててくださった親とちょっと行き違いがあったからと言って、すぐに嫌いになるというような人はおよしなさい。それは愛ではなく、自己愛というものです。あなたも今後その彼のそういう部分が今後も悪い働きとなって家族とのかかわりがあるたびに嫌な思いをなさるでしょう。
愛というのは真実の愛でなければ自己愛なのです。
あなたは相手のご両親を愛せますか。愛せるはずです。
だとしたら、その彼がなぜあなたの親と衝突して心がぐらついてしまっているのかをよく慮ることです。それでも彼が自分のエゴを優先してあなたの親御さんを悪く言うのであれば、それは人間として問題があると言わざるを得ません。
私は自分のパートナーの良心から嫌われても、自分のパートナーをこの世に送り出してくださっただけでも尊い方ですから、仮に意見が合わない、嫌われていようとも、リスペクトはしていきます。彼もひょっとすると、悪く言っているものの、本当は弱い心があるのでしょう。
だから、あなたが女性として母性をもって、彼を守ることを前提としたうえで、彼の人間性の向上を促すべきです。
仮に私の母と仲良くできなくても、私を愛してくださるというのであれば、私をこの世に誕生させ、教育して、今日まで導いてくれた自分の母親を愛するあなたが悪く言ってしまうことは私にとってはとても悲しいことです、と。
ただ私の母親から言われたことがあなたにとって好ましくない事であったにしても、世間、社会、会社においてもそういうことはあるものです。私たちは家族になるのですから、そういうことで私を含めた私の家族、家族があっての私を悪く言われるのであれば今後も心配です。
私はあなたのご両親が私を嫌いになっても私はあなたのご両親を恨むようなことはしたくないです。もしあなたが私の事を本当に愛してくれるというのであれば、私の母と仲良くしてくれなくても、意見が違うからと言って私の母を悪く言うことは私自身が悲しくなることもわきまえていただきたいと思います。それがあなたの言う愛であるというのであれば、私はその愛の向かう先をもっと高めてほしい。」
とガツンと今のうちに言っておかないと、結婚してからではいずれ夫婦のバランスが崩れるようになってしまうこともあり得るでしょう。夫婦とは何でも話し合えてこその夫婦です。
時間かかりますよね
まずはご結婚に向かっているのですから、おめでたいことです。お慶び申し上げます。
さて、結婚相手の両親との関係がよいかどうかというと、もちろんよい方がいいに決まっています。今の状態ではあなたが辛く悲しい思いをなさるのは当然です。
私自身にも実は同じような問題があり、悩んでいました。いまは問題の人物が亡くなったのですが、やっぱり今も心の傷になっています。
人間、いったんそう思い込んでしまうと、あの人はあんな人、と固定化されてしまいます。なかなか見直していくことは困難です。あなたが悩んでおられるいまの状況を改善するには時間がかかると私は思います。簡単じゃあません。
だから覚悟して、じっくり腰を据えて、関係がよくなるように双方に働きかけていってください。ご両親も彼もよい方々だと思いますので、時間と共に関係が好転していくものと信じています。焦らないでください。
質問者からのお礼
前回に引き続きお言葉を下さり、ありがとうございます。
あきらめずに、根気強く双方に働きかけていこうと、あらためて決心できました。時間をかけて頑張って行きます。ありがとうございました。
お言葉ありがとうございます。
私が彼を諭しきれない、私自身の弱さでも有るように思います。
ありがとうございました。