親からの愛とは
郵便受けに誤投函で私宛でない手紙が入っていました。ハガキだったので文面を読んでしいました。
1人暮らしの子供へ母親からの手紙だったのですが、◯◯ちゃんとちゃん付けで、あなたの美しい笑顔が大切だとか書いてあり驚きました。というのも私は親からそんなこと言われたことも、手紙で書かれたこともないからです。読んでしまったのは悪いですが、なんだか惨めな気持ちになりました。
ちゃん付けなどされたこと一度もないし、笑顔が美しいとか大切だなんてドラマの世界かと思ってました。そもそも親から手紙が届くことさえ、ドラマや小説の世界だと思っていました。
私が他人に褒められたり、褒められたことを親に伝えても、そんなことないとかお世辞でしょとか言われます。親から褒められた記憶は一度だけ、親が希望した国公立の大学に受かったときだけです。ほんとは留学したかったけど、なんであんたにそんな金かけなきゃいけないの?と言われました。だから今は自分でお金を貯めワーホリを目指しています。
親というものから甘い言葉は出ないものだと思っていました。
しかし誤投函の手紙をみて、私がドラマや小説の中だけだと思っていた親からの愛が実在するものだと気付きすごくショックです。ショックと同時に、甘やかされあがってとか嫉妬みたいな気持ちもあります。正直私だってこんな手紙を送ってくれるような親に育てられたかったです。親の愛を受けられる人とそうでない人の違いはなんですか?
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たまたまでは?完璧な親はいない。
たまたま、親の性格が悪かった、あるいは、親が育った環境も悪かったからではないでしょうか。
ただ、親からもらえなかったものがたくさんあると同時に、親からもらえたものもたくさんあるはず。
たとえば、大学に合格できたことはあなたの努力の成果ですが、土台となる知能は親からの遺伝でしょう。
それらをひっくるめて、「完璧な親はいない」と諦めましょう。
そして、あなたが親になる機会があれば、自分の親の悪い部分、未熟な部分は見習わないよう、意識的に改善しましょう。