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一番信頼していた兄の死

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有り難し有り難し 3

私には3人の腹違いの兄がいます。父は4年前に亡くなり、家族は母と3人の兄と私です。一番下の兄が今年の3月に亡くなりました。
父の闘病中や母の事でいつも私の味方になってくれた兄が突然亡くなり、私の中で孤独感が一杯です。
私は結婚していて主人がいますが、それでも兄を亡くした喪失感がすごくて、毎日泣いてしまう日々です。
これから先、あと2人の兄と母の関係もあまり良くないので、全て私にかかるという不安もあり、心が落ち着くには時間しかないのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

目に見えなくても、一人ではない

パールミンク 様 相談ありがとうございます。

お兄様がお亡くなりになったこと、お悔やみ申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。
3月にお亡くなりになって、ここへ相談が8月、何か月もひとりで悲しんできたのでしょうか。それだけでも、お兄さまは、救われることでしょう。
きっとお兄様は、仏様の慈悲心に抱かれて、苦しみから解放され、お悟りの道を歩まれることでしょう。そうしながら、お兄様は、あなたを見守ってくれるでしょう。
目に見えなくても、あなたが感じなくても、でもおそらく感じるでしょうけど、味方になってくれるでしょう。
そうして、あなたは心が落ち着くのに時間がかかる、かからないに関係なく、「全て私にかかる」という不安に立ち向かっていけるでしょう。見方であり、見守ってくれるお兄さんの力を借りて。
そう、あなたの立ち向かう心が、周りの人たちの心も変えるでしょう。「全て私」だけにかかるのではなく、協力が得られることが起きるという事があるでしょう。
もしかしたら、ご主人が最初の協力者という事かもしれませんし、公共機関の相談窓口かもしれません。さらには上のお兄さんかもしれません。
また、目に見えなくても、あなたは一人ではないという事です。
そう思うことによって、不安を超えて
やがて、改めて、亡くなられたお兄さんに感謝と安穏の祈りをささげる時がくるでしょう。

お読みいただきありがとうございました。
一礼

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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
父が亡くなって、いいえ亡くなる前から兄は私の父変わりでした。父が認知症を発症してから、家の事全て兄に相談してきました。母は父の看病で一杯でしたので、それ以外の事は兄と二人で決める事が多く、その兄が亡くなって孤独で不安で毎日が苦しいです。大切な人が突然いなくなるってこんなに辛いんだと改めて思いました。皆同じように悲しいのだからと、人前では泣かずお風呂や通勤の道中一人になると涙が出てきます。
お坊さまのお話は私の冷たくなった心を温かくしてくださいました。
ありがとうございました。

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