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ご本尊と仏壇をどうするか?

回答数回答 2
有り難し有り難し 17

今から約30年前に私の結婚を期に母親からご本尊と仏壇を渡されました。
しかし、私自身も信心せず結婚生活も4年で終わり母も認知症で寝たきりです。
たまには手をあわせることはあっても仏壇は閉じたままです。
正直、必要ではなく処分など出来ますでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

魂抜き法要を検討されては

やわらか様
はじめまして。ご質問の件ですが、少し寂しい気はしますが、和尚さんにお願いし魂抜きの法要をお願いし、仏具店などに処分をお願いするのが一般的かと思います。

(菩提寺があればトラブルの原因となりますので、必ず菩提寺にご相談ください。)

供養はどんな形であれ、無理なくご自身の心が落ち着く形を検討するのがよいかと思います。

もしお仏壇を処分する場合は、お墓参りなど、ご自身の心の落ち着く形でご先祖様とのご縁を感じていただければ幸いです。合掌

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有り難し
おきもち

小黒澤 和常
大本山總持寺安居ののち、松岩寺副住職となる。テレビ朝日系お坊さんバラエティ...
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お母様の願い

ご相談拝読しました。

あなたのご結婚を期にご本尊と仏壇をおわたしくださるなんて有り難いお母様ですね。そこにはお母様の願いが込められていたはずです。

お仏壇がただの先祖供養壇であるならば、そのような信仰がなければただのお荷物になってしまうかもしれません。

しかしお仏壇には「ご本尊=最も尊いもの」があるのです。

お仏壇の本来の役割は先祖供養にとどまらず、そこに安置されたご本尊中心の生活を営むことです。ご結婚生活をおくるにあたり、いろいろぶつかることもあるだろうから、どうか仏様の願いを聞いて自らを省み、夫婦で仏様の教えを拠り所としてほしいという願いがあったのではないでしょうか。

自分が信心するとかしないとかは結局自分の心を拠り所としているのです。信じられても信じられなくてもよいからどうかご本尊に手を合わせ、時には先祖供養を通してでも折々に仏様の願いに触れていく。それが拠りどころとするということです。

現代は壁掛けご本尊や小型のお仏壇もございます。お母様の願いを受け止め直すとともに、仏様の願いを聞いていくご縁となれば幸いです。

※処分はお世話になっているお寺さんや、お仏壇屋さんに相談してみましょう。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

ありがとうございます、おっしゃる通り私自身の心が落ち着く形で焦らずに考えてまいります。失礼いたします。

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