線香の数に決まりはありますか
何度もスミマセン。
以前質問させて頂いた父の霊前に立てる線香の件についてです。私は毎日毎日「お早う」「行ってきます」「ただいま」「お休みなさい」と、必ず線香に火をつけて、手を合わせて挨拶しています。そうする事が、父に挨拶して会話も出来て、と言った大切な時間になると思っていました。
所が、母から「線香は、そんな何回もせずに、朝と晩だけで良い」と、言われ、大変困惑しております。確かに線香はオモチャじゃあ無いし、やたら立てれば良いのではありません。それは重々判っていますが、やはり私としましては、「お早う」や「お休みなさい」「行ってきます」「ただいま」と言った最低限の挨拶の時ぐらいは、線香を立てて、写真の父と会話したいんです。
それに私は昔から線香の何とも言えない匂いが大好きで、妙にホッとします。それも母は「おかしい」と言います。
やはり私の考えが間違っているのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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特にありません
私の宗派の日常勤行式は、香偈から始まります。願わくはわが身清きこと香炉の如くです。線香は香炉の簡易版なんですよ。香炉とはお寺で焼香ってしたことないですか?香炭が入っている炉に抹香を炊いて清めます。また三具足や五具足と言い、仏前には花、灯明(簡易版がろうそく)、香炉(簡易版が線香)を備えてお勤めするものなのです。線香の数は1本2本3本たくさん説がありますが、はっきり言って決まりがありません。焼香の回数が3回が正式と言われるが、みんな1回で済ませたり、回し焼香したりするのと一緒です。線香を折って横にするようにいう人もいるようですが、香炉の真似なんでしょうね。まあ歯磨きとにていますね。朝起きた時と夜寝る前と毎食後磨くと良いと言いますが、5回も磨く必要ないとあなたはいわれたようなものですね。あと火の用心と匂いには注意ですね。昔から、抹香臭いというじゃないですか。抹香や線香の主成分の白檀は西洋のアロマオイル(純粋なものがエッセンシャルオイル)ではサンダルウッドといい、鎮静効果がありますが嫌いな人もいるので。あとは煙ですかね。線香には杉が配合されていて、普通のと無煙タイプがあります。寺の本堂やお墓では普通タイプを使い、家庭のお仏壇では、無煙タイプを使います。線香の大手メーカー日本香堂の製品で言えば、緑色の毎日香が普通タイプ、紫色の青雲が無煙タイプです。他のメーカーもだいたいその色に沿って作っているようです。また変わり種では薔薇の香りのする線香もあります。色々工夫することで供養を続けていって下さい。
お母さんが嫌がる理由は?
線香を何回あげてもかまいません。
ただ、お母さんが線香を嫌がるのには、理由があるかもしれません。
まずは、線香もタダではありませんから「もったいない」と思われているのかもしれません。
また、線香は火を使うので、火災の不安があるのかもしれません。
線香が短時間で燃え尽きるように、短く折って使用されてはどうでしょうか。
なお、線香の香りは私も好きです。
質問者からのお礼
回答ありがとうございました。
母が嫌がる理由は判りませんが、これからも毎日、父に色々会話や挨拶しながら、線香をあげて、手を合わせたいと思います。
とても良い勉強になりました。
参考にさせて頂きます。
ありがとうございます。