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お坊さんは疲れないの?

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自分も相談させていただいたことがある立場で恐縮ですが、素朴な疑問です。

お坊さんはこちらのサイトだけに限らず、普段からたくさんの人に相談されているかと思いますが、
それって肉体的にも精神的にも疲れたりしないのですか?
もちろん疲れるとは思うのですが、「もうヤダヤダ!(;_;)」みたいなモードにはならないのでしょうか?

私は普段から人に相談されることがそこそこある方かと思いますが、重めな内容で一日4件以上になると、もうヤダヤダ!モードになり、かなり疲れます。

もしそうならないのであれば、もともと器が大きいのか、修行で修得したものとかなのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

疲れますね。

連続でハスノハの質問に答えてたら、精神状態がまずくなったこともあります。最近は時々覗いて、答えたい質問に答えるようにしています。自分が大事ですからね。

普段の仕事ではやはり葬式が大変です。やることはそんな大したことはないのですが、全身筋肉痛で、よく温泉やマッサージに行っていました。

あと、忙しい時には神経性胃炎になったりしました。胃カメラ何度も飲んで、ガスターもらいました。

師僧が本山の貫主になったプレッシャーで、病気になってしまってはや17年、そりゃ坊さんも人間なので、疲れますよ。

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個別相談可能
浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)、その後宗門大学(浄土宗の僧侶養成機関)である大正大学佛教学部で学び加行(住職修行)を得るための修行)を受け浄土宗教師(浄土宗の正式なお坊さんとしての、住職資格)を取った後、某寺に入寺、京都の大本山黒谷金戎光明寺内にある浄土宗教師修練道場(浄土宗教師が更に1年間研鑽を務める場)にて1年間修行研鑽、その後も研鑽を続け、教学(浄土宗を中心とした仏教の教え)・法式(お経のあげ方・儀礼)・詠唱(ご詠歌・和讃)・布教(教えの伝え方)・雅楽の研鑽を積んでいます。 がしかし、もともと小学校時代から精神疾患で、大学で精神科初診、20代は通院しながら、学業・修行・僧職を勤めていましたが、30代で仕事と結婚のストレスがさらにかかり、大きく心身の体調を崩して入院して以来、寺は休職しています。そして、今は寺を離れ草庵に暮らしています。 2003年に大きく体調を崩して、入院以来入退院を23回繰り返しています。40代過ぎから、徐々に精神的に安定し、50代手前の最近少しバイトが出来るようになりました。デイケア、障害者職業訓練、B型就労支援事業所とステップアップし、単発派遣から初めて、バイトで、2社に勤めて、体調悪化で入院してこの2社をやめて、今は3社目のアルバイトをしています。その中で得られた人間的成長の気づきもフィードバックしていきたいと思います。 精神障害2級の統合失調症・双極性障害・不眠症持ちです。 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 連絡先は、blister55.takahiro@gmail.com
対応できる時間は昼間です。音声のみにてお願いいたします。体調などにより対応できない場合もあります。専門分野は精神疾患・恋愛・人生・仕事・浄土教などです。よろしくお願いします。

善人になろうとすると疲れますね。

井澤師もお書きになられていますが葬儀はとても大変です。人前に出ると優れた者として見られたいという意識が働きますが、実際の自分は拙いので偽らなければならないので疲れます。

自分の本音を話せる人や場所が一つでもあれば「もう嫌だな」と思っても乗り越えられるのではないでしょうか。
私の先生がよく「嘘と言い訳の人生です」と言われます。本音を話す人に会うとほっとしますね。

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社会を上手に生きれない方々とご縁があります。 悩む姿に共感を覚えます。 私も同じような傾向があり一緒に尋ねています。

普通のサラリーマンの方が疲れます。

私は在家から脱サラして僧侶になりましたが
サラリーマンの頃の方が
煩わしい仕事や人間関係で疲れていました。

今は住職として
責任ある役目を仰せつかっておりますが
後ろに仏さまが控えてくださっているので
気楽に安心して勤めることが出来ます。

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

質問者からのお礼

お忙しい中、私の素朴な疑問にご回答いただき、ありがとうございました!

やはりお坊さんでも疲れるのですね。
仏様がいらっしゃるという支えがあっても、とても大変なお仕事なんだと考えさせられました。
ついついお坊さんは鋼の精神を持っていると思ってしまいますが、決してそうではないということ、そんな中でも優しさと愛情をもって相談にのってくださっているということに深く感謝いたします。

こちらのサイトのお坊さんはもちろんですが、普段周りで相談に乗ってくださる方々の言葉は、自分の身を削って伝えてくださった教えなのだと感じました。
相談に対する応えがたとえ厳しい内容でも、大切に心に留めて、今後の人生に活かしていける人間になりたいと思います。

貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
世界中が大変な時ですが、みなさまどうぞご自愛くださいませ。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ