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何かにすがりたいです

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有り難し有り難し 13

うつ病と統合失調症持ちです。
漠然と死にたい、楽になりたい、と毎日考えています。
明日から派遣の仕事が始まるのですが、もうすでに消えて無くなりたい思いで一杯です。
宗教にすがれば少しは楽になるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もちろんです。

拝読させていただきました。

宗教とは自身の生き方の指針でもあります。
いわゆる会社の経営者は皆、自身の宗教観念的なものをもっているともいえます。
会社などでは、経営理念などが掲げられていることもしばしばです。
・こうしていこう みんなで。
・こうするだ みんなで。
・こうしないと会社の軸がブレるんだ。
・皆で一つになって目標に向かおう。
・社長も自身で作ったことだから守っていこうと自分に約束を心に抱く。
などなど色々なことも同類です。

仏教も一つの宗教であり、観念的なものでもあります。
私の場合は、弘法大師(空海)の教えを受け、自身をしっかりとしていこうと日々葛藤の中で、支えられています。

仏教では苦しみを滅諦する宗教でもあります。この苦しみはどこから来るのでしょうか?
それは「迷い」から来るのです。また、そのようなことを仏教では「無明」とも申します。

この迷いを経つために、指針なる宗教を信じることで「これでいいのだ」と、自身が成っていき刻々と「安心」を得れるようになっていくのです。

はじめはどの宗教がいいのか迷いも生じます。仏教の元は2500年前のお釈迦様の教えが根本です。そこから時代に優れた僧侶が誕生することで、様々な宗派が生まれていったのです。

生きることは皆苦しいのです。(一切皆苦)だからこそ、仏教では生きることは修行であり、教えを請うことで自身が迷っていた生き方を断つことができ、生きる楽しみへと変貌を遂げていきます。

まだまだこれからですよ!
仏教の教えにも、多くの僧侶がいます。教え方そして捉え方で受け方も変わってきます。
教え方がもちろん最高位はお釈迦様です。その人、その状況、その人の悩みなどに合わせて、説いてくれていました。(対機説法)

今までの経験も必要ですが、新しいものも取り入れる心も持ち合わせ、自身に自信の持つ生き方へと変化を遂げていきます。

性格は変わらなくとも、考え方は必ず変わっていき、善心が芽生えていきます。

いつもこれから、そして希望をあなたへお送りします。

合掌
南無大師遍照金剛

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