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困った父との接し方

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父のことで相談があります。
昔から「周りのことを侮蔑したり、口汚く悪口を言う」癖がありました。

聞く方の気持ちも考えず延々と話すのですが、どうしてそんなブラックな話ばかり口から出てくるのだろうと、いつも耳を塞ぎたくなり、会った後はこちらが暗く落ち込むほどです。

先日は、道端で自転車に乗っていて衝突事故を起こしたらしく、相手が悪いと激昂し、話が転じて近所のとある地域には「どうしようもないのが沢山いる」と声高に叫ぶ話を何度も聞かされます。

「大変だったね、気の毒だったね。それなら、その近辺には近づかないように危険を避けたら?事故に遭わないよう注意したら?」と言うと「無理だ」と突っぱねます。もう、同情しようにもお手上げです。

自分に非があるのかもしれないし、本当のところはわかりませんが、些細なトラブルが絶えず、しょっちゅう父の荒れた口調に付き合うのも心が疲弊・消耗・苦痛を感じます。

あんな風に言葉が汚くて、自分中心に話ばかりしていたら、人とうまく接していくのは難しいと思いますし、周りから離れていくのも因果応報だろうなと、残念な気持ちでいっぱいです。(父は失業続きでした)

結婚して両親のもとを離れてから二人共、こころに病を抱えていたのだなと最近になってようやく客観的に振り返ることができるようになりましたが

最近母が入院を繰り返し、父と接する回数が増えました。

相変わらずの父に、精神的にも負担が募ります。これからどうすれば、父の言動に戸惑わず、悩まずに済むでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の辛い思いを伝える。

こんばんは。亀山純史と申します。

たぶん、お父さんを変えよう、変えたいという思いが強いから、あなた自身に精神的な負担が募るのでしょう。確かに、身内であればその人の問題ある点は変えてあげたいとは思うものです。しかし、その人が自分の親であっても、人格的には他人です。どんなに相手を変えようとしても、自分の思うように変わってくれないことだってあるわけです。そうであれば、無理に相手を変えようとはせず、あなたの辛い思いを伝えてあげればと思います。辛い思いを伝えるとは、決して相手を非難することではなく、「そのような話を聞かされている自分が辛い」ということです。もし、そうすることで、お父さんがあなたの前で言う他人の悪口などの回数が減れば、あなたのストレスも少しは軽減されるのではないでしょうか。そして、あなたの辛い思いを知ることが、お父さんの自分の言動を顧みるきっかけになってくれればとも思います。

以上が私からの回答です。私が知り得るあなたのお父さんのことは、このご相談の文面からのみですので、もしかしたら、「そんなことでうまくはいかない」「きっと喧嘩になる」という思いを持たれたかもしれませんが、少しでもお役に立てればと思い、回答させていただきました。

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hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧...
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質問者からのお礼

亀山純史さん、貴重なアドバイスをありがとうございました。
おっしゃる通り、私は父に変わってほしいという願望が強かったかもしれません。

あるいは、普段から自分にも他人にも、困りごとやトラブルは「こうすれば解決する」と考える癖や、自分の中の善悪の基準に照らして「良くないことには『正さねば』」と反応してしまう無意識の癖があるのかもと気づきました。

つい先日も「母のことを責めたりするのは、私も心苦しい」とメールを送ったところでした。「そうか、わかった。気をつける」と返信が来て、父自身気づいたとも思うのですが、しばらく経つと元通りです。

父を悪者にはしたくありませんが…心を病んだ母を見るに、言葉や態度が周りに及ぼす影響は計り知れないと思い知りました。

父は父で、嫌なことがあって「聞いてほしい」気持ちがあるのでしょうし、大慈大悲の言葉にあるように、傾聴に付き合おうとすると今度は私に必ず胸騒ぎや不眠が起きます。

これは、父に限らず、職場の人間関係でも、性格の合わない人からの言動で悩むことが多い私の場合は、自分が他人に過敏に反応しすぎなのかとも反省しています。

であれば「相手があんなこと言うから自分は嫌な目に…」と、「変わらない他人」に延々と悩む悪循環よりも

「相手は苦しんでいる、可哀想だなぁ」と自分は痛みを感じないよう受け止めるようにしてみようかと思いました。

嬉しいことには共感し、「これは理不尽だな、自分とは違う感じ方だな」と思ったネガティブなことにはあえて鈍感になって動じないように、自分自身を変えてみる、そう気をつけていきます。

またお気づきの点がありましたら、ご教示お願いします。ありがとうございました。

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