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両親の前で死にたいと言ってしまいました

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両親の前で私なんか死んでしまえばいい、と言ってしまいました。後悔と自己嫌悪で思い出す度に涙が止まらなくなります。
以前より鬱病を患っており、下宿先で病院に行くなど対応してきたのですが寛解がのぞめませんでした。療養の為実家に帰った時に気持ちが昂って思わず零してしまい、下宿先で自殺を計った事も打ち明けました。父には同情して欲しいだけだ、と言われましたが、母にとても悲しい思いをさせてしまい思い出す度に心が苦しいです。
家族にはただでさえ迷惑ばかりかけてきているのに本当に親不孝だと思います。罪悪感が重なって希死念慮が頭に浮かぶ事もありますが、死んでしまうと家族に更なる迷惑を掛けてしまうのだと思うとどうすれば償えるのか分かりません。
この暗い思考から抜け出せる方法、そして家族に言った事を償う方法を教えて頂きたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

苦しい時はヘルプを出して甘える事も必要です。

初めまして、今日は。

人生と言う冒険旅行にも、困難の嵐が訪れる時があります。私も、順風満帆な人生から、突然・・絶望に突き落とされ、苦しみに追い込まれて命を絶とうとしました。

生きよう・・もう駄目だ・・・と心が揺れ動いて、色々な出来事に追い込まれてしまって身体と心がアンコントロール状態になっていると思います。

心とは日に何百回とコロコロと変わります。だから”ココロ”なのかな・・と思います。その”心”は傷つくと絆創膏を貼って治す事も、メンタルクリニックを受診したからすぐに結果を出す事も、骨折のようにこの位で完治するという事ではありません。それだけ、見えない心の病と向き合う事は大切なのです。

人生と言う冒険旅行での困難の嵐。ジタバタせずに・・立ち止まって、もう一人の主人公の自分と向き合って見てください。人生の物差しからすれば立ち止まっても僅か数ミリの出来事です。そして、人生も運命も自分自身もいくらでも変えられてリスタートが出来るのです。急いで結果を求めたりせず、こんなに頑張ったのですからもう”頑張らずほどほどに”して見ませんか。

震災で失った彼女は、過去でもない、未来でもない、二度とないこの瞬間を自分らしく過ごして欲しいと良く言っていました。無理に枠にはまろうとしたり、合わせたり顔をその都度作ったりしていると・・自分を見失ってしまいます。あなたにはあなただけにしかない”良さ”があります。周りは周りです。あなたはあなたで良いのです。今、一番何を優先にするのが良いのか・・自分自身と大切な心をゆっくりと取り戻して笑顔に戻る事だと思います。ヘルプを出して、甘えてください。いくらでも元気になったら”恩返し”を出来る事を無理なくさせて頂くことをすれば良いのです。焦らないで、小さな目標を立ててステップアップをして立ち止まりながら丁寧に一歩ずつ歩んで欲しいです。

苦しいときはいつでもここに来てください。

あなたらしく人生という冒険旅行を仕合せに歩めますように、お祈り致しております。

合掌

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