なにになればいいのかわからない
この前は声優になりたかった
その前は漫画家になりたかった
でも
今はなにになればいいかわからない
得意なことは絵を描くこと 好きなものは二次元
でも顔は可愛くないし 絵も上手いわけじゃない
話の構成力もない
声優も漫画家もなれない
どうしたらいいんだろう
死にたい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
アンパンマンになろう
進路指導って、夢を描け!やりたいことを考えろ!天職を見付けて幸せになれ!って言いますよね。
あれ、大嘘です。
だって、「やりたい職に就いたハズなのに、思っていたのと違った。こんなハズじゃありませんでした。死にたいです。」っていう人、いっぱいいますもん。
恋愛や結婚と同じで、付き合う前に理想を最大値まで引き上げてしまうと、後は冷めていく一方なんです。それじゃ心が持たない。
逆なんです。実際にやってみてから目の前の仕事や、目の前の人との関わりの中に魅力を見出していかないと持たないんです。
そうした時に、夢を描け!って進路指導はけっこう危険なことをやっているんですよ。実際、トップアスリートの方々からも「夢を追いかけてここまで上り詰めたけど、全然食っていけないし、こんなハズじゃなかった。こんな無責任な進路指導はもうやめた方がいい」という声があがっています。
あとついでに叩くと、一流企業に入って社会のために活躍しろ!ってのもワタシャ大嫌いです。大嘘とは言いません。でも嫌いです。
アンパンマンで例えましょう。
「助けて!アーンパーンマーーーン!」という声が聞こえたら、どこでも誰のためでも助けに行くのがアンパンマンの優しさです。
でも、「えぇ〜…ボク、あんなド田舎の芋っぽい人たちを助けるのは嫌ですぅ。もっと夢を大きく、零細パン屋さんの警備員なんか辞めて、都会の一流パン工場にキャリアアップして、もっともっと社会のためになることをしたいんですぅ。」なんて言ってたらトンデモナイ偽善者でしょ?
ぶっちゃけ言ってることはそれと同じなんです。今となっては。
今、日本では一握りのカリスマ職場を除いて、人手不足の職場がゴマンとあります。ウチの地元の工場だって求人かけても誰も来てくれないから、地方都市に移転しようという悲鳴があがっているくらいです。
これから就職を考えていらっしゃるなら、ぜひそんな風に助けを求める人々がいることを知っていただきたいです。
業務内容は極端に嫌いでなければ充分。適性は極端に不向きでなければ充分。自分が何をしたいか…ではなく、誰が何を求めいるか?そして待遇は過不足ないか?そういう所に目をつけて、アンパンマンのように『求める人』のあるところを探すといいのではないかと思いますよ。それで充分、幸せになれます。あなたが魅力を見出す努力を忘れなければ。
たくさんの仕事を知ることから
世の中には、たくさんの職種や資格があります。
絵を描く能力が必要な仕事だってたくさんあります。
建築士だって図面を描くでしょう。
スーパーマーケットの貼り紙にイラストを描いたら可愛いでしょう。
役所で市内放送をする人、文化施設でイベントの司会をする人が、声優なみに滑舌よかったら格好いいでしょう。
色んな仕事について、なりかたや収入なども含めて調べてみましょう。
新しい情報が入れば、新しい考えが浮かぶかも。