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霊感の強い息子について。

回答数回答 2
有り難し有り難し 33

はじめまして。
先月、母を亡くした者です。
もうすぐ四十九日を控えてるのですが、
息子が、母(息子からすると祖母)が亡くなった後から祖母の霊が見えると言い始めました。

現在、祖父の家にお骨や仮位牌があるのですが、私の家からすぐなのでよく
お線香をあげに行くのですが、
その部屋へ入ると「あ、おばあちゃんそこにいる」とか「⚪️⚪️(可愛がってたペットの名前)を抱っこしてそこに座ってる」と具体的に話します。

私も始めは半信半疑でしたが、母と話してみたい気持ちがあったので、亡くなった時に側に居なくてごめんとか、救急室でずっと声かけしてたんだよ、とおばあちゃんに伝えてと言ったらそれぞれの質問にちゃんと答えてくれました。

息子からおばあちゃんに、「何か話したい事ある?」と質問したら、家に泊まりに来て欲しかったと言われました。
亡くなる前に「コロナウィルスの影響
で、学校かしばらく休校になるから
おばあちゃん宅へお泊まりに行っても良い?」と話した事があり、その時祖母は
「良いよ」と言ってました。
だけど、泊まりに行く前に亡くなってしまったので、昨日私含めた3人で泊まりに行きました。

部屋に入ると、息子が「あ、おばあちゃん⚪️⚪️といるよ」といつも見える場所を教えます。

私が息子を通して「おばあちゃん、そっちで寂しくない?」と話したら少し寂しい表情で「これからどこへ行くのか心配だ」と話したので「心配しなくて良いよ、おばあちゃんは生きてる時に家族や人のために沢山尽くして来たから良いところに行けるよ」と声かけしました。

息子を通して、母とコンタクトとれるのは嬉しいのですが、息子の身体も心配なので「おばあちゃん見えるかもしれないけど、意識しないで普通にお線香あげて手を合わせなさい」と声かけしてます。

始めての身内の死と言うことで、何もかもわからない中でできる限りの供養をしてます。(毎日私はお線香をあげに行き、7日毎の法要も家族4人で行ったり)
今月末に四十九日を迎えるので、その後はもう母の姿は見えなくなるのか?
見えたとしても、あえてコンタクトとらない方が良いのか?等どうして良いのかわからないので、良きアドバイスがありましたら教えて頂けますよう、よろしくお願いします🙇


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

不思議ですが、そういうことはあります。

不思議なことですが、実際、そのような出来事を体験している人はいます。
多くの事例も経験していますので否定はしません。

息子さんの年齢が不明なので、どのように会話しているのか分かりませんが、少なくとも見ない世界が見えているということです。
ただ、だからと言っていつまでも続くことはないと思います。それぞれの次元が変われば、丁度、ラジオの周波数が変われば聞こえなくなるようなものでしょう。

必要がなければコンタクトも必要ありませんから、無理に何かしようとすることありません。もし、何かあれば、また、お話しください。

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新たな旅立ちをお祝いしましょう

「中陰の間は魂は身近に留まり、満中陰で旅立つ」という謂われは、こういう事例から出てきたのでしょう。息子さんの言っていることは本当だと思います。
 仏教的に厳密にいえば、これも幽霊(餓鬼)に転生した一例になります。六道のうち、餓鬼や天人に転生すると、身体がなくパッと心だけで生まれる(化生けしょう)ので、前世の姿を保ち、しかも前世の記憶もあります。
 人間界の傍に生前のほぼそのままの姿でいるのは、天人の中の一番レベルの低い地居天(ちごてん)か餓鬼の中の一番レベルの高いものです。見分けは、にこにこ安心していたら天人、次がどうなるか不安そうなら餓鬼です。
 たいてい、中陰の五十日足らずの間に自分で覚悟を決めて次の一歩を踏み出します。その決意によって、たいてい良いところ(天人)に転生するでしょう。満中陰を過ぎてもうろうろしていたら、地縛霊みたいに、何十年でもそのままいます。気が変わって生まれ変わりたくなったら生まれ変わります。
 そういう理屈を頭に入れて、そこからより良いところに旅立てるように応援してあげてください。
 本人と連絡が取れるのですから、簡単です。やり方は二種類です。
 一つは、人間界での本人の善行為を思い出させてあげる。こちらがやってもらって嬉しかったことや見ていて感心した善行為や日々の生き方などを素晴らしいことだと思い出させてあげるのです。そして、そのような善行為によって、次も良い生が待ってると送り出してあげます。やったりやらなかったりした後悔や悪行為は、話題にしないでください。それに足を引っ張られると困ります。
 もう一つは、追善供養です。本人の代わりに親族などが善行為をして、その功徳を「これはあなたに上げます」と功徳廻向するのです。満中陰法要もその一つです。金額はどうでもよいのですが気持ちを込めてお寺にお布施して仏法僧のために役立ててもらい、ついでにお経や説法でも聞いてこちらも心を清め、それらの功徳を、「これはあなたのために行いました」と、廻向するのです。それを受け取って、心清らかになって、良いところに生まれ変われます。
 藤本晃『功徳はなぜ廻向できるの?』(国書刊行会)を、よろしければご参照ください。

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質問者からのお礼

アドバイスありがとうございました🙇
息子の年齢は10才です。
あえて何もせず、自然にしてれば良いとの事で安心しました。

四十九日過ぎても、お仏壇に手を合わせ、位牌を母だと思い話しかけたいと思います。

また何かありましたら、ご相談のほどよろしくお願いします🙇

こんにちは。
アドバイスありがとうございます🙇

息子が見てる母の姿は、遺影と同じく
穏やかな表情との事なので、安心しました。
四十九日は来月1日ですが、明後日お寺にて法要がありますので、家族みんなでしっかり供養したいと思います。

そしてこれからも、仏壇の前で手を合わせ、日々の出来事など話しながら供養していきたいと思います。

ありがとうございました🙇

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