なぜ自殺はいけないのでしょうか。
なぜ人は自殺してはいけないのでしょうか。
仕事は常にプレッシャーとやらなきゃの嵐。
働き方改革で残業にも気を遣わなければならず。
拒食症を患い、毎日食事も怖くて。
体重は40キロまで落ちて。
睡眠障害で1日4時間も寝られなくて。
でも病院は何もしてくれなくて。
相談できる友人も、上司もいなくて。
親に自殺したいと訴える度に、自分はなんて情けないんだと自己嫌悪して。
両親に遺せるのはお金しかないと、貯金のため節約して。
こんな苦しいばかりの人生に、生きている意味があるのでしょうか。
今病気と闘っている人、頑張って生きようとされている方には申し訳ないのですが、早く人生を終わらせたいと思考えてしまいます。
ただ誰かに訴えたいだけなのではないかと、本当に申し訳ない気持ちで一杯なのですが、このような私にアドバイスを頂けると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
御両親はじめ周囲の方々が深く傷つくから
よく会合などで顔を合わせていた葬儀会社社員さんと会わないな、と思っていたら同じ業種の別会社に移っておられました。話を聞くと、いろいろあったようですが、過重労働が以前の会社をお辞めになった大きな原因の一つであったようです。今の会社ももちろん葬儀会社だから、夜討ち朝駆けにかわりないけど、ずっと身体的負担が少なくなったと喜んでいらっしゃいました。
私は、お尋ねの文面を拝読していて、自殺そのものより過労の問題の方があなたにとってより大きいのではないかと感じました。間違っていますか? 自殺を考えるくらいなら働き方をお考えになる方がよいのではないか、そういうのは他人の無責任な発言でしかないかもしれません。言い過ぎたらお許しください。
さて、直接の自殺の問題ですが、仏教でどうこうというより、自殺なさった方々の周囲の人たち、具体的にはご両親、おきょうだい、お友達などの方々がどれほど深く傷つくかをお考えになれば明らかになると思います。
私個人のところへも、周囲の方が自殺なさり、その人のSOSを受信できなかった、と悔やんで相談においでになる方々がおいでになります。今は2万人超、かつては3万数千人の方々が自ら命を絶っておられたのですから、その自殺なさった方々の周囲の何百万、何十万の人々を後悔の深い淵に落とし込んでいるはずです。そんなことしてよいはずがありません。
お釈迦様の時代は、ガンにかかってもモルヒネも何もなかったから、お釈迦様のご指導により覚った方にも自殺なさる人がありました。痛みに耐えかねたのは無理もないことです。この方が自殺なさったあと、お釈迦様は、彼が覚っていたのは間違いないから、自殺しても彼の覚りはゆるぎのないものである、とおっしゃっています。その他にもお釈迦様は自殺について何も特別視したお言葉を残してはおられません。ただし、自殺幇助については厳しく戒められています。
ともかくもあなたのお悩みの本質は自殺ではなく、お仕事が過重であることのようにお見受けしますので、この点をどうなさるか、ということかと思います。
あなたに幸せに生き抜いて頂きたい
拝読させて頂きました。お仕事によってだいぶ負担を負わされ精神的にも肉体的にも追い込まれてていらっしゃるのではないかと思います。あなたの心も身体も限界に達して悲鳴をあげているのではないでしょうか。あなたが己の死を思うのも無理からぬことかと思います。あなたのお気持ちをこころからお察し申し上げます。
私も以前会社に勤めていました。そこではクレーム処理係で私は責任者でしたからほぼ毎日クレームとの戦いでした。そして毎週月曜日には社内の報告がありそこで報告することが死ぬほどつらくなり何度も電車に飛び込もうとしました。会社に内緒で精神科に通い、カウンセリングをいくつも受けて沢山の薬を飲み続けて、気がついた時には歩くことも立ち上がることも話すことさえできなくなっていました。その時には本当に死ぬことばかりでした。
とはいえ私は不思議なご縁で救われて今を生きています。仕事はそれほど重要ではありません、人生では本当に大切なひとやものごととのつながりがあります。仕事で自分の命をかけるほどのことはありません。あなたの命も本当に大切な命です。
できれば一度ゆっくりと一呼吸なさり心身ともに休んで下さいね。仕事は誰かがやってくれるのです。分担して仕事をすればいいのです。
人を大切にしないできない会社や組織や社会は必要とされなくなります。ですからやむを得ない場合無理なことを強いる会社は速やかに辞めましょう。人に無理強いするような会社に命をかける必要はありません。
あなたの生命はご家族の方々や親しい方々にとって尊いのです、あなた自身にとっても尊いのです。
どうか速やかに心身ともにゆっくり休養を取りましょう、専門医に診断を受けて納得できない部分があれば別の専門医に診察をうけましょう。カウンセリングも受けてみて相性のよいカウンセラーとお話なさってみて下さいね。
あなたがゆっくりとお休みをとり心身ともに回復し、心穏やかに安心なさって下さり、皆さんと仲良く幸せに生き抜いて頂きます様切にお祈り申し上げます。
そしてあなたを心から応援させて頂きます。
あなたは大切な方です、あなたは幸せに生きられる方ですからね。
申し訳なくはないですよ、あなたが一生懸命生きていらっしゃることがよくわかります。あなたが少し肩の荷を降ろして心穏やかになさって頂きたいと思っています。
質問者からのお礼
藤岡様
アドバイスありがとうございます。情けなくもまだ生きております。
仕事が原因なのか、正直わかりません。周りの人はもっと忙しく働いています。自分は役立たずで自分で勝手に苦しんでいるだけなんだと思っています。
遺された人のことを考える身体的、肉体的余裕が必要なのだと感じました。
Kousyo Kuuyo Azuma様
アドバイスありがとうございます。
仕事は自分で勝手に苦しんでいるだけなんだと思っています。私はまだ貴方様のような苦しみは体験していませんので、まだまだ甘いと痛感致しました。死にたいなどと甘えたことを言い、申し訳なく思っています。