傷つけてしまったかもしれません
職場で少ししつこい男性の同僚の方がいます。
仕事とは関係のないメールが頻繁に送られてきて、誕生日には高額な贈り物を頂き、プライベートでも会いたいと言われました。
とても優しい方で、セクハラなどではなく、善意で可愛がってくれているのは分かっていますが、正直あまりにも深く関わってこられるので、ストレスでした。
最近自分の仕事が忙しくなり、心に余裕がなくて、「今後は仕事と関係のないメールは返信できません、大変申し訳ありません」とお伝えしました。
その後、挨拶も返ってこなくなり、様子がおかしいなと思っていたのですが、仕事を辞めるそうです。
私の言葉や態度で、その方を傷つけてしまったのではないか、と申し訳ない気持ちで悩んでいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分を責めないで
ご相談拝読しました。そんなに自分を責めないでください。あなたに問題があったと文面からは感じません。
たしかにその男性は傷ついたのかもしれません。しかしそれはあなたに傷つけられたというよりも、男性があなたにかけた自分自身の思いが叶わず、その自分の思いによって傷ついたのです。
さらには退職までいくとこれはもう自分の選びです。他に理由があるのかもしれませんが、もしもあなたとの件が理由ならば、それはその男性なりのこの度のご縁に対する主体的な態度選択です。あなたのせいではありません。
私たちは思い通りにならない世界に生きていますから、傷つけあう様なご縁もあるでしょう。相手の望みに全て応えられるような存在ではありません。傷つけないようにしようと思えばできるような立派な存在ではないのです。そこには辛さもありますが受け止めねばならぬでしょう。
人が苦しむのは上記の様に相手によってではなく、自分自身の心に苦しむのです。それを浅く見れば傷つけられたと相手を責めることや傷つけたと自分を責めることにもなるでしょうが、そもそも自分はどういう存在か、そして傷つくとは一体何に傷ついているのかをよく見つめると、辛さの中にも現実を受け止める眼差しが開けてくるのではないでしょうか。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
このような状況をどのように考えるかは自分次第だということに気付きました。
今までは、傷つけた、傷つけられた、と浅く考えていました。
これからは物事をもっと広い視野でみて考えようと思いました。
ありがとうございます。