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自身の孤独との向き合い方について

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有り難し有り難し 13

はじめまして。
コロナの影響で、お忙しいにも関わらずこの様な場を設けていただける事に大変感謝いたします。
早速ですが、今の悩みについて相談をさせて下さい。
恋人との関係についての悩みです。

現在、コロナウイルスの影響で私は自分の事業が停止してしまい、経済的に困窮している状況です。
恋人は在宅業務にシフトして、毎日とても忙しく精神的に余裕が無い状態が続いていると言っております。
そんな中でこんな世の中なので会う事も出来ず、向こうは日々業務に追われているので、日に日に連絡を取る頻度も減ってしまいました。
今まで気軽に会う事が出来たことや、沢山の連絡を当たり前に取り合えた事が、どんなに素晴らしい事だったか痛感する一方、自分の中の孤独が日々浮き彫りになっていく様な感覚に耐えられそうもありません。

一度、「この気持ちを理解してもらえたらきっと救われるだろう」と思い、素直に伝えてみたのですが、「私は忙しいし、自分に余裕のある時しか連絡返せない」との事でした。
もちろん真っ当な答えであるし、自身のワガママでただでさえ疲れている所を追い込んではいけないので、色々考えた結果、今までの時間を使って本を読んで勉強を始めてみたり、瞑想に取り組んでみたり、自分と向き合う時間として使い始めました。

初めのうちは、前向きに過ごせていたのですが、日に日に気分が落ち込んでいってしまうのが目に見えるくらいにわかってくる様になってしまい、塞ぎこんでいく様になってしまいました。
そんな中、連絡は取れないのですが恋人のSNSの更新等が目に入ってしまう事が増え、更に考え込んでしまう様になってしまいました。
まるで、自分の心の拠り所はどこにも無い様な気分になってしまい、居なくなってしまいたいとすら考えてしまいます。
友人等もあまりおらず、心の拠り所を普段から沢山作っていなかった自分の責任である事は承知しております。
そして、今までの環境にとても幸せを感じていて、現状の距離感に苦しみ続けている事も。
しかし、自分の中の、「助けてくれるだろう・寄り添ってくれるだろう」という幻想に押しつぶされてしまいそうです。

どうすれば、互いにとってより良い方向に進む事ができるでしょうか?
そして、どうすれば自分の孤独感や不安を受け入れて、前に進む事ができるでしょうか。
お手隙の際で構いませんので、ご教示頂けますと幸いです


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

理想と現実のギャップを受け止めてはいかがでしょうか?

ご質問有難うございます。
コロナウイルスの影響禍で、気苦労が多き時期かと想像いたします。

忙しいは、「心をなくす」と書きます。
忙しくなれば、気持ちに余裕がなくなり、周りの人たちに気配りもできなくなったりしてしまいます。
でかいいぬさんも相手のことを大切に思えばこそ、その優しいお心ゆえ、お辛くなってしまいますね。

生活の様式が変わってしまい、お互いの距離感に戸惑っている。
ここは、そういう時期なんだとご自身の中でスイッチを切り替えてみましょう。

苦しみは、理想と現実のギャップから生まれる。
このギャップは誰かが埋めてくれるものではありません。
自分が現実をしっかりと受け止めて、それを乗り越えていくしかないんです。
今の自分を認め、まずは自分と向き合われたらいかがでしょうか?

でかいいぬさんの今後よりよく生きていけるようにお祈りしております。

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有り難し
おきもち

合掌 私は日蓮宗の坊さんです。 2人の男の子を持つ父親でもあります...
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大切な問いを持たれましたね 居なくなる必要は全くありません。

はじめまして。
すぐにお返事を差し上げたかったのですが沢山の仕事を抱えて今日になりました。まだ間に合いますでしょうか。

深い文章と読んで思いました。特に深みを感じるのが、自分の中の、「助けてくれるだろう・寄り添ってくれるだろう」という幻想に押しつぶされてしまいそうです。の箇所です。

自分と他者の間には底なしの溝があると何となく感じているのだけれど認めるのは大変怖いものです。しかしですね、人間何処でひとつになるのかと言えば嘘がない所です。嘘がないというのは嘘をつかないという事ではないのです。
本当に大切なことを知らないのに、知らないままに出来ないで自分勝手に決めつけてそれに縛られている、自分の生きる世界の狭さを知る事なんです。

大切なことは何も知らないという所から出発して学ぶという、人間にとっての生涯をかける使命からの呼びかけが孤独とか不安といった形で表れているのではないでしょうか。
不安は孤独は世界を開く鍵です。大切にしてください。

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有り難し
おきもち

社会を上手に生きれない方々とご縁があります。 悩む姿に共感を覚えます。 ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
少しずつ自分のことを受け入れて、現実と向き合っていける様に頑張ろうと思います。

ありがとうございます。
もしかすると、自分の中で人との繋がりや優しさを当たり前の様に捉えていたのかもしれません。
恵まれている環境に居る感謝を忘れずに、色んな事を学んでいきたいと思います。

「孤独と向き合う」問答一覧

孤独の力に負けてしまいます

何度かご相談させていただいております。寂しさ、孤独については3回目くらいのご相談になります。 私は孤独を感じるとネガティブスイッチがオンになり、自分が可哀想な理由を思い出の中から引っ張ってきたり(過去に傷ついた出来事など)、涙が止まらなくなったりして、目の前の事に集中できなくなります。幸い、誰にも迷惑かけない程度に自分の心の中にネガティブは収まっているのですが、自分にとって大変迷惑で、今年はこうなってしまう自分を卒業したいです。 現在、恋人はおらず、友達はいますが、この状態になった時にすぐ電話をかけられる人はいません。友達はみんな違う街に住んでいるので、なかなか会えません。時々電話はします。できれば、自分で自分の感情を落ち着かせたいです。 また、今どうしても頑張らないと行けないことがあるので、地元のコミュニティに参加するなど余裕はありません。もちろん、余裕ができたら参加していきたいとは思っています。 前より自分を客観視できるようになって、ネガティブスイッチが入った時、このまま行くと自分を可哀想だと思い始めて、記憶を漁り出すな、と認識できるようになりました。ここまではうまく行っているのですが、寂しい気持ちを処理できずにどんよりして、集中力が落ちたり、眠れなくなったりします。眠れない時は次の日にも響いて、ネガティブを持ち越すこともあります。 寂しい気持ちはどこにやってあげたらいいでしょうか。ネガティブな感情との向き合い方のヒントをいただけると幸いです。宜しくお願いします。

有り難し有り難し 4
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将来親が死ぬことと自分が孤独になること

中年ですが親の死が怖くてたまりません。 先日祖母を亡くして以来恐怖が強くなり、夜眠れず、朝から突然涙が溢れます。 私はひとりっ子で同居しています。 日頃から絆を感じる友達はおらず、新しい仲間を作りたいと思い行動してもうまくいかず、一人きりです。 親とは他の仲の良い家庭と違って行動は昔から常に別々ですが、今思うと私の人生は親が全てだったと感じます。 本当に何もかもお世話になっていて、たくさん反発しましたが精神的にも常に助けられて来ました。 そのことに気づかないくらい当たり前になっていて、それくらい当たり前のように救われて来ました。 こう書いていてまた涙が溢れます。 若い頃に社会不適応と診断されたことのある自分は職場でも孤立しているため、一般的な大人のようにフルタイムで働くことがとても厳しいです。 でもなんとか自分のものになるようにと、今の職場で新しい勉強に取り組んでいる最中ですが、なぜか身が入らず、メンタル的にも不安定で、将来が怖くて怖くて仕方ありません。 今親は健康で、家事は家族全員で分担し、うまくやっています。 でも当然ですがこの日常はいつか終わります。 だれもが通る道だしそれが世の常だ。って分かっていても、どうしようもなく怖くて、毎日が本当に本当につらいです。 恐怖が心から消える瞬間がほとんどありません。 どうすれば、今目の前なことに集中して、心を穏やかにできるでしょうか。 また、こんな自分が今後孤立して孤独にならない方法はないでしょうか。

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なぜかいつも一人

子供の頃からふとはぐれてしまったり、輪に入れずに一人になってしまうことが多く、ここのところはやっぱり週末も誰かと過ごすというよりは一人で出かけたりということばかり。 誰かとつるむことがそれだけで良いことかといえばそうではないだろうし一人でいる時にはないトラブルや悩みもあろうかとは思います。 他人で自分の穴を埋めようとしてはいけないとは思います。 外国人の友達はよくできていた頃があって、それでも彼らは帰国して物理的距離に反して会いに行けば大丈夫なのですが親兄弟には言われぬ日々の暮らしでの喜び悲しみを共有する相手がいなくて、それは少しつらいです。同時に、一人いればそれはふと虚しさに襲われて、一人でいない時もやっぱり虚しさに襲われて、でも何かを誤魔化す、紛らわすツールとして誰かと一緒にいたいというわけではないとは思ってます。 虚しさ、これが人をして私から遠ざける何かなのかもしれないです。 飲み屋だスナックに行って人恋しさを紛らしている自分がなにを求めているのかもわからないです。コロナ禍の時に父親が極度の警戒心から出歩かないでくれと言っていた時期には達観した気になって私なら孤独感に苛まれまいと平気を貫いてきたかにみえたのですがつらいのは果たして孤独感なのか、自分の声が誰にも届くことない感覚、あ、それも孤独感なのか。 これとても数十年したらみんないないんだろうなとかやっぱり独りになるんじゃなかろうかと、要らぬ心配なのでしょうがまた虚しくなり。 結局は他人は変えられないし自分だって思うようには操縦できないし、世界は自分のためにあるわけではないし思い通りにいかなさを納得するとか泣き出したいこんな気持ちを飼い慣らすかする術をどうにか身につけたいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ