インターネット依存症
インターネット依存症に長年悩んでいます。
自由に使えるネット環境を得たのと、引きこもりがちになった時期が重なったことで、家で毎日長時間スマホやパソコンをいじることが習慣になっていました。主に、ネットサーフィンやSNSの閲覧が中心です。何かしら思い付いたことを検索したり、そこからどんどん関連ページに飛んで、いつまでも見続けられます。こんなに時間を費やしても、なにかためになる知識を得たかと言えば、不思議なほどに全くそんなことはなく、ただただそのほとんどの時間が無駄だったと言えます。
しかし、ネットをやっているといいこともあります。ネットをやっていなければ知ることがなかったであろう大事なこと、出会うことのなかった大切な人がいます。そういったいい経験もしているために、ネットを断とうと思えないのかもしれません。それに、現在も引きこもりがちで、何か新しい物事との出会いは、みんなインターネット便りです。普通の人のリアルが、私にはインターネットなのだと思います。
こういった理由や、単に連絡手段としても欠かせないものとなっているスマホやパソコンを、あまりに使いすぎてしまうので、生活に支障が出ています。インターネットにのめり込み、やらなくてはならないことができません。それどころから、やりたいと思うことすらできません。毎日無気力で、なるべく楽な姿勢でいたいし、頭を使うのもしんどいです。
寝転がってスマホをいじるのが一番楽で、起き上がって何かするのは、楽しそうなことでもやる気にならないです。冬になると、寒いせいでますます布団から出られずにスマホをしてばかりです。
本当は暇なわけではなく、やらなきゃいけないことがあるのに、やってみたい、楽しそうなことがあるのに、それでもできないなんて、もう私は駄目なんじゃないかと思います。
本当なら医療機関に相談すべきかと思いましたが、恥ずかしいですし、家族にばれたくないです。スマホ解約以外の、自分でできそうな依存対策はだいたい試しましたが、うまくいきませんでした。自分を自分でコントロールできると思えたことがあまりないです。依存を直す方法や、お叱りでも、この問題の本質的なところでも、なにか助言をいただきたいです。よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
私は怒れません
あなたがネットに依存しなければ、hasunoha を知ることもなかったと思うとネットが完全な悪人とも言い難いです。
わたしが思うに人は依存しなければ生きていけない動物です。良いことも悪いことも依存には代わりありません。ならばいっそのこと自分がネットになれば良いかもしれません。
ある問答に夏は暑いがどうすれば暑くなくなるか?という質問に「夏になれば良い」という回答した僧侶がいました。無理だがなるほどと思いました。
曹洞宗の開祖道元禅師は正法眼蔵で「冬は寒いが冬の寒いことで修行出来ない訳ではない。寒いと思う自分の心が修行出来ないのだ。」と言っております。
hasunoha をしている私はそこに依存しているかもしれません。だからあなたを責めることは出来ませんが、スマホが離せないなら、私の代わりに近所のお寺や僧侶の活動を写真や動画を撮り、取材して、SNS にアップして、お寺や僧侶のイメージアップをしてください。規制もあるかもしれませんから、許可
をとらなくてはいけないところもあります。報酬は出ませんが、暇潰しと思って無理せず、気が向いたときお願い致します。
本当にお寺や僧侶に対して世間の方々は誤解や偏見が多いのです。
他に目を向ける
私も26年前にネットを始めて以来ずっとネット依存です。ただ、最近は良くなってきました。必要のない時はネットしなくなりましたね。その変わったきっかけは、外に出ることでしょうね。ネットの良さはうちにいて外とつながれるってことなんだと思います。また、自分の心の中と外の心の中が簡単につながれるのも魅力だし、距離を超えられるのも魅力です。欠点が、時間を食うこと。ネットしている時間があるのなら、外に出ましょう。寺山修司じゃありませんが、「書を捨てよ町に出よう。」です。最初は散歩でもいいじゃないですか、SNSのネタ拾いでもいいんです。うちにいて、ずっとスマホやパソコンでネットしていて、ご飯食べると寝る以外ずっとしているってのがうまくない。いずれ、バイトとかもできると良いですね。
質問者からのお礼
回答、ありがとうございます。お言葉の意味を考えていたら、お礼が遅くなりました。頭ごなしに叱りもせず、ネットのよいところまで肯定していただいて、驚いたような、拍子抜けするような気分です。
自分の文章を改めて読み直し、お坊さん方の回答を読み、人や物事に接したいという強い欲求を自分が持っていること、現状それをネットでしか満たせないからこそネットをしているのだ、と気づきました。こうしてお坊さんに相談できるのも、ネットのおかげです。ネットが悪いわけではないですが、やりすぎは健康によくないので、ネットで満たそうとしていることを、できるだけ現実で満たせるようになりたいです。自分がネットになるということを想像したら、少し楽しい気持ちになりました。まずは、近所のお寺に散歩に行こうかと思います。