お坊さんは疲れないの?
自分も相談させていただいたことがある立場で恐縮ですが、素朴な疑問です。
お坊さんはこちらのサイトだけに限らず、普段からたくさんの人に相談されているかと思いますが、
それって肉体的にも精神的にも疲れたりしないのですか?
もちろん疲れるとは思うのですが、「もうヤダヤダ!(;_;)」みたいなモードにはならないのでしょうか?
私は普段から人に相談されることがそこそこある方かと思いますが、重めな内容で一日4件以上になると、もうヤダヤダ!モードになり、かなり疲れます。
もしそうならないのであれば、もともと器が大きいのか、修行で修得したものとかなのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
疲れますね。
連続でハスノハの質問に答えてたら、精神状態がまずくなったこともあります。最近は時々覗いて、答えたい質問に答えるようにしています。自分が大事ですからね。
普段の仕事ではやはり葬式が大変です。やることはそんな大したことはないのですが、全身筋肉痛で、よく温泉やマッサージに行っていました。
あと、忙しい時には神経性胃炎になったりしました。胃カメラ何度も飲んで、ガスターもらいました。
師僧が本山の貫主になったプレッシャーで、病気になってしまってはや17年、そりゃ坊さんも人間なので、疲れますよ。
善人になろうとすると疲れますね。
井澤師もお書きになられていますが葬儀はとても大変です。人前に出ると優れた者として見られたいという意識が働きますが、実際の自分は拙いので偽らなければならないので疲れます。
自分の本音を話せる人や場所が一つでもあれば「もう嫌だな」と思っても乗り越えられるのではないでしょうか。
私の先生がよく「嘘と言い訳の人生です」と言われます。本音を話す人に会うとほっとしますね。
普通のサラリーマンの方が疲れます。
私は在家から脱サラして僧侶になりましたが
サラリーマンの頃の方が
煩わしい仕事や人間関係で疲れていました。
今は住職として
責任ある役目を仰せつかっておりますが
後ろに仏さまが控えてくださっているので
気楽に安心して勤めることが出来ます。
質問者からのお礼
お忙しい中、私の素朴な疑問にご回答いただき、ありがとうございました!
やはりお坊さんでも疲れるのですね。
仏様がいらっしゃるという支えがあっても、とても大変なお仕事なんだと考えさせられました。
ついついお坊さんは鋼の精神を持っていると思ってしまいますが、決してそうではないということ、そんな中でも優しさと愛情をもって相談にのってくださっているということに深く感謝いたします。
こちらのサイトのお坊さんはもちろんですが、普段周りで相談に乗ってくださる方々の言葉は、自分の身を削って伝えてくださった教えなのだと感じました。
相談に対する応えがたとえ厳しい内容でも、大切に心に留めて、今後の人生に活かしていける人間になりたいと思います。
貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
世界中が大変な時ですが、みなさまどうぞご自愛くださいませ。