祖母の介護と就職活動に挟まれています
はじめまして。21歳、大学4年生、現在就職活動中のみどりと申します。
本日は、タイトルにある通り、現在の私の状況からやってくる悩みを聞いていただきたく相談に参りました。
私は今、祖母の介護と就職活動の板挟みにより、心が折れてしまいそうです。心よりも先に、身体に不調が出てしまい、日中は吐き気と目眩がひどく、横になって過ごすことがほとんどです。
介護離職という言葉をよく耳にしますが、このままでは介護無職になってしまいそうです。
祖母を理由にしてしまう自分が嫌になってしまいますが、介護の不安が先立って、就職活動に身が入らないのも事実です。
今の状況をどう受け入れたら良いのでしょうか。相談に乗っていただけると幸いです。
以下、祖母の介護と、私の就職活動の状況について記します。
①祖母と私の関係
祖母は祖父と二人暮らし
私は、祖母の家から車で1時間程度の場所にある実家暮らし
祖母の介護、と書いてしまいましたが、実際に日々の介護をしているのは祖父であり、ケアマネージャーさんなどとの連絡を取り仕切っているのは、実家で私と共に暮らす母です。
②祖母の体調
祖母が今年に入ってから、突然怒り出すようになってしまいました。妄想も激しいのか、家族の発言を反対に捉えて悲観的になることもあります。(例:このことは大丈夫→このことはダメ)
祖父はすっかり疲れきってしまい、また、母は祖母の怒りに真っ向から向かってしまうため、祖母が怒り出したあとのダメージが大きいようです。
③私の立場
私は、祖父、祖母、母の話を聞く係です。感情的にならずに、うん、うんと話を聞くことができるため、役に立てていると感じています。
一方で、私がここで折れてはいけないぞ、誰にも迷惑をかけられないぞ、という不安もあります。祖母のこと、就職の不安について、友人に話す勇気もありません。
④私の就職活動
公務員を目指しています。
現在は一次試験に向けた準備期間です。
ただ、7月頃から一次試験である筆記試験があるのですが、上記の理由で、5月頃から勉強に身が入っていません。
文字数いっぱいに書いてしまいました。
相談にのっていただけると嬉しいです。何卒よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
助けを求める勇気をもつ。
みどり 様 相談ありがとうございます。
介護づかれ、気づかれ、自分が最後の砦という責任感を背負ってしまったようですね。
あなた自身の体調が良くないようですから、まずは家族に自分の体調をしっかり話して、自分の体を癒してください。体力を回復させないと、ますます勉強できなくなりますよ。
そのうえで、冷静に、今やるべきことを順序だててノートに書き留めておきましょう。当然、優先順位のものから日々こなしていきましょう。
出来ないことは、助けを求める癖をつけてください。
それでいいのです。勇気をもっていろんなところに「助けてください」「教えてください」と声をあげる、手をあげるもの必要です。
声をあげて助けてくれる人は、迷惑と思いませんから、勇気を出してください。
それで、まずは自分の人生を生きることを優先していいのですよ。
あなたの人生をしっかり生きることが、回りの家族にも良い影響を与えますので
介護に押しつぶされそうなときは、自分を優先していいのです。
一冊本を紹介しますので、今後の参考にしてください
橋中今日子著『がんばらない介護』(ダイヤモンド社)です。
参考にしてください。
とにもかくにも、まずは、体調の回復から!!
健闘をいのります。
一礼
追伸:ご丁寧に、早速の御礼メッセージありがとうございました。
とても私も心温まる、メッセージでした。感謝申し上げます。
無理のないように、頑張り過ぎないように、気をつけてくださいね。
合わせて、ご家族皆様のご健勝をご祈念申し上げます。
再礼
質問者からのお礼
釋 孝修様
お返事をくださり、ありがとうございます。
優しいお言葉に、大変心が救われました。
助けを求めること、自分の人生を生きること。最近の私からすっかり抜け落ちていたように思います。釋孝修様からお返事がいただけた私は、幸せだなと感じました。
お返事の通りに、早速ノートにやるべきことを書き留めました。寝る前にお返事を拝見しましたので、今夜はよく寝て、明日から、やるべきことをやっていこうと思います。
また、素晴らしい本を紹介してくださり、ありがとうございます。
先程Kindleで購入いたしました。気になる箇所をいくつか読んでみたのですが、今の私の状況と似ている方も世の中にはたくさんいらっしゃるということ、そして、それは助けを求めていいことだと気づかされました。
身体の不調は、心から来ている部分が大きいように感じています。いただいたお言葉を胸に日々の生活を過ごすことで、体調も快方に向かえると思います。
最後になりますが、たくさんの質問の中から、私の相談に乗ってくださり、本当にありがとうございました。