病気との付き合い方について
膠原病と診断され、4年近くになります。
それまでも関節痛や発熱など、地元の病院など沢山診てもらいましたが何年も不明だと言われ、数年前やっと大学病院で精密検査を受けわかりました。
分かった時には、随分経っていてこの度難病指定を受けることになりそうです。医者に対して不信感が消えず、またこの病気と付き合うことが辛いです。
唯一、主人と半年に1度程度の神社仏閣巡りが心からの支えです。
心をもっと穏やかに、いろいろなことを受け入れ、許して残りの人生を過ごしたいと願っております。
何か、日々生きる上での周りを温かくできる秘訣があれば、ぜひ教えてください。お忙しい中、ありがとうございます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
許すというのは難しい
初めの方で病気を発見出来なかったことは残念であり辛いですね。はじめに良い医者に出会えなかったというのは本当に悔しい思いをしたことでしょう。
許すというのは難しいことです。なぜなら、「許す」という行為が、相手のため だと思ってしまうからです。なぜ憎むべき相手のために許してやらなければいけないのか、という気持ちが湧いてなかなか許すことができないでしょう。
しかし、「許す」ということは、決して相手のためではなく、自分自身の為になるのです。
むしろ許すという行為は相手にとっては残酷なことです。簡単に許されれば、反省も成長もないのですから。
許すという行為は、難しいからこそ価値があるものだと思います。過ぎてしまったことはどんなに恨んでも、状況が戻ることはありません。恨みというのは、不幸であることと同じです。
恨みを捨てることが、自分の幸せに直結します。
ただ、それにはやはり大きな葛藤と苦しみがあり、長い時間も要するでしょう。
しかし、許す という行為があなた自身の幸せだと信じ、寺社仏閣を参拝なされた時の穏やかな気持ちを拠り所として、ゆっくりでいいので「あなた自身の為」に、許す努力をしてみてはいかがでしょうか。
症状の辛さは罹患した方で無いとわからないでしょうが
bonmaru様、膠原病と言う診断までかなりの時間がかかり、そして難病であることがわかった時のお気持ちはさぞ辛かったことと思います。
私は一人だけ膠原病の患者さんの知り合いが居ります。年賀状をやり取りするだけのお付き合いですが、兵庫県伊丹市にお住いの古結芳子さんと言う方です。膠原病を発症して30年以上になるそうです。不自由な体ながら、リハビリを兼ねて水泳の練習に励み、多くの障害者水泳大会で金メダルを獲得しているそうです。
以前、私のブログに古結さんのことを書いたことがあります。参考までにお読みください。
http://blogs.yahoo.co.jp/dorinji/349088.html
http://blogs.yahoo.co.jp/dorinji/30565496.html
http://blogs.yahoo.co.jp/dorinji/31339087.html
古結さんの2冊目の著書『生きててよかったー膠原病とともにー』は購入可能なようです。
http://www.amazon.co.jp/%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%A6%E3%82%88%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E2%80%95%E8%86%A0%E5%8E%9F%E7%97%85%E3%81%A8%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%AB-%E5%8F%A4%E7%B5%90-%E8%8A%B3%E5%AD%90/dp/4899851421
宜しければ、ご一読下さい。病名が同じでも、症状は人それぞれですから、「同じように、水泳をしてみましょう。」とお勧めするつもりはありません。でも、きっとbonmaruさんなりに熱意を持って取り組めることがあると思いますし、そのことを通して体の機能を少しでも維持し、心を強くもっていくことは出来ると思います。
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質問者からのお礼
ありがとうございます。
「許す」という本来もつべき哲学を教えていただき、心が救われました。
また、古結さんという方の本もぜひ読んでみたいと思います。
今まで、家族以外に誰にもできなかった相談ですが、ご縁を感じ思い切って相談させていただき
本当に良かったです。これからの温かいエッセンスとして大切に生きていきます。