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空海さんについて教えてください。

回答数回答 1
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先日、テレビで高野山の内部や空海さんの事をあつかった番組を見ました。

空海さんは世界が滅びたとしてもいらっしゃる。祈り続けている。
というナレーションがありました。

私は空海さんのお名前は知っていましたが、どのような高僧であられたのか等、全く知りません。
お忙しい中、申し訳ありませんが空海さんは何故、世界が滅びたとしても祈り続ける。とおっしゃったのか?そしてどのようなお坊様だったのかを教えてください。テレビで高野山を見て神秘的な何かを感じました。
同じ仏教でも真言宗のお坊様は印を組まれたり、ご真言をおとなえしたり、ご法要の時に特別な法具を使われたりととても一般人にはわからない部分(神秘的)があるように私は思いました。
真言宗の事を分かりやすく教えて頂けないでしょうか?
急ぎませんのでどうぞ宜しくお願いいたします。

2020年6月10日 23:59

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

空海は天才である。

真言宗の僧侶として、空海の魅力が伝わるようお答えします。

空海は天才です。
語学も堪能で、学問の才もあり、さらには事業家としても活動します。
お坊さんなのになぜこれほどまでに手掛けるのか。
それは恩師のある言葉に由来します。

空海は大学を中退して、エリート官僚になる道を捨ててお坊さんを志します。
親族は猛反対。
そんな時にどうやって相手を説得したか?
なんと小説を書いたんです。
しかも儒教と道教と仏教を信仰する人たちが登場し、最終的には仏教が一番だと説得するものです。
当時は触れられる書籍も限られています。内容も難解です。
ですが若くして3つの宗教を比較できるほどの知識と表現力があった。
異次元です。

その後、唐に仏教を学びに行くのですが、都に入る証明書が信じてもらえず入国が拒否。
遣唐使団のリーダーは都宛てに何回も手紙を書くも、あてにされず。
そこで学があり筆がうまい空海が書くことに。
するとあまりの文才に「これは正式な一団だ」と認めざるを得なくなり、一発OK。
実際の文面は残されていますが、すごいですよ。
自分たちを下げすぎず、相手の持ち上げ方も嫌味がない。比喩の使い方も壮大かつ綺麗。
現代でもそう思えるのですから、当時は腰を抜かしたと思います。

都に入ると難解と言われる言語をすぐにマスター。
そしてたくさんの弟子を持つ恵果和尚という高僧のもとにアポ無しで学びに行くと、これまたすごい。恵果和尚は空海を見るなり「私はあなたを待っていたのです」と伝えたそう。ドラマチック。
そしてあまりに博学であったため、長い期間共に修行してきた弟子たちにすら教えなかった重大な教えを、突然やってきた空海に伝えるんです。
帰国したのち、それを学問として体系化したものが真言宗です。

前述したある言葉とは、恵果和尚からの言葉です。それは
「蒼生の福を増せ」
蒼生とは一般人のこと。その人たちが幸せになるようなことをしなさい、と言われたので、すぐさま日本に帰り、学問を突き詰めたり事業を起こしたりしたんですね。
後年は満濃池という湖レベルの池を作る工事を手伝ったり、初めての民間向け大学を作ったり、祈ったりしますが、それもこの恩師の言葉の実践。

これは真言宗僧侶の僕たちも受け継がれています。
1500年近く前の意思が、今もなお生きている。感慨深いですね。

2020年6月13日 18:24
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有り難し
おきもち

おきもちが子供達の笑顔になりました


質問者からのお礼

石井祐晃様
お忙しい中、ご回答頂きどうもありがとうございます。
空海さんがとても素晴らしい高僧だという事がよくわかりました。
選ばれし僧侶だったのですね。

今度、図書館で空海さんの本を探して読んでみようと思います。

どうもありがとうございました。

「真言宗」問答一覧

真言宗に興味をもちました

最近仕事で行き詰まり、休職中に仏教に興味を持ち始めました。 仏教の基本的なところから、宗派の特徴など見て、なんとなくですが真言宗にひかれ、信仰してみたいなあと思うようになりました。 ですが、実家は地方で、現在の私の家には仏壇も無く、近くでお世話になっているお寺さんもありません。私自身全く宗教に関わってきませんでした。 そこで疑問に思ったことなのですが、 ①真言宗を信じている一般の方はおうちで何をしますか?お坊さんほどの修行をされない一般の方は、おうちでするのはお経を読むくらいなのでしょうか。(日々のおつとめ?というのでしょうか。教えてください。)また、それは一日何回ですか? ②家に仏壇が無く、またスペースも収入も無いので購入も難しいです。おつとめする時は何もない場所でやっても大丈夫ですか?また、かわりにこういう物でも良いよというのがあれば教えてください。 ③お寺さんとはどうご縁を結べばいいのでしょうか。電車で1時間で成田山に行けるのですが、頻繁には行けません。近所に真言宗のお寺がないので、行けそうなときに成田山に行く、でもかまわないでしょうか。 初めての質問なので読みづらかったらすみません。 よろしくお願い致します。

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真言宗僧侶と神主の資格は両立できますか?

僕は仏教と神道が大好きで神様と仏様を同じように尊い存在として崇敬しています。 明治以前両者の距離は極めて近くほぼ同じ存在と言ってもよい状況でした。 僕はそれこそが仏教、神道双方の良い所でありそれが自然な形であると信じています。 今は失われてしまった神仏習合を実践しこれから先神道と仏教の距離を少しでも近づけることができるように、また双方の立場から物が見れるように僧侶兼神主になることが僕の目標です。 僕の家も寺院なのですが父にこのことを話すと家の宗派ではこの夢を実現するのは難しいと言われました。 そこで僕は真言宗の僧侶になろうと思っています。 そのための具体的な道筋もある程度決めてあります。 真言宗の大学に通い僧侶の資格を取った後、神主の養成学校で神主の資格を取り将来的に神社本庁の神社で働くという感じです。 寺院ではなく神社の側で働くのは、鎮守社や権現様をお祀りする形でどちらかと言えば神道の要素に寛容な仏教に比べ神道は明治時代に徹底的に仏教要素を排除した状態のまま基本的に変わることなくそのまま今現在まで続いており仏教以上に神仏習合の下地が出来ていないからです。 宗派として真言宗を選んだ理由は元々真言宗に興味があった事と歴史上真言宗は他宗派や神道など他の教えに対し積極的に共通点を探し共に進んでいく姿勢を持っていたからです。 しかし一つ問題があります。 真言宗における僧侶の資格と神道における神主の資格、この両立が出来るのかが分からない点です。 先ほど書いた通り僕は神社で働きます。 その状態でも僧侶の資格を持ち続けることは真言宗では可能なのでしょうか? 知り合いに真言宗のお坊さんや信徒の方がいないため聞いて確かめることも出来ません。 勿論お金や労力など神主の仕事をしながらも宗派、教団のために出来ることは全て果たしていきたいと思います。

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