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四十九日までの過ごし方について

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数ヶ月前より父が入院して治療を行なっていましたが、先日急逝しました。
通夜、葬儀は本家が真言宗のため真言宗で行いました。
四十九日間の過ごし方について教えてください。
昔は外出もせず肉魚を絶っていたと聞きます。
現在はそこまでしている人はほとんどいないと思いますが、父の審判が良い方向になって欲しいと思っています。
四十九日間は、般若心経と弘法大師様の御宝号を唱えようと考えています。
神道の考えかもしれませんが、他にも以下のような自分の生活を自粛することも書かれていました。
・遠出や旅行すること
・慶事行事に参加すること
・遊びに行くこと
・性行為をすること
それぞれ自粛する理由があると思うのですが、お教えいただけませんでしょうか。
また、仏教(真言宗)としてした方が良い事、自粛すべき事があれば教えてください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

故人の事を思い出しゆっくり過ごして下さい

こんにちは。お悔やみを申し上げます。

 仏教においては、故人の死後四十九日間だけ特別に何かを慎まなくてはならない、というのはないと思います。
 七日ごとに供養の日があるので、その日はご住職に指示された供養を行うと良いでしょう。
 また四十九日の法要は、丁寧におつとめしましょう。

 忌中(49日間)に何かを慎むというのは、遺族の行動を制限するものではなく、親族が亡くなったのに、とても慶事や旅行などに参加するような気分になれない、だから免除しよう、という周囲の優しさから生まれたものだと考えています。存分に悲嘆にくれていいよ、という期間と考えて良いでしょう。ですので、忌中であっても、あなたの気持ちが慶事や旅行に行きたい気持ちであるならば、仏教の立場からすればそれは行っても良いと思いますよ。
 食べ物については、お葬式後の精進落とし(食事会)で肉や魚が出るくらいですので、全く気にする必要はないでしょう。
 もしかしたら神道では他の理由で禁忌されるものがあるかもしれませんが、それについてはこちらではわからないので神社に行って聞いてみて下さい。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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