幼い頃の自分にもどりたい
こんにちは。
相談させてください。
わたしはこれまで生きてきたなかで、小学生の頃の自分が一番好きです。
苦手な人や、自分に嫌なことをしてくる人がいても「そういうひとがいたらたくさんお話しするようにして、そうしてたくさん知ると絶対に好きになるから、わたしは嫌いな人がいない。だってみんな良いところを持ってるから」といつも言っていたようです。
本当に当時は関わる人みんなのことが大好きでした。
軽いいじめをされたことがあっても、嫌だからやめてと真っ直ぐ自分で伝えて、いじめてきた人たちのことをにこにこ許して翌日から仲良くしているような、いつも笑って楽しく過ごしてる自分が好きでした。
大人になり、まるで批評家のようになってしまった今の自分が大嫌いです。
人の本質や気持ちを見抜けるところがあなたの良いところだね、と言ってもらえることもありますが、単に人の悪いところや悪意を見抜くのが得意なだけなのです。
関わる人の悪いところや欠点を見つけ、その人にそれを指摘したい気持ちでいっぱいになりイライラが止まりません。
イライラすると、相手の顔も見たくなくなるし、話もしたくないし、素直に聞きたくないし、どんどん嫌いになっていくし、わたしも攻撃体制に入ってしまいます。
そんな感じなので、父や母、叔母など、関わると腹が立つ人ばかりです。
(父や叔母には嫌なことを言われた過去があり、おそらくそういったことから今も素直に優しくしたくないということもあります)
でも、他人の欠点と思うところはわたし自身の課題でもあるんです。
その嫌いだと感じる人たちがわたしに言ってくるアドバイスや指摘は、きっと正しいと思いつつ反発してしまうんです。
こんな人たちの意見を素直に聞きたくないというくだらないプライドというか…。
他責の考えが凝り固まり、自責で素直な人がまぶしいです。
みんなを大好きな頃の自分に戻りたい。
何でも自分の見方や気持ち次第とよく言いますし、自分でストレスの中で生きることを選んでる自分が嫌です。
自分が全員に好かれなくても、自分はみんなを大好き!のような仏様みたいな人になりたいです。
自分より他人、という人になりたい。
でもどうしたらいいのか、どんな風な考えや気持ちになればいいのかわからないのです。
どうかご回答おまちしてます。よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
過去ではなく、「今」を生きて下さい
幼い頃の自分には戻れません…先ずこのことを受け入れましょう。考え、悩み、憧れることを止めましょう。貴重な人生の時間が無駄になるだけでなく、気力、体力すらも奪われていきます。まず「過去に生きる」ことをスパッとを止めましょう。
失礼なことを申しますが、あなたは御自身の立場を他人様との関係性において確認されるお方のようです。つまりは普段に他人様の顔色をうかがいながら生きていらっしゃるように感じました。
仏教は自分自身のさとりを求める教えです。そこには仏・師以外の他人様は一切入り込む余地がありません。
もとより あなたに他人様を無視せよというつもりはありませんが、あなたにとって、どうも自分以外のお方の存在が御自身にとって多く重すぎて、お疲れになっているような気がします。それも赤の他人だけでなく家族も含めてあなたの重荷になっていらっしゃるようです。
「御自分の人生」を生きましょうよ。
それには自らの好きなことを見つけ、それに集中することです。
趣味、仕事、資格勉強、スポーツ、音楽・芸術…何でも良いのです。
好きなことに打ち込めば、イライラする時間も無くなります。そうすれば自ずと周囲の方との関係性も良い方向へ変わっていきます。
どうか「今の」あなた御自身を大切になさって下さい。
仏様は今のあなたに寄り添い続けて下さっていますよ。