自身の孤独との向き合い方について
はじめまして。
コロナの影響で、お忙しいにも関わらずこの様な場を設けていただける事に大変感謝いたします。
早速ですが、今の悩みについて相談をさせて下さい。
恋人との関係についての悩みです。
現在、コロナウイルスの影響で私は自分の事業が停止してしまい、経済的に困窮している状況です。
恋人は在宅業務にシフトして、毎日とても忙しく精神的に余裕が無い状態が続いていると言っております。
そんな中でこんな世の中なので会う事も出来ず、向こうは日々業務に追われているので、日に日に連絡を取る頻度も減ってしまいました。
今まで気軽に会う事が出来たことや、沢山の連絡を当たり前に取り合えた事が、どんなに素晴らしい事だったか痛感する一方、自分の中の孤独が日々浮き彫りになっていく様な感覚に耐えられそうもありません。
一度、「この気持ちを理解してもらえたらきっと救われるだろう」と思い、素直に伝えてみたのですが、「私は忙しいし、自分に余裕のある時しか連絡返せない」との事でした。
もちろん真っ当な答えであるし、自身のワガママでただでさえ疲れている所を追い込んではいけないので、色々考えた結果、今までの時間を使って本を読んで勉強を始めてみたり、瞑想に取り組んでみたり、自分と向き合う時間として使い始めました。
初めのうちは、前向きに過ごせていたのですが、日に日に気分が落ち込んでいってしまうのが目に見えるくらいにわかってくる様になってしまい、塞ぎこんでいく様になってしまいました。
そんな中、連絡は取れないのですが恋人のSNSの更新等が目に入ってしまう事が増え、更に考え込んでしまう様になってしまいました。
まるで、自分の心の拠り所はどこにも無い様な気分になってしまい、居なくなってしまいたいとすら考えてしまいます。
友人等もあまりおらず、心の拠り所を普段から沢山作っていなかった自分の責任である事は承知しております。
そして、今までの環境にとても幸せを感じていて、現状の距離感に苦しみ続けている事も。
しかし、自分の中の、「助けてくれるだろう・寄り添ってくれるだろう」という幻想に押しつぶされてしまいそうです。
どうすれば、互いにとってより良い方向に進む事ができるでしょうか?
そして、どうすれば自分の孤独感や不安を受け入れて、前に進む事ができるでしょうか。
お手隙の際で構いませんので、ご教示頂けますと幸いです
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
理想と現実のギャップを受け止めてはいかがでしょうか?
ご質問有難うございます。
コロナウイルスの影響禍で、気苦労が多き時期かと想像いたします。
忙しいは、「心をなくす」と書きます。
忙しくなれば、気持ちに余裕がなくなり、周りの人たちに気配りもできなくなったりしてしまいます。
でかいいぬさんも相手のことを大切に思えばこそ、その優しいお心ゆえ、お辛くなってしまいますね。
生活の様式が変わってしまい、お互いの距離感に戸惑っている。
ここは、そういう時期なんだとご自身の中でスイッチを切り替えてみましょう。
苦しみは、理想と現実のギャップから生まれる。
このギャップは誰かが埋めてくれるものではありません。
自分が現実をしっかりと受け止めて、それを乗り越えていくしかないんです。
今の自分を認め、まずは自分と向き合われたらいかがでしょうか?
でかいいぬさんの今後よりよく生きていけるようにお祈りしております。
大切な問いを持たれましたね 居なくなる必要は全くありません。
はじめまして。
すぐにお返事を差し上げたかったのですが沢山の仕事を抱えて今日になりました。まだ間に合いますでしょうか。
深い文章と読んで思いました。特に深みを感じるのが、自分の中の、「助けてくれるだろう・寄り添ってくれるだろう」という幻想に押しつぶされてしまいそうです。の箇所です。
自分と他者の間には底なしの溝があると何となく感じているのだけれど認めるのは大変怖いものです。しかしですね、人間何処でひとつになるのかと言えば嘘がない所です。嘘がないというのは嘘をつかないという事ではないのです。
本当に大切なことを知らないのに、知らないままに出来ないで自分勝手に決めつけてそれに縛られている、自分の生きる世界の狭さを知る事なんです。
大切なことは何も知らないという所から出発して学ぶという、人間にとっての生涯をかける使命からの呼びかけが孤独とか不安といった形で表れているのではないでしょうか。
不安は孤独は世界を開く鍵です。大切にしてください。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
少しずつ自分のことを受け入れて、現実と向き合っていける様に頑張ろうと思います。
ありがとうございます。
もしかすると、自分の中で人との繋がりや優しさを当たり前の様に捉えていたのかもしれません。
恵まれている環境に居る感謝を忘れずに、色んな事を学んでいきたいと思います。