自分の中に自分が2人
はじめまして。初めて相談させていただきます。現在、大学に通う21歳の学生です。
タイトルの通り、自分の中には自分が2人いると感じています。細かく言えばもっとたくさんいるのですが、これは人間としては当然のことだと考えています。
1人目は、理想的な自分です。自分を愛し、自分のために努力することのできる自分です。規則正しい生活をし、学びに時間をかける。学者になりたいという夢があるのです。その為にはもっと努力しなければなりません。
2人目は、自分のことを憎み、そんな自分を傷つけるのです(自傷行為、過食症等)。
この2人目が、とにかく邪魔をするのです。1人目の自分が作った希望を尽く潰しにきます。自分はどうせダメな奴だと。
1人目は生きていたいと言っています。
2人目は自分を殺したいと言っています。もう疲れてしまいました、このままでは夢も理想も消えてしまいそうです。そうなれば、生きている理由なんてありません。
結局、理想は理想、自分の本性が怠惰であったということなのでしょうか。でもまだ諦めきれません、もっと努力できる人間でありたいのです。
相談というよりは、胸の内を吐露しただけのような拙い文章ですが、どなたかご縁がありましたらご回答いただけると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
邪魔する人格を否定しない
Klee 様 相談ありがとうございます。
確かに、自分の中に別な自分がいます。というより脳内の会話は、学級会のようで、沢山の会話が流れています。「細かく言えばもっとたくさんいる」は、普通です。
で、問題は、邪魔するやつがいるのですね。これも誰でもいます(というか誰でも持っています)。なので、邪魔する人格を否定しないという事です。否定しないで丁寧にその声に耳を傾けると、色々出てきます。つまり、邪魔する「自分を殺したい」「自分を傷つけたい」という声は、実は本心ではありません。
あなたの成りたい事、やりたい事にブレーキをかけるその声は、本当は、このまま行ったら潰れるから、「ちゃんと自分の体調を考えなさいよ」とか「息抜きをしないと無理だよ」とか「人間関係は大丈夫?」とか「今の環境じゃ、もっと上は望めないよ」とか「その道はあなたの本当の道なの?」などなどの声です。
この声に耳を傾けながら、あなたの行く道を紆余曲折あっても進めていけば、必ず、成りたい自分、やりたい事にたどり着けるでしょう。
理想の一つの声を聴いてそのままで進める人はいません。完全な人間はいないのですから。脳内の色々な声を聴きながら、自分軸・価値観を見つけて、そしてモチベーションを維持しながら(もちろん否定的な声も無視せず)、寄り道しながらも、進んでいけるのが、本来の進むべき道かと思います。
自分の人生は自分が主人公。あなたらしく生きてください。
ついでに、自分軸・価値観、探しは一人でやるより、コーチングを受けた方が、見つけやすいですよ。参考までに。
一礼