旦那さんとの時間が終わるのが寂しい
旦那さんと1年ちょっと交際の末、去年入籍し、今年の5月に結婚式を挙げる予定でした。
しかし、コロナウイルスのせいで延期せざるを得ず、来年に延期することになりました。
そんな中、今月に入って旦那さんとの子を妊娠していることが分かりました。
旦那さんとはずっと子供がほしいねと話していて嬉しいのですが、コロナウイルスのせいで、結婚式もあげられず、新婚旅行も行けずになってしまい、外出もできない状況で、このまま二人の時間が終わってしまうのかと二人で毎日悲しい思いに浸っています。
また、今後子供が生まれると二人の時間はなくなるんだろうなと思い、妊娠してからこんなこと思うのはダメだと思うのですが、とても寂しいです。
二人の時間が終わってしまうと思うのは私たちのもとに来てくれた赤ちゃんにとってひどいことをしているなと思っています。
二人の時間が終わってしまうのが寂しいと思ってしまうのはおかしいでしょうか?
また、子供が生まれることを素直に喜びたく、こういう考え方を変えたいと思っているのですが、アドバイス頂けないでしょうか?
長々と読みにくい文章ですみませんが、お願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
子を足枷とみるか、宝物とみるか
結婚することを「めでたくゴールイン」と表現するのを聞くことがあります。一方でシニカルな見方をする人は「結婚は人生の墓場だ。」と言います。どちらか一方が正しく、他が間違っているというものではありません。同じ事実であっても、立場によって見解が異なる。見る角度によって、光の当て方によって、美しくもあり醜悪にもなります。
仏教には一水四見という言葉が有ります。字数制限もありので、詳しい説明は省きます。ネットで検索すれば出てきますので、参照してみて下さい。
おなかの中に宿した命をどのように受けとめるか、人によって異なります。タイトルにも、書いたように足枷と受け留める方も居ると思います。児童虐待による刑事事件が少なからず起きています。こういう事件の根底には、子供を所有物と考えたり、「邪魔者」「足枷」と受け留め方があるように感じます。こういう考え方はその人自身を幸せにはしません。自分を不幸にし、周囲に迷惑をかける考え方です。
「子別れ」と言う落語の噺がありますが、「子は鎹(かすがい)」という別題もあります。夫婦の仲は結構移ろいやすいものであり、其の移ろいやすい夫婦仲を繋ぎとめてくれるのが子供なのだ、という前提で構成されている落語の噺です。
「子に勝る宝なし」という諺があります。人の命には、必ず限りがあります。その限りある命を次の世代へつなぐのが子供です。だから、子供は どんな宝よりもすぐれているという意味の諺です。
妊活という言葉があるように、願ってもなかなか子供が授からない方も多いし、不妊治療のために通院入院しておられる方も少なくありません。hasunohaには「子供を産めない辛さ」「子供がいない寂しさ」についての質問も多いです。そういう方から見れば、remonさんの質問は贅沢に見えるかもしれません。「二兎を追うもの 一兎を得ず」という諺が言うように、一度に多くのものを求めても、大事なものを失います。まずは、授かったという幸せを大事にし、その幸せが今後も持続するよう努めて下さい。
ちょっと事情が異なりますが、下記の回答も参照ください。
「結婚とは二人で重荷を背負っていくもの」
https://hasunoha.jp/questions/25066
今以上に楽しくなります。
今般の、新型コロナウイルスのために、多くの変更や延期、又は中止という事態は多くの方が経験していることです。
remonさんも結婚式が延期になったとのこと、誠に残念としか申しあげられませんが、すでに入籍はされているので、ご夫婦としては成立していますから、子供さんを授かったことは喜ばしいことです。
二人の時間が終わってしまうとありますが、今度は3人です。今以上に楽しいことが待っています。もちろん子育ては大変ですが、それ以上に大きな幸せも運んでくれます。
そして結婚(入籍)されているのですから、当然お二人に子孫が誕生されるのは自然のことですから、素直に受け止め、これからの生活を楽しんでいけばいいのです。
そしてそのお子さんは、お父さんとお母さんに会えることを楽しみにしています。せっかく授かったお子さんです。大切にお大事に育ててあげてください。
もう、すでに子育ては始まってますよ。
出産までのお二人の時間も大切ですから無理せず、その時間も有意義にお過ごしください。
夫婦二人の時間なんていくらでも作れます。
そりゃあ
初めは赤ちゃんに振り回されっぱなしですが
それも夫婦の大切な時間になります。
今このタイミングで
赤ちゃんを授かった理由を
しっかり考えてみませんか?
その意味を見出すのも
夫婦の大切な共同作業ですよ。