自分が嫌になります
私は職場や自分のテリトリー(?)に新しく入ってくる人が嫌いです。
自分より出来る人だったら自分のポジションを取られてしまうと焦ってしまう…今の心地良い環境が壊されてしまう…仲の良い同僚が自分から離れてしまう…と感じて、私以外の所で盛り上がったり楽しくしているのが嫌なのです。
先日も、いつも一緒に帰っていた同僚が違うの同僚と帰っているのを見て悲しくなるのと、怒りが込み上げてきました。たしかにいつも帰る約束をしているわけでありませんが、裏切られた気持ちになりました。そそくさと先に帰っている気がして…私だけと仲間外れにされた気がするのです。
こんな情けない自分がとても嫌です。
どうゆう、心の持ち方をしたら良いですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
変わりたくない、という煩悩ですね。
こんばんは。初めまして。「新しく人が入ってくることを不快に感じる」ということですね。それはつまり「自分や、自分をとりまく環境が変化するのが嫌」なのでしょう。なるほどそれは、自然な感情かも知れません(いい環境にいらっしゃるのですね)。
しかし、その「変わりたくない」という気持ちは、自然に対して従順ではありません。自然、というのはつまり「全ての物事は移り変わる(諸行無常)」のことです。単純な話、仲の良い同僚が退職したり、あなたが昇級したり、会社の業績が急に変化したり、異動があったりするわけです。そして勿論、あなた自身が年齢をかさねて経験を増やしたり、病気になったりするわけです。
これら、みな変化です。
いまの心地よさにしがみつこうとしている、その「情けなさ」に気づいておられるのであれば、「この心地よさは偶然と言えるほどの貴重な物だ、様々な縁が重なって、いまの心地よさがあるだけで、いつまでも続くものではない」ということを、まず頭で理解しましょう。
そうすると、変化に対するあなたの反応が変わってくるはずです。「変化することに対して怒るのではなく、次の自分の対応を考える材料とすべき」と気づき、「今度私も、ご一緒していい?」という行動変容に繋げればよいのです。環境が変わったら、それに応じてあなたも変わる。変わることができる。自分にはその自由があると知って下さい。
往々にして、変化を嫌う方は「自分はそのままでいたい(かわることができない)」という煩悩が強いと感じます。「物事は変化していく」ということに素直に対応できた方が、きっと気楽に生きて行かれると思いますよ。
質問者からのお礼
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。
良い環境にいらっしゃるのですね。
という言葉に気付かされました。
今、世間はコロナの影響で大変な事になっています。そんな中、恵まれた環境で仕事ができること、生活ができることにまずは感謝しなければと思いました。
変わらないものは何一つない。流れに身を任せて見栄を張らず変化を楽しみたいです。ありがとうございます。
どうぞ、お身体を大切になさってください。