hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

気を使うとは?

回答数回答 1
有り難し有り難し 16

いつもここへきて心を癒しています。

私は、人の気を使っている姿があまり好きではありません。
多少なりとも気を使うという行動は誰しもがやる事だと思います。
ただ、気を使いすぎる人が多い気がしてなりません。

私自身も気を使う場面はありますが、基本的には自然体でいようと思っています。
私が気を使われたく無いからです。
気を使われると疲れてしまうんです。

最近、仕事が変わりました。そこは営業職の場です。
仕事の上司とかを見て、めちゃめちゃ気を使う場面を見てしまうと、ちょっとがっかりしてしまう自分がいます。
「えっ、みんなと同じように私も同じようにしなきゃダメ?」と思ってしまうんです。
仕事柄しょうがないと思いながらも、ちょっとがっかりしてしまうんです。
生意気だな思いながら、モヤモヤしています。こんな自分が嫌です。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

目配り、気配り、こころ配り

拝読させていただきました。

ともみさんのおっしゃる通りです。
他人や特に上司には気を遣う人が日本には特に多い傾向がありますね。

決して悪いことではないですが、気遣いするほうも、見ているほうもストレスを溜める要因ともなりうります。

気遣いをすることは本心がどんどん薄れ、時間経過とともに本来の自分らしさが消えることもあります。それは、いわゆる自己表現の喪失へと繋がります。

もちろん仕事などでは、多くの事を学ばなければならない事もあることから、多少なりとも上司に気に入られ、向上心の武器を自身に取り入れていかなければならないとも感じます。しかし、仕事が終われば、プライベートとの境目がなく、気持ちが引きずった状態で24時間を過ごしている人が増えてきています。

この世に生をもらい、自由の選択をできる人になるにも、修行が必要と思います。それは自分らしさ。その自分らしさを修得するには、自分を嫌いにならないためにどのように日々を過ごし、気遣いをするのには、ある理由があって気遣いをしているという自覚をしっかりと持つことです。

苦しみはすべて迷いから生じます。迷わない自己を確立するために、自分と約束をすること、自分を嫌いにならないためにどうするべきかを念頭に置きながら、物事に応じていくことが大切であると思います。

合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

法源様

御回答ありがとうございます。
自分らしさ、、、見失っていた気がします。
たまに、こうしようと自覚していても、迷いに負けてしまい苦しみ見失います。まさに今この状態でした。
今相談して良かったです。
また迷う事があったらこの御回答を思い出します。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ