同棲、結婚について
私には付き合って3ヶ月少しの4歳上の彼女がいて同棲、結婚を考えてます。
彼女の実家には3代に渡って意見をもらうお寺があるのですが、同棲を始めるには厄年を明けてから。
住む方角は南が良いなど色々と話を進める上で意見があり親御さんの理解が中々得られそうにないです。
彼女が32歳と適齢期に差し掛かり2人の人生設計はよく話するのですが、住む時期や方角などで人生が変わるのでしょうか?
元々信心深くない事もあり、そうしたことを気にするタチではないです。
彼女の親御さんに納得してもらうように時期や住む場所はお寺さんの言うとうりにすべき事なのでしょうか?
人生の選択を全て他人任せにしているようで余り納得していないのですが教えを解かれている方から見てどう思われますか?
一つ言えるのは今いる彼女を幸せにしてあげたい気持ちが強いので、意見を受けいるべきなのか?もしくは主張すべきなのかアドバイス頂けると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
慎重に進めないと…
ご相談拝読しました。非常に繊細な問題なので最新の注意を払って行動していきましょう。
絶対にしてはいけないことはお相手の親御さんの信仰を否定することです。信教の自由は万人に保障されていますから、何を信仰するかは各人の自由なのです。
その上でですが…
基本的にはお釈迦様は占いの類は否定されています。これは形而上の問題は根拠を確かめることが出来なく判断できないため捨て去るという態度からだと思われます。たとえば下記がよく出典として挙げられます。
スッタニパータ360
師はいわれた、「瑞兆(ずいちょう)の占い、天変地異の占い、夢占い、相(そう)の占いを完全にやめ、吉凶の判断をともにすてた修行者は、正しく世の中を遍歴するであろう。
中村 元「ブッダのことば スッタニパータ」より
また、私は浄土真宗ですが宗祖の親鸞聖人はやはり
「かなしきかなや道俗の
良時・吉日えらばしめ
天神・地祇をあがめつつ
卜占祭祀(ぼくせんさいし)つとめとす」
とおっしゃられ、本当のものがわからないと本当でないものを本当に仕立ててしまう人間の迷いの深さを悲しんでおられます。
ですから、親御さんの信仰は「浄土真宗とは違う」あるいは「仏教本来のものとは違う(であろう)」とは言えるかもしれません。しかしその信仰が「正しくない」とは言えないのです。
お寺さんの言う事なのですからそのお寺さんの宗派の教義では整合性がついた解釈があるのかもしれませんし、あるいは僧侶個人の考えに基づく指導なのかもしれません。
それを否定してしまうことは親御さんも彼女さんも傷つけることになるでしょう。
もし彼女さんがその信仰を引き継いでいないとしても、親御さんのこと、その信仰について否定されるのは気持ちのいいものではないでしょう。
基本的には彼女さんとよく話し合いましょう。そして親御さんには親御さんの信仰は否定しないけれども二人ことは二人で考えてこうしていきたいと思うと相談する形をとりましょう。
あなたの感覚は間違いではないと思います。しかしだからといってあなたが正しいという立場に立ってしまうとそれは相手と変わらなくなってしまいます。相手を受け入れつつ、されど飲まれず、大事なことはよく二人で話し合い決断する。
質問者からのお礼
ご指導ありがとうございます。
とても納得いきました。
時間かけて三者間での話し合いしていきます。何事もお互いを尊重する心を忘れずに致します。