医師から助かる見込みがほぼないと言われ
昨年の2月より精巣がんの治療を続けてまいりました。現在の病院は2箇所目です。前の病院では昨年9月頃に治療法がないと言われ、方々を探し現在の病院にたどり着きました。大阪での治療のため、10月より家族と離れ治療を行っております。
現在、薬の副作用により両手足に痺れが出ており歩行もままなりません。普段は杖をつき、遠出の際には車椅子を利用しています。
治療当初こそ治療が奏功し数値は下がっていきましたが、現在では逆に上がることが多く、残された手は痺れが増すが治療当初に奏功した治療をもう一度行うかどうかです。医師からは治る保証もなく痺れを増すよりかは家族と過ごした方がいいとの意見があり悩んでいます。
子供は上の子4歳、下の子1歳と小さくまだまだ死にたくない思いで一杯です。今後の自分の気持ちの整理をするため助言をいただきたく質問させてもらいました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
最後まであきらめずに
初めまして、今日は。
私の妻は、脳腫瘍により20代で亡くなりました。手術が出来ない部分の腫瘍で亡くなるのを待つしかありませんでした。
数か月の余命と宣告されましたが、弱い私や子どもたちの為に、命の灯を消さぬように必死に、必死に生きて余命よりも1年近く生きてくれました。
人生と言う冒険旅行は・・長さや時間ではないのだと思っています。妻と過ごした時は数年でしたが、とても凝縮をされた貴重な”命の時間”を過ごす事が出来ました。
人は、煩悩や我がままの我、欲などに心をとらわれてしまいます。とらわれてしまうと心は刷り込まれてしまい自分自身を見失ってしまいます。苦しいとき、辛いとき、慌ただしいときだからこそ、心穏やかに過ごして見ませんか?
物事の枠にはまらずに、とらわれずに。
過去でもなく、未来でもない、頂けたこの瞬間を大切に今を生きませんか?きっと、今一番何を優先にして行けば良いのかが見えてきます。こうして健康で生きていても、明日が訪れる事や明日の命は誰もが保証をされていません。
子ども達を思い出してください。小さな子ども達は、怖いもの知らずです。起きていない出来事をおもったりせずに、過去でもない、訪れていない明日を考えずに、今と言う瞬間を大切に楽しんでいます。
どうか、この瞬間を、一日、一日を大切に生きてください。きっと、答えが見つかります。
苦しくなったり、辛くなりましたら、私のメールアドレスにメールをください。いつでも寄り添わせて頂きます。
合掌
ご質問ありがとうございます。
私も死ぬのは怖いです。怖くて毎日お念仏をお称えしています。
ただ、人間に生まれてきてよかったなと思うこともあります。
なぜなら昆虫や魚に生まれていたら子供が生まれてすぐに死んでしまいます。
でも人間に生まれてきたおかげで子供の成長をたとえ短い期間でも見る事ができるし、コミュニケーションをとることもできるのですから。
治療するにしても家族と過ごすにしても、最後の日を迎えるまで一日一日やれる事を全力でやってくださいね。
神仏や先祖様があなたを導いてくれますように。