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鬱で何もできないです

回答数回答 2
有り難し有り難し 55

初めてご相談させて戴きます。もう10年鬱で苦しんでいます。仕事も3年続いたけど辛くて死にたくて勢いで辞めてしまいました。
辞めてからは毎日する事がなくて毎日テレビを見て寝てばかりでです。
家事をしなければならないと思いながらできません。
代りに息子が食事を作ってくれたり、主人は何もしなくてもいいよと言ってくれてお菓子やパンを買ってきてくれたりします。尚更申し訳ない思いがして辛いです。
面接もいくつか行きましたが不採用ばかりで落ち込んでしまいました。焦ってばかりで早く仕事もしたいし家事もしたいとは思いますが、外へ出るのも億劫で引きこもりになっています。
今は休む時期と分かっているのですが、気持ちが焦りで一杯でこのままだと自分がダメになりそうでそれが凄く怖いです。
運動したら鬱にはいい事もわかるけどできないのです。
社会からも家庭からも必要ない存在のような気がします。どう生きたらいいのかわからなくなりました。
何か良い知恵があったら教えて下さい。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何もできなくていいのです・・・食事さえできていれば・・・。

小生も、夜中に徘徊する認知症の実母の介護で鬱病になりました・・・。睡眠不足がこたえた様に思います(ちなみに、貴女は眠れますか?。小生は睡眠薬を医師に処方して頂き、何とか眠れましたが・・・)。丸、8年程「抗うつ剤」を服用していました(今は休んでいますが…)。
当初は、食欲もなく、身体を動かすことさえ面倒くさかったです。
ほんの《一瞬》ではありましたが「お母はん殺して、自分も死のか・・・」とさえ思いました。お寺ですので本堂へいって、亡き父に「お父はん、何とかしてや!」って、叫びました・・・。
何の返答もありませんでしたが・・・、今となっては「死んだらいかんぞ!」って、言ってくれてたように感じています。
幸い貴女は〈息子が食事を作ってくれたり、主人は何もしなくてもいいよと言ってくれてお菓子やパンを買ってきてくれたり〉との事、「甘えたら&頼ったら」いいのです。息子さんやご主人様は❝仏様の代わり❞をしてくれているのです。
申し訳なく思うより《有り難く》思えばいいですよ・・・💖。で、「有り難う」って言えば・・・(恐らく言っていると思いますが…)。
仕事の方は❝仏様(ご主人や息子さん)❞が、「探してみなさい」と言ってくれるまで、気長に待ちましょう・・・。で、その時本当に「その気」なってから探せば、キット何とかなります。
最後に、一休さんのお言葉;❝心配するな 大丈夫 何とかなる❞…小生、苦しかったり、辛かったりした時、10回心の中で(他人がいない時は声を出して)唱えました・・・。
で、14年・・・何とかなってきました・・・😅。貴女も、何とかなります・・・キット。合掌

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有り難し
おきもち

鬱はもういいや!と思う事。

夏目 様 相談ありがとうございます。

鬱でかなりお辛いようですね。いろいろと対策をしておられると思いますが。
一つの方法として、鬱に対抗しないで、自然と治ると欝を放っておきましょう
そして、鬱はもういいや!と思うことです。
その為に、出来る事のリストアップです。あなたは鬱で出来ないことに目が行ってネガティブになっています。ですから小さな子供でもできる、些細なことでいいので、出来る事のリストアップを沢山しましょう。歯を磨きますよね。食事はとりますよね、歩けますよね。そんな些細な出来る事を沢山書いてください。
次に、好きなことのリストアップです。「好きなこと(趣味など)、好きな人(架空でも芸能人でもOK)、好きなもの(食べ物、持ち物)好きな場所(旅行に行った場所でもいいよ)」をこれもたくさん書いて。毎日眺めてください。昔好きだったこと、今好きでいるもの、将来好きになってみたいもの、何でもいいのです。
そして、
出来る事、好きなことを毎日いつも眺めて、鬱は気にせず、出来る事を少し増やしてみようと、何かしてみようと思うことです。その時に、できる範囲でやってみて、それで自分にOKを出すことです。「自分は出来てる」って。できる範囲が出来なくても、やる気になったことにOK、「まだ慣れてないだけ、また明日やろう。」でいいのです。
さらに、
気持ちが焦るのは、やる気のある証拠。
申し訳ないと思うのは、感謝の気持ちがあり、優しい気持ちある証拠。
外へ出るのが億劫なのは、家が好きで家族が温かいから。そして外の世界の可能性をこれからまだ沢山、知り得ることができるということ。
運動できないは、身体を動かすことになれていないだけ、あなたの体の使っていない可動域が充分に残っている証拠です。
というような、言い換えをして、鬱を忘れていきましょう。
少しずつ、試してみてくださいね。
そうそう、最後に、「鬱をやめました」と過去形で神仏に祈るのいいですよ。
参考までに。
一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。私の回答のヒントは、川本義巳著『1日3分でうつをやめる』(扶桑社)です。興味があればお読みください。
自分に優しく温かくしてださいね。m(__)m

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有り難し
おきもち

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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
見方を変えるということですね。確かに出来ないリストばかり考えていました。
歯磨きやご飯は食べれます。猫の世話もできます。掃除機もかけれます。
見方を変えたらできる事が沢山ある事に気づきました。
鬱もういいやと思えるようになるまで時間かかるかもしれないですが、前向きに考えてやれそうな事をやってみます。
気付きを教えて頂き本当にありがとうございます。

回答ありがとうございます。
夜は睡眠剤を服用しているので眠れてはいます。
息子も主人も本当に仏様です。毎日感謝してありがとうってもっと伝えたいと思います。
大丈夫!なんとかなる!
焦らずその日を待ちたいです。
心につっかえ棒ができました。
本当に感謝いたします。

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