実家の寺院を継いだ発達障害の兄について。
当方、40代の既婚女性。(子供なし、夫と2人暮らし。)
数年前に住職であった実父が死去、兄が後を継ぎ母と姉が寺の雑務をしています。(兄と姉は独身。50代)
近年、母が高齢になり一抹の不安が自分の中に渦巻いております。
現在の状況を整理しますと↓
・兄と姉は発達障害で社会人として外部で働くのがシンドイので、寺で働かせてほしいと自ら申し出た。(母から聞きました。)
・それなのに兄と姉は折り合いが悪く、兄は寺の業務が終わると一人暮らしのアパートに帰宅。(本来なら住職である兄が寺に住むべきだと思うのですが。姉と生活を共にするとトラブルになるのが嫌なようです。)
・亡くなった実父も発達障害でかなりの変わり者。
兄とのコミュニケーションも苦手でした。
・拝観寺院で檀家は十数件ほど。兄は几帳面な性格で住職として職務には忠実ですが、喜怒哀楽が乏しく愛想や日常会話が苦手。
また芸術関係の趣味があり個展などを開催してるが、そっち方面の収入はほぼなし。
・姉も几帳面だが自分の思い通りにいかないと癇癪を起す。
上から目線のモノの言い方が多い。
悩みの種は兄と姉の不仲です。日常も寺の業務関係以外の会話はせず、食事も共にしません。(同居は不可能・・というか、しないほうが賢明です。)
さらに困ったことに兄は本職である住職ではなく、趣味の芸術関係で食べていきたいと言い出しています。20代の頃からの夢のようですが何歳になっても諦める気配はないようです。
姉も何年も前から「一人暮らしする、いずれは出ていく。」と口先ばかりで、
自立する様子はありません。
2人ともお寺に育った有難さを全く理解しておらず、どうしたら今の立場や自分の人生設計を見通しさせることができるのか?悩んでいます。
(母が亡くなったら助言できるのは自分しかいないので。)
また、お寺の住職というのはサラリーマンのように中途退職できるのか?
(宗派によって違いはあれど)
発達障害という特性上、難しいと思いますが回答いただけたら有難く思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
檀家総代さんらに相談されては?
お寺を出た身であっても
生まれ育ったお寺のことは心配ですね。
諸々の最終決定権は住職が担っていますが
それまでのことは檀家総代会が関わるはずです。
総代さんらの意向を無視して
勝手に事を進めることも難しいです。
総代さんらを知っているなら
その方々に相談して(お母さまは必ず知っているはず)
今回のことを相談するのが
お寺のためになります。
お寺は個人のものではありません。
宗派によっては、それぞれの寺院には、干与(責任役員)するような仕組みがあるので、その寺院(住職)に相談されるのが一番いいでしょう。
いづれにしても、宗教法人ですから、個人のものではありません。中途で住職も僧侶もやめることはできますが、そのお寺には住むことはできません。もちろん家族もです。
根本的な考え方を変えていかないと、今後の存続や生活も不安定になります。あくまで寺院(宗教法人)は個人もものではない。という認識が必要です。
一番いいのは、干与されている住職か、宗門そのものに相談されることです。
ご質問ありがとうございます。
住職を辞めることはできると思います。
ただし事前にお檀家さんや近隣のお寺さんや宗派の組織の上の方に相談しておく必要があるでしょう。
辞めた後は近隣のお坊さんに兼任してもらうか、お寺を持たないお坊さんに来てもらわないといけませんからね。
ただお姉さんとお兄さんが一人暮らしをするとして生活できるのかが問題だと思います。貯金があるとか生活保護をもらえるならいいのですが。
可能なら今のままの形がいいかなと思います。
いずれ将来的には誰かに引き継がなければならないのですが、それまでは出来るだけお仕事してもらった方が精神的にも身体的にも健康に良いと思いますよ。
もしお兄さんが住職の仕事をしなくなるのでしたらお姉さんにもお坊さんの資格を取てもらうのがいいかもしれないですね。
あるいはあなたかあなたのご主人とか。
お兄さんがどのような絵を描くのか存じませんが綺麗な絵を描くのでしたら絵で仏教を伝えるのもいいかもしれないですね。
お姉さんには仏教を学んで欲しいなと思います。
この世は全て思い通りにならないものです。自分でさえも。それが真理であり、仏様の教えなのですね。その事を常に頭に思い浮かべて欲しいですね。
いずれにしてもお寺のことはどうにでもなると思いますので、今後お姉さんとお兄さんがどう生活していくのかが大事ですね。
1人で悩みすぎてあなたが倒れてしまはないように、近隣のお寺さんにも相談してくださいね。