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障害者と宗教に関して教えてください

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有り難し有り難し 11

仏教の歴史の中では、かつて障害者の方を「前世の行いが悪かった結果だ」と差別されていた事がありましたが、これは何故なのでしょうか?

また、“福子思想”というものと存在していますが、これはいつ頃生まれたものなのでしょうか?

そして、身体的障害、知的障害・精神的障害を持つ方が信仰対象として崇める方もいますが、何故そういった特徴を持つ方を信仰する心理に至るのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ひとつの考え方

仏教で、過去世の罪業の報いで苦しみが増えるという考え方はあると思います。
ただ、それは、
一番目には、自分自身に病気や障害が起きた場合にも他人に八つ当たりしない、あるがままの現実を怒らずうろたえず受け入れて、自分自身を平安な心にするための思考方法だと思います。
二番目には、現在と将来に罪を犯さないように戒めるために、「悪いことをしたら来世に報いを受けるかも」と考えて、善人を目指すための思考方法だと思います。
いずれも、他人(障害者など)を差別したり断罪するためではないのです。

あとは、人間は、理由がわからないことは不安なので理由を決めたがる。
また、珍しい障害や、天災なども、科学的知識がなければ、何か神様とかの力を考えたくなる。
これらは、人間の煩悩がつくりだす妄想のたぐいかもしれません。

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