大好きな祖母が危篤になりました。
少し遠くに住んでいる祖母が、昨日急に危篤になりました。腰の手術のために入院していたところ、病院食を喉につまらせて窒息、一時心肺停止、その後心臓は動きましたが、自発呼吸ができない状態が続き、現在人工呼吸器をつけてICUにいます。意識は戻っていません。
もともと元気な人で、腰の手術のために入院していたので、家族全員「まさか」という気持ちです。お医者さんの話では、このまま意識が戻らず、心臓が再び止まってしまうかもしれないとのことでした。もちろん、徐々に回復する可能性もありますが、年齢的に覚悟も必要だろうと言われました。
今は祖母の回復を信じて待っていますが、祖母が頑張っているときに、普通に日常生活を送っていることも焦燥感に駆られてしまいます。昨日病院に駆けつけた時に、人工呼吸器につながれている祖母も見ました。反応はなくとも声もかけました。でもどこか心の中で実感がありません。「わかっているのに、わかっていない」状態です。でもすごく別れが怖いです。
大好きで大切な人がこの世からいなくなってしまうのではないか、と考えた時に、私はどうしたらよいのでしょうか。祖母は私を本当に大切に想ってくれました。私は宝物だとよく言ってくれました。私に会いたがっていることも電話で伝わってきましたし、時間を見つけて会いに行っていました。でもまだまだ、これからも会いたかったです。まだ、祖母は頑張っています。
そんな祖母に、私にできることはあるのでしょうか?また、どのような心でいればよいのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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会えるときに会って、声をかけて感謝や想いを伝え続けましょう。
心配ですね。。。
会うことができたのね。
今、懸命に頑張っておられますよ。
老いというものは、身体のいろんな機能を低下させていきますね。
あなたに出来ることは、悔いのないよう、
会えるときに会って、声をかけて感謝や想いを伝え続けましょう。
反応がなくても、聞いていてくださっている、届いていると。
心の中からでも。
そして、お祖母さまの体力を信じましょう。
私も、ここから念じていますよ。
愛別離苦
いいおばあさまなんですね。お孫さんに慕われるような、いい人生を過ごして来られたのだと思います。長く、元気でいて欲しいと願ってもらえる。祈ってもらえる。暖かい思い出を蘇らせながら、感謝の気持ちで旅立ちを見送る。かほさんはそういう気持ちで、おばあさまをお見送りされると思います。
同じ人生を生きるなら、感謝されながら、労われながら、惜しまれながら、見送られたいものです。そういう人間となって、晩年を迎えたいものです。地位と名誉と財産が旅立とうとする者の人生を彩ってくれる場合も無くはないですが、何よりも大事なのは「残される人々に、まごころと愛情を与え伝えて生きてきたか」ということです。
では、今自分がしてあげられることは何かと考えた時、あまり出来ることはありません。10年前の11月に私の実父が亡くなり、9年前の3月に実母が亡くなりました。実家まで車で飛ばして2時間弱、入院していた病院まで車で3時間かかります。頻繁に見舞ってあげたいけど、仕事があると思うようにはいけません。そういう思い出の方が多いです。
かほさんのおばあさまの今の病状ですと声をかけても反応は難しい。ICUでは手を握ったり身体をさすったりしてあげることも難しいでしょう。何かしてあげることは無いかと考えても、あまり有りません。最後の時、お別れの時、あまり出来ることはありません。ドラマのようにはいきません。いままでの出来事をひとつひとつ噛みしめ、ひとつひとつに感謝することです。それが大事です。
タイトルに四苦八苦の一つである愛別離苦と書きました。人生の中で、大切な方、愛する方とのお別れは必ずやってきます。今回だけではなく、これからもあります。そのことは覚悟しなければなりません。そのことを、おばあさまは教えて下さっています。いざという時に出来ることは限られる。だから、元気な時に出来ることを精一杯しておかなければ。素敵なおばあ様だったからこそ、このことを感じ取れると思います。
質問者からのお礼
中田住職
先日はオンライン相談に乗っていただき、ありがとうございました。あれから気持ちは落ち着き、前向きになりつつあります。
まだ祖母は頑張っているので、心の中から感謝の気持ちを込めて、回復を祈りたいと思います。ご回答いただき、ありがとうございます。
吉田住職
本当に、当たり前なんてないのだと痛感しました。祖母はみんなに慕われる素敵な人です。私もそんな人になりたいと思います。祖母の病院も私の家から近くにありませんので、頻繁に通うことは難しいです。私にできることはあまりないのかもしれませんね。ただただ、祖母を信じて待ちます。ご回答ありがとうございました。