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私でも生きてていいのでしょうか

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有り難し有り難し 8

しんでしまいたい、と思うことがよくあります。

たった数十年しか生きていない子供が何を言ってるんだと思うかもしれません。
申し訳ないです。
よければ助言をいただけると嬉しいです。

小さい頃から「誰かに認められたい」「誰かから必要とされたい」という気持ちが強く、
その一方で、このままの自分では誰からも愛されないとも感じてもいました。

だから人によく嘘をつきました。
自分をよく見せるため、
テストの点数を偽ったり、今自分がハマってるものや、得意分野、家族との関係など。
全部“模範的”かつ“理想的”な自分に見せるために嘘を友達に言い続けています。

高校がコロナウイルスでお休みになって、1ヶ月以上を友達と会わずに過ごした中で、やっと気づきました。
「嘘で自分が認められても意味がない」ってことにです。

それと同時に、自分が愛されることは一生無いのかも知れないと思い当たりました。

嘘をつき続けても、いつかボロがでるのが怖くて、友達や恋人と話す時はいつもドキドキしながら生きていかないといけません。

嘘をつかずにそのままの自分で生きようと思っても、“自分がだいきらい”だって言う気持ちが邪魔をします。

いままで重ねてきた嘘が、バレてないとも限りません。みんな指摘しないだけで薄々勘づいてるかもしれません。
そしたらきっと、私に関わってきた人みんなが私を嫌いだと思います。

ずっとずっと愛されるために生きてきたのに、私はそもそも誰かから必要とされるなんて無理なことなのかもって思いました。
自分の生きる意味なんて無いんじゃないかとか、そんなことをぐるぐる考えてます。

両親や妹や友達はとても優しくて、私にはもったいないくらい素敵な方達です。
嘘偽りない自分をさらけ出して接することが出来たら、きっと今とは比べようのないくらい楽しい人生になると思うのです。

自分自身を愛する方法、生きててもいいんだって、誰からも認められなくても自分を認める方法や考え方など助言をお願いしたいです。

悲しい気持ちのままで書いたので、途中ぐちゃぐちゃした文になってしまったかもしれません。。。長々と申し訳ないです。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大切な気づきをプラスに変えて見ませんか?

初めまして、お早う御座います。

人は、誰かに愛されそして、誰かを愛して依存して人生を歩んで行くものです。あなたも誰かを必要として、誰かが同じくあなたを必要として・・過去でもない、訪れていない未来をふと・・おもってしまうから、それが不安や心配となって時には恐怖となるのです。その未来でもない、二度とないこの瞬間を生きているのです。

誰かを羨んだり比較したりせず、その場、その場で自分を作って顔をいくつも変えてしまっていては、本当の大切な自分を見失ってしまうのです。私たちの身体は、幾度となく困難の嵐を乗り越えて来た先人達の生き抜いた証であり、さらに父母の願いと想いが込められているのです。一人ひとりが生きる意味があり、それぞれに与えられた課題があります。その、生きる事の意味はこちらから追わなくても、自ずと現れてくれるのです。

今、困難と言う嵐が私たちに訪れています。それぞれが、ジタバタせずに立ち止まって自分自身と向き合うチャンスを与えてくれています。

あなたも、大切な心と自分を見失う所を気づきを与えて頂けた事により自分らしさを取り戻せるチャンスなのです。人は生まれる時に必ず、仏心と良さを与えられてこの世に産まれて来るのです。あなたにも、あなただけにしかない良さがあるのです。結果をすぐに求めずに、焦らずに・・自分のペースで一歩ずつ丁寧に人生と言う冒険旅行は始まったばかりです。沢山、失敗をしてそれをプラスに変えて自分のものにして歩んで見ませんか?

人生も運命も自分自身も、いくらでも変えられます。しかめっ面で不平や不満を言って過ごすよりも・・辛い時だからこそ、笑顔とありがとうと言う言葉を忘れずに辛い出来事も留まることなく動き出します。希望や夢は捨てない限りに逃げてはいきません。沢山の無限に広がる可能性を大切に、あなたらしく人生という冒険旅行を仕合せに歩めますように、お祈り致しております。

心、苦しくなった時はいつでもここに来てください。

合掌

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有り難し
おきもち

皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、悩みを相談し気軽に参拝出来る”心のよりどころ”であって欲しい・・・その願いを叶えさせて頂きました。仏縁を頂き真言宗の小さな手作りのお寺を開山させて頂き4ヶ月が過ぎました。妻を脳腫瘍で看取り、東日本大震災で彼女を失い、父を心筋梗塞で看取り、障がいのある長男と健常児の次男を育てる父子家庭の父、押し寄せるこれでもか!と来る障害。・・どうにかなるさ!と思考を変え、今日に至っております。一切衆生をお救いする事、それは経験させて頂いた出来事があるからこそ、その痛みがわかるからできるのことです。迷わず、負けずぶれず道一筋に、あなたの希望ある光輝く人生を楽しめますように。濃霧も時がたてば天晴の如く見通しが良くなるように人生の羅針盤となり皆様に寄り添い、慈悲の回向の光を届けさせて頂きます。 開かれたお寺と志を忘れないよう挑み続けます。合掌 礼拝

そのままで生きていいんです。

『 嘘偽りない自分をさらけ出して
  接することが出来たら、
  きっと今とは比べようのないくらい
  楽しい人生になると思うのです。  』
全くその通りです。
少なくとも嘘をつかないだけでも楽になります。

なぜ
『小さい頃から今のままの自分では誰からも愛されない』
と感じていたのでしょうか?
そもそもその感覚が間違っています。
周りから愛される前に
自分が素の自分を愛してください。

素の自分が好きでないなら
どういう自分に成ればいいのか考えて
嘘で固めた虚像でなく
想う理想像に近づけるよう精進してみてください。

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

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