自分を好きになれない
自分を好きになれません。
初めて投稿させていただきます。
私は自分のことを好きではありません。過去のことを思い出しては悔いてしまいます。法を犯したり人の道を外れるほどの悪事はしていませんが、この物言いで傷つけてしまった、この振る舞いで苛立たせてしまった、そのようなことです。自分に嫌気がさし、いつも明るくニコニコと振る舞うように心がけてから友人も増え、自分を信頼してくれる人も増えたのですが、以前の愛想のない、鈍臭く無神経な自分を思い出し、周りがいつ私を見放すのか、と時々考えてしまいます。
また、過去に受けた心の傷や、中傷などを引きずってしまう自分が嫌なのです。言われるのが嫌、というのもそうなのですが、自分が言われるほどの欠点を持っていることが許せないのです。言われているのを聞くと、影で言うな、というよりも、あぁまた私の欠点が出てしまっている、と言った具合です。また、ライバル視して張り合って来る人や妬んでくる人にも疲れてしまいます。
どのような考えを持てば、自分に対して寛容になれるのでしょうか。過去のことで自分を責める毎日に自分でも嫌気がさしています。
自分を好きになれない 自分の欠点を愛せない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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昔は男は七人の敵がいると言われました
ことわざに男は敷居から一歩出れば七人の敵がいる、というのがあります。いまは性別は関係ない世の中ですから、と言いたいけど、実は昔から女性の世界もうるさかったです。
また、ライバル視されたり妬まれたりだのも日常茶飯事です。別にその人に私が何かしたことはなくても、ささいなしぐさが気に入らないなどという理由だけで嫌がらせを受けたりします。娑婆はそんな世界です。だから、生きている限りはそんなもんだと諦めてください。あなたが完全無欠な人格をそなえ、周りの人々に慈しみの心で接していても決して意地悪する人間はいなくなりません。そういうものなんだと割り切らないとしんどくなるばかりです。
自分に自信がある人間もたまに見かけますが、たいていは自分に自信のない人です。だから、努力するわけだし、だから他者を妬み、勝手にライバル視するわけです。みんな自信ないんです。自分が好きになれないのも同じです。自分が好きじゃないから他人をやっかむんです。
あんなことを言ってしまった、こんなことをしてしまった、と後悔できるあなたは立派な方です。悪い人は他者を傷つけても平然としています。罪の意識なんても持ちません。あなたは悪かったと自覚するから改善できます。改善すりゃいいんです。過去のことは今さらしょうがない、ということも含めて、これから改善して変えるしかないわけです。
まとめますと、他人があなたに何かしてくるのは、あなたがコントロールできない他人の側の問題ですから、基本的には放置するしかないです。他人は変えられないからです。
自分に自信がない、好きになれない、はたいていみなそうです。これは初めていうことですが、他者やいろんなものにより生かされていると知り、そこに感謝の心が芽生えたら、自分が今いることに自信は持てないかもしれないけど、今いることが素晴らしく、有難く思えてくるはずです。それじゃダメですか。私はそれでいいと思っているのですが。
それからやってしまったことは取り返しがつかないので、反省する心があるのですから、これから改善していかれたらよいのではないでしょうか。
後悔することがあるからこそ、私たちは成長するのです。
こんばんは。亀山純史と申します。
「過去のことを思い出しては後悔する。」ということは、私にも経験があります。でも、考えてみれば、人は完璧ではありませんから、誰しもが後悔する過去を持っています。そして、失敗をしては後悔をするという過程を通して、「少しは自分も成長したかな。」なんて思うようになるものです。それが「年を取る」ということでしょう。後悔することがあるからこそ、私たちは成長するのです。
ところで、過ぎてしまった過去は、もうどうしようもありません。でも、どうしようもないからこそ、未来をより良いものにしていこうと思えるんじゃないかな、と思っています。もしも、タイムマシーンで過去に戻り、過ぎ去ってしまった過去をやり直すことが出来るのであれば、未来をより良いものにしていこうなんて思ったりはしないでしょう。うまくいかなかったら、タイムマシーンで過去に戻ればいいんですから。
以上が私からの回答です。すずさんの悩みのすべてに答えることは出来ていないとは思いますが、少しでも、すずさんの悩みのお役に立てればと思い、回答させていただきました。
質問者からのお礼
答えてくださった御二方、本当に身に染みるお言葉をありがとうございます。やはり気にしていても仕方ないのですね。もっと前向きに生きたいと思います。