四十九日について
もうすぐ母の四十九日を迎えます。
仏教では亡くなってから四十九日まではこの世に魂が居て、四十九日を過ぎると魂はあの世(浄土?)へ行くと聞いた事があります。
四十九日までは母の魂がまだ家にいると思い、遺影に話しかけたり母が好きな食べ物や飲み物(コーヒー等)を毎日供えています。しかし四十九日を過ぎ母の魂があの世へ行ってしまうのであれば、今までのように話しかけたりお供えしても母に伝わるものでしょうか?
四十九日で母が近くからいなくなるのかなぁと考えると寂しい気分にもなります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたには浄土系の教えが
私どものお寺に見ず知らずの人が急に相談においでになることがあります。その人のなかには、まさにあなたと同じお悩みを抱えておいでになる方があります。
そうした方は「幽霊でもいいからそばにいてほしい」とおっしゃいます。亡くなった方と残された方の関係の強さを感じずにはいられません。
あなたや上記のような方々には、浄土系の仏教がよいと思います。浄土系とは、浄土宗、浄土真宗が有名ですが、他に時宗などがあります。
私は浄土真宗なので、この宗派の教えに沿ってお話します。亡くなった方は四十九日を経ず、すみやかに浄土に往生して覚りの仏となり、この迷いの世界に帰ってきて人々を導く菩薩として活動してくださると考えます。つまりいつもあなたのそばにいてくださる、ということです。
また、誰でも命の終わりがあるわけですから、あなたも私もいつか死ぬわけですが、あなたが命を終えたなら、同じく阿弥陀仏のお救いによりあなたも仏となるので、浄土という覚りの領域で母上と出会いなおすことがことができるというのが浄土真宗の教えです。自他の死後の世界に不安を感じたり、恐れたりすることがなくなり安心できる教えです。
だから、一般的な輪廻転生(転生した後は過去の生涯の記憶がなくなる)より、あなたにお勧めしたい教えが浄土系仏教ということになります。
質問者からのお礼
もうすぐ5年になり、自分の中で整理が付きつつあります。返信が遅れてしまい大変もうしわけありませんでした。