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真言宗智山派の僧侶になりたい

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有り難し有り難し 41

最近、人生に行き詰まっています。
そんなとき、得度をして「僧名」が授かれ、修行をすれば「僧位」が得られます。
私はお金や知識は乏しいですが、形だけでも僧侶になりたいと思っています。
ちなみに自宅近所に真言宗智山派の寺院が2カ所あります。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

僧侶は何をすべき人か?

日本には駆け込み寺などという言葉があって、人生に疲れ果てて生きる気力を失ったひとたちが救われる最後の拠り所がお寺、みたいに思ってる人もいるようです。駆け込み寺へ駆け込んだ人はそこで出家して僧侶や尼になるわけでなく、衆生済度という、困ってる行き暮れた人を自己犠牲を払ってでも助けることを自分の役割だと自覚している僧侶に手助けされて、また社会復帰していくのが駆け込み寺です。
昔から無常を感じて出家して世間と無関係に隠遁することを出家みたいに思ってきた向きがありますが、寺は侘び寂びの気持ちで世間から隠れる場などでなく、街へ出て困窮した人達に積極的に手を差し伸べて衆生済度をする、自覚した僧や尼僧の活動の拠点なのです。
形だけの僧侶なんてのは存在し得ない。
今までの無気力な暮らしを払拭して活動的な有能な人生のヘルパーに我が道を切り替える覚悟ならば、寺院の門を叩かれたらいいでしょう。
格好だけの偽坊主養成のお寺などはありません。

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楽健法と楽健寺の天然酵母パンを普及しはじめてかれこれ半世紀になります。楽健法も楽健寺の天然酵母パンもマスコミによく取り上げられています。

難しいが不可能ではない

まず年齢的な問題があります。僧侶は得度を受け僧籍登録し小僧から始まって昔なら檀林今は宗門大学に進まないと僧階は取れず、真言宗智山派なら大正大学です。そこで加行単位を取って加行を受け、卒論を出せば正式な坊さんにはなれます。しかし、その後も役僧として寺に勤めて、やっと住職になれる僧侶養成システムです。今から大学行けますか?厳しい修行にたえられますか?私は何とか僧侶になりましたが、寺は休職して17年になりますので、形ばかりの僧侶です。在家仏教ではなぜいけないのですか?また過去には偽僧侶養成の寺はありました。葬儀社が偽僧侶を養成したこともありました。また遁世僧モデルと言い、出家して、更に遁世したのが、鎌倉仏教でした。僧階持ってる実質的な在家もたくさんいますよ。還俗には意味がないのでね。破戒僧が公認されたから、今の僧侶は在家と同じです。問題はあなたが僧侶になって何がしたいかです。自己満足だったらやめた方が良いです。自行化他(じぎょうけた)です。他人の役に立ちたいと強くねがうなら、今から得度を受け、大正大学行って僧階とることですね。

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個別相談可能
浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)、その後宗門大学(浄土宗の僧侶養成機関)である大正大学佛教学部で学び加行(住職修行)を得るための修行)を受け浄土宗教師(浄土宗の正式なお坊さんとしての、住職資格)を取った後、某寺に入寺、京都の大本山黒谷金戎光明寺内にある浄土宗教師修練道場(浄土宗教師が更に1年間研鑽を務める場)にて1年間修行研鑽、その後も研鑽を続け、教学(浄土宗を中心とした仏教の教え)・法式(お経のあげ方・儀礼)・詠唱(ご詠歌・和讃)・布教(教えの伝え方)・雅楽の研鑽を積んでいます。 がしかし、もともと小学校時代から精神疾患で、大学で精神科初診、20代は通院しながら、学業・修行・僧職を勤めていましたが、30代で仕事と結婚のストレスがさらにかかり、大きく心身の体調を崩して入院して以来、寺は休職しています。そして、今は寺を離れ草庵に暮らしています。 2003年に大きく体調を崩して、入院以来入退院を23回繰り返しています。40代過ぎから、徐々に精神的に安定し、50代手前の最近少しバイトが出来るようになりました。デイケア、障害者職業訓練、B型就労支援事業所とステップアップし、単発派遣から初めて、バイトで、2社に勤めて、体調悪化で入院してこの2社をやめて、今は3社目のアルバイトをしています。その中で得られた人間的成長の気づきもフィードバックしていきたいと思います。 精神障害2級の統合失調症・双極性障害・不眠症持ちです。 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 連絡先は、blister55.takahiro@gmail.com
対応できる時間は昼間です。音声のみにてお願いいたします。体調などにより対応できない場合もあります。専門分野は精神疾患・恋愛・人生・仕事・浄土教などです。よろしくお願いします。

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