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仏壇にいる母が母だと思えない

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有り難し有り難し 6

お盆前になり、色んな方が母に会いに訪ねてくれています。
初盆ではありませんがまだお墓はありませんので母は家にいます。

皆さん「そろそろ遺影だけじゃなくほかの写真も飾ったら?」や
「お墓に入れてあげたら?」などとアドバイスをくれます。
もちろんずっと家にいるのもかわそうだと思うので、和尚さんに相談してみようと考えています。が私が一人っ子ですのでお墓は建てても将来的に面倒を見きれないと思っています(まだ20代前半で結婚はしていませんが将来結婚しても子供を持つ予定はありません)

もしお墓を建てない場合、お骨はどうしたらいいか教えてください。

後、私は今仏壇にいる母が母だと思えません。
でも写真を見ると思い出すと未だに泣いてしまうので母だとは分かっています。写真を変えたら、昔の写真を飾ったら?という母のお友達の意見も分かります。もし私が親友の立場だったら元気な頃の写真を見たいと思います。(母は病死でした)
ですが私はもう何年も経っているのにおかしいですが元気な頃の写真でさえ直視できません。ずっと玄関に飾っている写真は見られる程度です。
昔のアルバムなどは辛くて一切見られません。
今年もお盆の季節に母の親友の方が帰られて一緒に過ごす日があるのですが、の際にどの写真がいいか選んでもらえばいいのでしょうか。

「もう何年になるね、」と言われた時、来てくれた方が歳をとって体の不調がではじめたよ、なんて聞く時に私はまだ母の死で止まったまんまなんだ、と感じてしまいます。きっと同じような経験をされても皆さん前に進んでいらっしゃると思います。
ずっとこのような気持ちは持っていくと思いますが、
いつか母に向き合えるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

納骨の仕方はいろいろあります

納骨の仕方はお墓に埋葬するばかりではありません。いろんな方法があり、インターネット上でもたくさんの情報が得られます。

いちおうトレンドみたいなやり方を少し紹介しますと、永代供養墓という多くの方々と合同のお墓みたいなものがあります。また、仏さまのお骨を入れる容器(舎利容器)を模したものがあり、これにお骨を入れ、お宅の、たとえば床の間やお仏壇の近くに置きます。あなたの場合でしたら、後者がよいように思いますが、ほかに樹木葬などさまざまな方法があります。

遺影のお写真の件ですが、悲しみは癒えるものじゃない、ということをあなたのお尋ねを拝読するなかで教えていただきました。日にち薬ということもあるけど、それが効かないのが悲嘆というものです。これは内面の問題なので解決する術はありません。

ただ、悲嘆との向き合い方を知っている人と関わってみるのは大事なことだと教えられたことがありました。がん患者遺族の会を見学に伺ったことがありました。主宰なさっている方はご主人をがんで亡くされ、深い悲嘆に沈み、「こんなに辛いなら、他の方々も悲嘆にくれておられるのだからお役に立ちたい」と思って会を作られたそうです。同じがん患者遺族という立場で話し合いを続けることが大きな力になるようです。こうした会や組織がお近くにあれば、参加なさるのがよいように思います。

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有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
永代供養、考えてみたいと思います。
近くに置いておくことが出来るのですね。

そのような会があるのか、まずは探してみます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ